『フェルメール展』がついに開幕!  展覧会ナビゲーター・石原さとみが、フェルメールに描いてもらいたい「自分」とは?

レポート
アート
2018.10.5
『フェルメール展』展覧会ナビゲーターの石原さとみ

『フェルメール展』展覧会ナビゲーターの石原さとみ

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2019年2月19日まで、東京・上野の上野の森美術館で開催中の『フェルメール展』。17世紀オランダを代表する風俗画家であり、世界の美術史に「光の魔術師」として燦然と輝くヨハネス・フェルメール。35点しか現存しないとされる作品のうち、史上最多の9点が来日する本展は、まさに今年一番の注目展といえる。そのオープニングイベントが開幕前日に行われ、本展の展覧会ナビゲーターを務める女優・石原さとみがトークセッションに登場。音声ガイドも担当した石原は、並々ならぬ“フェルメール愛”を語って本展の魅力をPRした。

「白が特徴的なんだと本物を見て初めて思った」

「それは、このうえもなく優雅な事件」と謳われている今回の『フェルメール展』。1点来日するだけで数十万人の観衆を集めるフェルメール作品だが、今回はヨーロッパとアメリカから初来日の3点含む計9点が集結するとあって、美術ファンの枠を越えて世間からの注目が集まっている(うち2点は一部期間のみの展示)。

フェルメール作品の色彩を連想させる山吹色のワンピースに身を包んだ石原は、フェルメール作品が一堂に集められた「フェルメール・ルーム」に登場。まず、7月の記者発表会で注目作のひとつに挙げていた《牛乳を注ぐ女》を前にした感想を求められると、「ポストカードでもポスターでも本でも写真集でも、タブレットでも細かいところまでズームアップして何十回と見てきたつもりでしたが、直接本物を見ると『こういう色なんだ』と驚きました」とさっそく興奮気味に。とりわけ白色に感動を覚えたそうで、「フェルメールというと、黄色や青が特徴的で私も好きな色なんですが、白が特徴的なんだと本物を見て思いました」と本物の“通ぶり”をうかがわせるような感想を述べた。

《牛乳を注ぐ女》の前でフェルメールへの思いを語る石原

《牛乳を注ぐ女》の前でフェルメールへの思いを語る石原

司会を務めるフジテレビの三宅正治アナウンサーが質問を投げかける形でトークは進行。続けて、フェルメールルームについての感想を聞かれた石原は、「こんなことは世界初だと思います。描かれた順番で並べられているのもフェルメールの生きた歴史を感じますし、あと何よりも彼の日常の生活を描く暖かさだったり柔らかさだったり……。写真集で見ていると穏やかな印象だったんですけど、実際にこの空間に入ってみると『強さ』が感じられて、空間も味わうというのはとても贅沢だと思いました」と語った。

この日はネイルの色も“フェルメール・ブルー”

この日はネイルの色も“フェルメール・ブルー”

本展は石原のナレーションによる音声ガイドが無料で借りられるシステムになっている。収録時に意識したことに話が及ぶと、「はじめは声から伝わる誠実さみたいなものを出そうとしていたんですけど、途中からフェルメールに感じる暖かさとか柔らかさを出したほうがいいなと気付いて最初から全部撮り直しました」と裏話を明かした。これには、プロの三宅アナも「え、そうなんですか!」と驚きの顔。さらにボーナストラックについても制作段階から参加したそうで、「自分自身が学んでいく中で発見したりハッとした内容を選んでいます。フェルメールルームに向けてフェルメールに対してどう思うのか、自分の言葉を入れさせていただいているので、途中の階段などで聞いて気分を高揚させてほしいです」とプッシュした。

「こんな機会は二度とないので、本物を見にきてほしい」

「学んでから見ると、やはり見方は変わります。でも、フェルメールの絵は感じるものがたくさんあるので知識がなくても楽しめる。あと、遠いものではなく生活を描いているので親近感が湧いたり、自分自身の生活を投影できる部分もあるのでとても見やすいと思います」と語った石原。「石原さんがモデルだったら、フェルメールに日常のどんな場面を描いてほしいですか?」という変化球の質問にも、「台本を覚える時の集中力が凄いと言われるので、机の上で台本を覚えている時の極限の自分を描いてほしいですね」と答えて、少し照れくさそうな表情も見せた。

音声ガイドの収録を通じて「美術がもっと好きになった」と石原

音声ガイドの収録を通じて「美術がもっと好きになった」と石原

最後は、「こんな機会は二度とないかもしれないので、ぜひ本物を見にきてほしいです」と本展を改めてPRした石原。『フェルメール展』は、来年2月3日まで東京・上野の上野の森美術館、2月16日~5月12日まで大阪・大阪市立美術館にて開催される。なお、東京での本展は日時指定入場制となっているので、訪れる際は公式サイトなどで入場方法をチェックしてから行こう。

イベント情報

フェルメール展
<東京>
会期:2018年10月5日(金)〜2019年2月3日(日)
会場:上野の森美術館(東京・上野)
開館時間:9:30〜20:30(最終入場は閉館時間の30分前) ※開館・閉館が異なる日もあります。
休館日:12月13日(木) ※休館日が追加となる場合があります。
入場方法:日時指定入場制 
入場料:前売日時指定券 一般2500円、大学・高校生1800円、中学・小学生1000円
お問い合わせ:0570-008-035(インフォメーションダイヤル)
<大阪>
巡回情報:2019年2月16日(土)〜5月12日(日)大阪市立美術館 ※東京展と一部展示が異なる。
※日時指定入場制、チケット発売日、購入方法などの詳細は公式サイトを参照
【公式サイト】www.vermeer.jp
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