細田守監督のアニメ『未来のミライ』がアニー賞・長編インディペンデント作品賞を受賞　日本人監督作では初

細田守監督のアニメーション映画『未来のミライ』が、第46回アニー賞の長編インディペンデント作品賞を受賞したことがわかった。

『未来のミライ』は、『サマーウォーズ』『バケモノの子』などで知られる細田監督の最新作。甘えん坊の男の子“くんちゃん”と未来からやってきた妹“ミライちゃん”の、兄妹を描いた物語だ。

アニー賞は、国際アニメーション映画協会が主催し、アニメ作品とそのスタッフに与えられる賞。1972年から始まり、「アニメのアカデミー賞」と呼ばれている。同賞で日本人監督の作品が長編インディペンデント作品賞を受賞したのは、今回が初めて。アメリカ・ロサンゼルスでの授賞式に参加した、細田監督のコメントは以下のとおり。

 

細田守監督

名前を呼ばれたときに驚きましたが、本当に嬉しかったです。この映画は私の子供をモデルにしたプライベートな作品なんですが、こんなに小さな作品が世界を網羅する大きな賞をいただき、世界中の人と手をつなぐことができた、気持ちが通じ合えたということに、驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。日本のとある普通の家族の話が、いろんな国の人たちに届き、観ていただけたということを光栄に思います。『未来のミライ』を観てくださった人たち、スタジオ地図のみんな、そして奥さんと子どもたちに感謝しています。どうもありがとう。

 

『未来のミライ』は、今回授賞したエミー賞のほか、先日発表された第91回アカデミー賞のノミネーションで長編アニメーション映画賞の候補となっている。