パールクールパフォーマー・ZENがアーバンスポーツの世界大会出場へ　『FISE WORLD SERIES HIROSHIMA 2019』出場者を発表

3月21日、渋谷キャストにて『FISE WORLD SERIES HIROSHIMA 2019』出場者発表会が行われ、パールクールのZENほか、出場者の一部が登壇した。

『FISE WORLD SERIES』は「エクストリーム・スポーツ国際フェスティバル」を意味するフランス語の略「FISE」を冠した大会。BMX、スケートボード、ボルダリング、パルクール、ブレイクダンス、インライン・スケートなど25種目を超えるアーバンスポーツで、プロ／アマの男女アスリートが競い合う。2018年4月に初開催された『FISE WORLD SERIES HIROSHIMA 2018』には、初日が雨天中止になったものの、約8万6千人が訪れた。『FISE WORLD SERIES HIROSHIMA 2019』は、2019年4月19日から21日の3日にわたり、旧広島市民球場跡地、NTTクレドホールにて開催される。

今回、出場が発表されたのは、LDH JAPAN所属で映画『HiGH&LOW』のピー役でもしられるパルクールのZENをはじめ、スケートボード ストリートの池田大亮、ボルダリングの杉村紗恵子、アグレッシブインラインの安床武士、ブレイクダンスのShigekix、BMX フリースタイル パークの大池水杜、BMX フリースタイル フラットランドの片桐光紗季の7名。

発表会では、一般社団法人 日本アーバンスポーツ支援協議会会長の渡辺守成氏が、「本大会では来場者20万人を達成したい。最終的な目標としては、渋谷のスクランブル交差点を舞台に開催し、109のビルをボルダリングの選手が登るところを見たい」と目標を語った後、選手たちが登壇。トークセッションでは、ZENが片桐に「新技のインスピレーションはどこから？」との質問も。片桐は、「Instagramで上手い選手の動画を見て、それを自分の技にどう組み込んでいくかを考える」と回答すると、ZENは、「BMXやスケートボードの動画から、自分の競技にはない動きを持ってくるようにしている。パルクールは身体ひとつで行う分、身軽だが、他の競技は自転車やボードがあるため、身体の使い方やリズムが全く異なり、勉強になる」と答え、来場者らを感心させていた。

また、大池と片桐がBMX、Shigekixがブレイクダンスのパフォーマンスを行うと、アクロバティックな技の数々に大きな拍手が。司会者からどのようにブレイクダンスを習得したのかを問われると、Shigekixは「最初は腕で身体を支えるだけでいっぱいだったのが、日々の練習を重ねる中で少しずつできるようになった」と明かした。

イベント後は、パルクールを体験できるワークショップも実施。来場者は、身体ひとつで障害物を乗り越え、目的地へ移動する同競技を快晴の渋谷で楽しんだ。

『FISE WORLD SERIES HIROSHIMA 2019』は4月19日から21日にかけて、旧広島市民球場跡地、NTTクレドホールにて開催される予定。