東京・春・音楽祭 2019 、東京春祭 for Kids 『子どものためのワーグナー《さまよえるオランダ人》』(バイロイト音楽祭提携公演)初日公演レポート

レポート
クラシック
2019.3.22
 写真提供:東京・春・音楽祭実行委員会/撮影:青柳 聡

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2019年3月21日、大手町にある三井住友銀行 東館 ライジングスクエア 1 階 アース・ガーデンで 東京春祭 for Kids『子どものためのワーグナー《さまよえるオランダ人》』の初日公演が開幕した。

写真提供:東京・春・音楽祭実行委員会/撮影:青柳 聡

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このドイツ・バイロイト音楽祭との提携による本公演は、東京・春・音楽祭(3月15日〜4月14日)15周年の節目を記念して始まる新プロジェクトだ。2009年からドイツ・バイロイト音楽祭で始まったもので、今回がドイツ国外で初めての上演となる。バイロイト音楽祭総監督 カタリーナ・ワーグナー演出・監修のもと、3時間におよぶワーグナーのオペラを子どもでも分かりやすいように60分に再構成しており、友清崇(オランダ人)、田崎尚美(ゼンタ)、昨夏バイロイトデビューを飾ったばかりの金子美香(マリー)ら日本の実力派若手歌手が出演し、ドイツの若手指揮者ダニエル・ガイスが指揮、東京春祭特別オーケストラの演奏で行われた。

写真提供:東京・春・音楽祭実行委員会/撮影:青柳 聡

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歌手は日本語で台詞を語りつつ、歌はドイツ語で歌い、客席からわずか数メートルの位置にある横長の舞台は、客席から向かって左側が舞台、右側には30人編成のオーケストラが配置され、迫力あるワーグナー歌手の歌声とオーケストラの演奏がダイレクトに伝わる格好となっている。初日は訪れた約150名の観客で会場は満席。子どもたちは間近で観るオペラの迫力に圧倒されていた。

写真提供:東京・春・音楽祭実行委員会/撮影:青柳 聡

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残る上演日は3月23日(土)と 24日(日)、いずれも11時と14時の2回公演。
終演後には出演者と子どもたちのフォトセッションの時間も設けているので、ぜひ親子で行って楽しんでほしい。

写真提供:東京・春・音楽祭実行委員会/撮影:青柳 聡

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■バイロイト音楽祭と「子どものためのワーグナー」とは?
作曲家リヒャルト・ワーグナーが自らの作品の理想的な上演を求め、ルートヴィッヒ二世の援助を受けドイツ・バイロイトに劇場を建てて始めた音楽祭。毎年ワーグナーの作品を上演しており、世界中のファンが訪れる。音楽好きのメルケル首相などの政治家や、各界の著名人、そして「ワグネリアン」と呼ばれるワーグナー作品の熱狂的な愛好者が世界中から集まることでも知られる。
ワーグナーの曾孫であるカタリーナ・ワーグナーによって、2009 年に立ち上げられたのが「子どものためのワーグナー」。7年間でバイロイト音楽祭で上演されるすべてのワーグナーの主要作品が完結し、2016 年からは第 2 チクルスと称して新しいシリーズが始まっている。子どもはもちろん、大人も親しみやすくワーグナーの本質的な部分を見ることができると、現地でも好意的に捉えられている。

 

公演情報

東京春祭 for Kids
『子どものためのワーグナー《さまよえるオランダ人》(バイロイト⾳楽祭提携公演)』


■日時:
2019 年 3月23日(土) 11:00 / 14:00 [各回約 60 分]
2019 年 3月24日(日) 11:00 / 14:00 [各回約 60 分]
 
■会場 三井住友銀行 東館 ライジング・スクエア 1 階 アース・ガーデン
(東京都千代⽥区丸の内 1-­3­-2)
■提携 バイロイト音楽祭 / BF Medien GmbH

■出演 
ダニエル・ガイス(指揮)、友清 崇(オランダ人)、斉木健詞(ダーラント)、
田崎尚美(ゼンタ)、高橋 淳(エリック)、金子美香(マリー)、菅野 敦(舵手)、
東京春祭特別オーケストラ(管弦楽)

■音楽コーチ︓ユリア・オクルアシビリ
■監修︓カタリーナ・ワーグナー
 ダニエル・ウェーバー
 ドロシア・ベッカー
■編曲︓マルコ・ズドラレク
■演出︓カタリーナ・ワーグナー
■美術︓Spring Festival in Tokyo
■照明︓ピーター・ユネス
■衣装︓Spring Festival in Tokyo
(オリジナル版<2016 / バイロイト>:イナ・クロンプハルト)
■プロジェクト・マネジメント︓マルクス・ラッチュ
■芸術監督︓カタリーナ・ワーグナー
 
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