ヤンマガの傑作が福士誠治主演で蘇る!舞台「ホテル・カルフォリニア」
「ホテル・カルフォリニア~HOTEL CALFORINIA~」 Ⓒすぎむらしんいち/講談社
まるで映画のようなドライブ感を舞台で!
90年代、ヤングマガジンにて連載されていた鬼才すぎむらしんいちの傑作クライムアクションギャグコミック「ホテル・カルフォリニア~HOTEL CALFORINIA~」が、なんと2016年2月、舞台化されることが決定した。
北海道札幌市出身のすぎむらは、第14回ちばてつや賞ヤング部門大賞を受賞した作品「きょうの出来事」でデビュー。以降、ヤクザ、ヤンキーからマニア、オタクまで多彩で魅力的なキャラクターを次々と産み出し、独特のギャグセンスで人気を博した。(現在は「ブロードウェイ・オブ・ザ・デッド 女ンビ -童貞SOS-」を講談社『ネメシス』にて連載中)また、サブカル系への影響力もあり、過去には、大人計画主宰・松尾スズキの原作を漫画化した「老人賭博」や、いとうせいこうとタッグを組んだ作品「クローン5」などを世に送り出している。そんなすぎむら作品の中でも最高傑作と名高い、エッチでバイオレンスなストーリー&ギャグの長編「ホテル・カルフォリニア~HOTEL CALFORINIA~」。ちょっとクセのある画風がいつしかクセになり、エンターテイメント性の高さと疾走感のあるストーリー展開に「読む映画」のような錯覚すら感じる作品だ。
舞台は北海道の山奥の、開業を間近に控えたリゾートホテル。土砂崩れと社長の失踪によって、従業員たちが外界から完全に孤立。人里離れているのに環境は超豪華という奇妙な環境での共同生活が始まり、物語はとんでもない方向に…。
従業員たちはコスプレを始めて人の言うことを聞かず、借金を取り立てに来たヤクザは銃をぶっ放す、クマは徘徊する、鎧武者が出没する…。チンピラやろくでなし揃いの従業員見習い、どうしようもないやくざ、老人たちが繰り広げるプチエロ&プチバイオレンスストーリー。
本作を舞台化するにあたり、その主演を務めることになったのは、舞台、ドラマ、映画と活躍が著しい福士誠治。現在「スーパー歌舞伎II ワンピース」で市川猿之助はじめ、そうそうたる歌舞伎役者たちとともに出演、主人公ルフィの兄エース役を務めている。また、個人での活動にとどまらず、大竹浩一・斎藤工・波岡一喜と共に演劇ユニット【乱-Run-】を結成し、活動範囲を広げている。
そのほかの出演者はまだ明らかになっていないが、個性派&実力派俳優陣が福士の脇を固めるとのこと。続報入り次第お伝えしたい。
日程:2016年2月4日(木)~14日(日) 紀伊國屋ホール
原作:すぎむらしんいち/講談社
脚本・演出:大堀光威
出演:福士誠治 ほか
公式HP:http://www.nelke.co.jp/stage/HOTEL_CALFORINIA/