屋良朝幸プロデュースの舞台にジャニーズJr.末武幸紘が大抜擢！『THE YOUNG LOVE DISCOTHEQUE 2019』開幕

屋良朝幸が総合プロデュース、音楽監督をm.c.A・Tが務める新感覚ライブエンターテイメント『THE YOUNG LOVE DISCOTHEQUE 2019』が、2019年5月21日（火）東京・品川プリンスホテル クラブeXで開幕した。同日日中には囲み取材と公開ゲネプロ（通し稽古）が行われた。

本ステージは2018年2～3月、8～9月にも開催され、屋良を筆頭に演技力とダンスパフォーマンス力に定評のあるメンバーが独特の世界観を繰り広げてきた。
会見には屋良と浜中文一、「Charisma.com」のいつか、「HOME MADE 家族」のDJ U-ICHI、関西ジャニーズJr.で「Aぇ！group」の草間リチャード敬太、ジャニーズJr.の末武幸紘、UNO、suzuyaka、そしてm.c.A・Tが出席した。

会見が始まる直前、メンバーがふと客席2階を見上げる。そこには赤ちゃんを抱いた女性の姿が。「彼女は最初のDISCOTHEQUEのメンバー・NANAKOちゃんなんですよ！ ちょうど子どもが産まれて！」と屋良が解説。その言葉に浜中や草間が嬉しそうに声を上げていた。

そんなホッコリした中、会見はスタートした。「今回新たな試みがありすぎてお客さんが入るまで、どうなるか分からないんですよ」と笑う屋良。「前回からガラッと変えてて音楽も6，7曲くらいA・Tさんに書き下ろしていただきました」と屋良が話を振るとm.c.A・Tは「全部で20曲くらい。今年もかなりカッコいい曲を用意出来たなと思います」をと胸を張っていた。

「前回以上にお客さんを巻き込む」事を強調した屋良。「今回もディスコ・ティーチャーであるハイビス カス男が登場しますしね！」と“中の人”浜中に話を振ると浜中もニッコリ。改めて屋良は「開演前からお客さんを巻き込む仕掛けを作りたいと思っています。無理のない範囲で始まる前からお客さんと一緒に踊りたいです、カス男さんが」と期待を持たせていた。公式ホームページにも公開されている事前練習用のダンスを実演して、とふられた浜中は「忘れちゃった！」と素でこたえ、一瞬記者に背中を向けて屋良と相談、その後「カス男の弟子が代わりに踊ります」と屋良に実演させていた。

「ディスコって皆が同じ空間で同じダンスをするイメージがある。だから観に来るというのではなく、遊びにくるという感覚で来てくれると楽しめる、踊りに来て欲しいです」といざなった。

初回から連続で出演している事務所の後輩・草間は、屋良について「相変わらず、ちゃんとした先輩です」と話す。すると、浜中が「ちゃんとしてない先輩がおるみたいやん」と自分を指さしつつセルフツッコミ。その言葉に笑いながらも草間は「（屋良は）空間を作り出すのがうまいし、みんなを引き込む力がすごいなと思います」と全幅の信頼を寄せる。そんな草間を「前回からすごく変わったんです。『Aぇ! group』というグループを組んだらしく、責任感や自分のやるべきことが見えたのかな。すごくしっかりしてますので、彼に頼る事がいっぱいあって」と屋良が褒めちぎると、「プ、プレッシャーが……」と恐縮しまくる草間だった。

そして「東京からも一人Jr.を」という事で新加入した末武は、「無所属！」と屋良に茶々を入れられる。事務所のダンスレッスンを見にいった屋良は「タッキー（滝沢秀明）と相談をして末武の踊りを見た時に『踊り、好きなのかな？』と思って、幸紘を使いたいと決めました」。さらに「その時は一言もしゃべらずに『DISCOTHEQUEのメンバーに決まりました！』って伝えてもらって。その後1ヶ月くらい、僕も舞台をやっていて会えなかったので“なんで僕なんだろう”という想いがあったと思う」と当時を振り返る。

末武も「なんでこのメンバーに僕がいるのかなあと思って、最初はめっちゃビックリしてたんですが、パンフレットの撮影で屋良くんに会えて、屋良くんが『やっと会えたな』って握手してくれたんです。めっちゃ良い先輩です。この作品に出られることは誇らしいと思います」と喜びを言葉にした。「ダンスレッスンはジャニーズ事務所でしかやったことがなくて（舞台の稽古のレベルに）ついていくのがやっとでついていけず、ご迷惑をおかけしたので、本番は頑張りたいです」と気合いをみなぎらせると、屋良は「楽しめればいい。お客様とのこんな距離感も初めてだろうしね。……お客さんに負けんなよ!」とあたたかいゲキを飛ばしていた。

ゲネプロでは、東京公演に出演するパフォーマンス集団「BREAK FREE」メンバーも交えてソロダンスや屋良を軸とした群舞など次々にキレのあるダンスを披露。時には観客を立たせてダンス指導を受けることも。客席と同じ高さの床で出演者が目の前で歌い踊ってくれる一体感が最高なひと時だった。

屋良がほぼ出ずっぱりで踊り、浜中はコミカルな芝居やMCで笑いを誘う、草間の身体から溢れるようなリズム感と共に、末武のダンスパフォーマンスは確かなものであり、他のダンサーたちに負けない動きを見せていた。今後が楽しみだ。

取材・文・撮影＝こむらさき