『フジロック2019』今年見逃せない女性アーティスト10組

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2019.7.8

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数ある音楽フェスの中でも特に“オシャレ大人女子”が多く集うフェスでもある『FUJI ROCK FESTIVAL』(以下、フジロック)。彼女たちのお目当ては様々だろうが、以前、より一層女子力に磨きをかけられるような刺激を与えてくれる同性アーティストをピックアップして特集記事をお届けしたところ、大変多くの反響をいただいた(https://spice.eplus.jp/articles/128129)。そしてまた、今夏の野外フェスティバルのパイオニアが創るステージには、2年前と匹敵する魅力と才能に溢れた女性アーティストたちが、世界中から登場することもアナウンスされている。

最終ラインナップとタイムテーブルが発表されたばかりだが、ソールドアウトした券種が続々と発表され、全券種が完売する可能性も高まってきている今年の『フジロック』。すべてのが売り切れてしまう前に、今年も張り切って、オシャレ大人女子として“今年見逃せない女性アーティスト10組”をステージ毎に紹介していこう。まずはグリーン・ステージから。最初のアーティストは…

<GREEN STAGE>

Superfly  [日本]
7月28日(日)16:50-17:50  GREEN STAGE

Superfly

Superfly

日本人女性アーティストの中でも群を抜いた歌唱力と伸びやかで美しい声の持ち主、Superfly。その実力で、日本人がなかなか登場することができない『フジロック』のメイン・ステージに9年ぶり2度目の登場となる。2010年のステージでは、代表曲「愛をこめて花束を」「タマシイレボリューション」を披露し、洋楽ファンの多くあるフジロックのオーディエンスを圧倒させていた彼女は容姿も端麗。同じ日本人女性として見惚れたのは言うまでもない。あの頃はまだあどけなさが残っていたが、さらにパワーアップしたステージを見せてくれるだろう。絶対に見て欲しいアーティストだ。

 

JANELLE MONAE (ジャネール・モネイ) [アメリカ]
7月26日(金)16:50-17:50  

JANELLE MONAE (ジャネール・モネイ)

JANELLE MONAE (ジャネール・モネイ)

ミュージシャンとしてだけではなく、女優としても大活躍中のジャネール・モネイ。2007年、活動を始めていきなりグラミーにノミネートされ、2011年には1stフル・アルバム『The ArchAndroid』がグラミー2部門にノミネート、その年はブルーノ・マーズ、B.o.Bと並んでパフォーマンスを披露して圧巻のステージを見せつけた。そして彼女を一躍スターダムにのし上げたFUN.のシングル「We Are Young」の大ヒット。稀代のアーティストの『フジロック』初出演となるこのステージは歴史に残る可能性大。


HIATUS KAIYOTE (ハイエイタス・カイヨーテ) [オーストラリア]
7月28日(日)14:50-15:50 

HIATUS KAIYOTE (ハイエイタス・カイヨーテ)

HIATUS KAIYOTE (ハイエイタス・カイヨーテ)

こちらも『フジロック』に初登場のフューチャー・ソウル・ユニット、ハイエイタス・カイヨーテ。昨秋、紅一点のカリスマ・ボーカリスト、ネイ・パームが乳がんを患っていることを公表。ファンにとってはフジロック出演がアナウンスされたことで心配も少し和らいだことだろう。『グラストンベリー』、『モントルー・ジャズ・フェス』、『ノース・シー・ジャズ・フェス』等の歴史ある世界のフェスに参戦しながら変幻自在のジャム・バンドとしての本領を発揮。苗場でも世界をうならすステージで魅了してくれるはず。


ANNE-MARIE (アン・マリー) [イギリス]
7月26日(金)12:50-13:50 

ANNE-MARIE (アン・マリー)

ANNE-MARIE (アン・マリー)

これまでの『フジロック』では見られなかったタイプのポップ・シンガー、アン・マリー。ミュージカルで裏付けされた歌唱力で放たれる、ストレート且つ等身大のメッセージは全英チャートを賑わし、UKポップスを牽引する一人。2016年、歴史的大ヒットを記録したクリーン・バンディットの「ロッカバイ」への参加で一躍名が知られ、BRIT Awards 2017では4部門にノミネート、エド・シーランのヨーロッパ・ツアーのオープニング・アクトへの抜擢、2018年にはDJマシュメロとコラボした「フレンズ」の動画再生回数は7000万回を突破。日本の大人女子もきっと共感してスッキリできる、今見ておきたいアーティスト。


SIA (シーア) [オーストラリア]
7月27日(土) 21:10-22:25  

SIA (シーア)

SIA (シーア)

今年の『フジロック』で、この人を見ないわけにはいかないでしょう! THE CHEMICAL BROTHERS、THE CUREという、言うなれば“『フジロック』のお馴染みヘッドライナー”に挟まれ…というよりは、そのど真ん中をドーンと割って入ったかに見えるほどの斬新さと意外性を感じさせる異色のヘッドライナー、SIA。2014年、2016年のグラミーでは数部門にノミネートされた他、リアーナ、ビヨンセ、ケイティ・ペリー、マルーン5などの超大物アーティストに楽曲提供するなど今や世界のポップス界になくてはならない人。オフィシャルサイトに記載された今後のライブ予定はフジロックのみ! 顔を見せないポップス女王の想像すらできない初来日公演・初フジロックをけして見逃さないように。


<WHITE STAGE>

COURTNEY BARNETT (コートニー・バーネット) [オーストラリア]
7月27日(土) 16:30-17:20  

COURTNEY BARNETT (コートニー・バーネット)

COURTNEY BARNETT (コートニー・バーネット)

同時間にグリーン・ステージに立つアジカンのゴッチが「観られないじゃん。涙。」という嘆きのツイートをしたのはタスマニア生まれのシンガーソングライター、コートニー・バーネット。2015年リリースのデビュー・アルバムが世界的大ブレイクとなり、グラミーの最優秀新人アーティストにノミネート、BRIT Awardsではインターナショナル女性ソロ・アーティスト賞を受賞。新世代のオルタナ系アーティストとして押しも押されぬ彼女を一目見ようとするオーディエンスで2016年のレッド・マーキーは埋め尽くされていた。今年はホワイト・ステージへとステップアップして降臨するが、尖った刺激をお望みの大人女子たちはもしもの入場規制となる前に早めに移動してほしい。


<RED MARQUEE>

ずっと真夜中でいいのに。 [日本]
7月27日(土) 12:40-13:30
  

ずっと真夜中でいいのに。

ずっと真夜中でいいのに。

約1年前、日本の音楽シーンに彗星の如く現れた日本発のアーティスト“ずとまよ”こと、ずっと真夜中でいいのに。ボーカルのACAね(アカネ)は顔も素性も明かしておらず、オフィシャルサイトを見ても他にメンバーがいるのかどうかさえわからない。公開から1年が経過したPV「秒針を噛む」の再生回数は2400万回を超え、今年1月のライブが即完売したことで4月には東名阪ツアーを開催するも全会場ソールドアウト、2ndミニアルバム『今は今で誓いは笑みで』が先月(6/24付)オリコン週間シングルランキングで初登場1位になったばかり。ライブを観た人のツイートによるとACAねの容姿は可愛いようだが、そのベールはいよいよフジロックという大舞台で脱ぎ落とされるのかどうかも含めて今観ておきたいアーティストのひとつ。


MITSKI (ミツキ) [アメリカ]
7月26日(金)20:00-21:00 
 

MITSKI (ミツキ)

MITSKI (ミツキ)

日本生まれ、アメリカ在住のミツキ・ミヤワキのソロ・プロジェクト、MITSKI。Pitchfork、NME、Rolling Stoneなどの世界的な音楽メディアから多くの賞賛を浴びる彼女の音楽のルーツには中島みゆき、松任谷由実、山口百恵などのJ-POPも含まれ、これまでの日本で使い古されてきた洋楽・邦楽という括りがまったく通用しないアーティストだ。2018年8月にリリースした『ビー・ザ・カウボーイ』はPitchforkで年間ベスト1位を獲得するなど勢いに乗っていたかに見えたが、自身のTwitterで今年9月のNY公演で活動休止を明言。現時点では『フジロック』が活動休止前最後の公演だ。しっかりと目に焼き付けておこう。


JAY SOM (ジェイ・ソム) [アメリカ]
7月27日(土) 14:00-14:50  

JAY SOM (ジェイ・ソム)

JAY SOM (ジェイ・ソム)

最終ラインナップで発表された中のひとり、Melina Duterte によるソロ・プロジェクト、JAY SOM。St.Vincentを筆頭に女性オルタナティヴ・アーティストが躍進するシーンにおいて、MITSKIやJAPANESE BREAKFASTらとツアーを共にするなど精力的なライブ活動をしている他、THE DRUMSやTHE COURTNEYSとの共演も果たすなど、演奏、プロデュースからエンジニア、ミキシングまでマルチな才能を発揮する。そんな彼女の初来日公演となるのが『フジロック』だ。その柔らかさの中に強さがある歌声が遂に苗場で響き渡る。


<苗場食堂>

平賀さち枝とホームカミングス [日本]
7月28日(日)22:40-23:20 
 

平賀さち枝とホームカミングス

平賀さち枝とホームカミングス

シンガー・ソングライター平賀さち枝と4ピース・バンドHomecomingsによるコラボユニット、平賀さち枝とホームカミングス。これまでに4曲入りシングル「白い光の朝に」(2014)、そして2017年『フジロック』出演の際に生まれた「ヴィレッジ・ファーマシー」含む5曲入りEP「カントリーロード/ヴィレッジ・ファーマシー」(2018)の2作品をリリースしていて、『フジロック』には2回目の出演となる。『フジロック』の魅力のひとつに、これまで触れたことのなかった音楽との出会いがあげられるが、彼女たちの音楽に偶然出会えたら、きっと『フジロック』の幸せを感じる最高のひとときを過ごせるはず。オシャレな大人女子にぜひ聴いて欲しい。


この他、FIELD OF HEAVENをはじめ、Gypsy Avalon、PYRAMID GARDEN、Café de Parisなどのステージにも多数の女性アクトが出演するので詳しくはオフィシャルサイト(fujirockfestival.com)でチェックして欲しい。

『フジロック』本番まで残すところ3週間。筆者の周りではを買い逃した人がすでにいて慌て始めているけれど、すでに参加を決めているステキ大人女子の皆さんはきっとスマートな身のこなしですでに入手していることだろう。発表されたタイムテーブルを眺めつつ、音をチェックしつつ、今年もオシャレ女子的マイ・タイムテーブルを作成して日本の夏の風物詩を楽しんでほしい!

 

文=早乙女‘dorami’ゆうこ

イベント情報

FUJI ROCK FESTIVAL’19
期間:2019年7月26日(金)、27日(土)、28日(日)
会場:新潟県 湯沢町 苗場スキー場
時間:9:00 開場 11:00 開演 23:00 終演予定
出演:国内外約200アーティスト/後日、順次発表

<料金(税込)>
・入場券 ※中学生以下は保護者同伴の上、入場無料
7/28(日)1日券 ¥20,000

<イープラス>(PC・スマートフォン)
https://eplus.jp/frf/
※コンビニ支払い・受取手数料0円、イープラス限定特典付き
※海外からの受付は入場券、キャンプサイト券の取り扱い(英語/中国語)
 
<店頭受付>
・一般発売 6/1(土)10:00~ イープラス、ぴあ、ローソン、岩盤 ほか

<総合問い合わせ/オフィシャルサイト>
https://www.fujirockfestival.com
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