「K'FESTA.3」3.22(日)さいたま 武尊、K-1を最強で最高の舞台へ!「ダブルタイトルマッチを最高のKOで勝つ。みんながK-1に憧れて、世界中の選手がK-1に出たいと思えるような団体にする」

コラム
スポーツ
2020.3.16
  (C)K-1

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3月7日(土)神奈川・K-1ジム相模大野KRESTにて、3月22日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される[【フュディアルクリエーション Presents】K-1 WORLD GP&ISKAダブルタイトルマッチ/3分3R・延長1R]でISKA世界王者アダム・ブアフフと対戦するK-1王者・武尊が公開練習を行った。

今大会ではK-1王者として、史上初となるK-1&ISKAのダブルタイトルマッチに挑む武尊。公開練習のミット打ちでは得意のパンチだけでなく、左右のミドルキックと前蹴り、飛びヒザ蹴り、バックスピンキックといった蹴りも積極的に繰り出し「今まではパンチでしか倒せなかったけど、1度は蹴りでも倒したい。効かせる攻撃が今までよりバリエーションが増えてきた」と語る。

 (C)K-1

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試合を約2週間後に控え「年明けからアメリカ合宿に行って、帰ってきてから2カ月も追い込みをやってきました。去年の復帰戦の状態からどこまで調子を上げられるか。そう思って練習を続けて、怪我する前以上の動きになっているし、仕上がり具合も前回とは比べものにならないくらい良い動きになってきた」とコンディションも充実の一途で「やっとみんなに“完全復活”と言えるような姿を見てもらえる」と続けた。

昨年11月の村越優汰戦の苦戦の原因について、拳の怪我で長期間スパーリングが出来なかったことによる距離感の狂いを挙げていた武尊だが、今回はKRESTでのガチスパーはもちろん、アメリカ修行でも精力的にスパーをこなし、その不安も完全に解消した。

「怪我をしてから半年くらいスパーリングが出来なくて、自分が当てる攻撃もそうだし、もらう攻撃も距離感が掴めていなかった。その距離感を身体に染みつかせないといけないし、今回はそれが良く出来てるのかなと思います。僕はやっぱりミットより実際に戦っている方が良い練習が出来ている感覚があって、動きの仕上がり具合がどうこうよりも、殴り合いで実戦練習できているのは気持ちが良いです。

アメリカのボクシングジムでもスパーリングはけっこうやっていて、全く知らない外国人と殴り合いしていました(笑)。KRESTもこれだけ多くの選手がいるので、あまり手合わせしない選手もいるんですよ。対戦相手のタイプによってスパーの相手も変えられるし、階級も色んな選手がいるので、KRESTでも試合に近い感覚で練習が出来ています」

対戦相手のブアフフの練習動画を見て「蹴りも危ない」と語っていた武尊だが、改めて今回の対戦相手のブアフフの印象を聞くと「パンチを振り回す系だと思ってたんですけど、蹴りもしっかり蹴るし、左の蹴りが強い」と蹴りへの警戒心を強める。さらに「戦績的にも負けなしの選手で、気持ちも強くてファイトスタイルもアグレッシブな良い選手。噛み合うと思うし、良い試合が出来ると思う」と自らも好勝負を期待している。

その上で「今回で『K'FESTA』は3回目ですが、過去2回ともメインイベントでやって、どちらもKO勝ちました。今回もメインイベントでやるつもりだし、自分がKOで締めて勝つというのは絶対に自分がやりたいことです。勝ってK-1の王座を守る・ISKAを獲ることが一番なんですけど、それプラス今回はKOでしっかり大会を締めたい」とK-1史上初のダブルタイトルマッチを必ずKOで締めると宣言した。

 (C)K-1

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武尊は前日から中目黒でスタートしたK-1オフィシャル写真展に来場。同席したK-1公式カメラマン福田直樹氏からは「まだ武尊選手の左フックで納得できる1枚が撮れていない。武尊選手の左フックが撮りたい」というリクエストもあった。

その場では「左フックで倒したい」とも語っていた武尊は「福田さんに左フックを撮りたいと言われたので」と笑いつつ「今までは右で倒すイメージが多かったと思うんですけど、右の拳を痛めてから左のパンチをすごく練習をした。アメリカのボクシングジムで練習して左のパンチが色んな角度で打てるようになってきたので、打ち合いの中で左でも倒せたらいいなと思います」と左のパンチでのKOもイメージしている。

さらに毎回アメリカ修行に行くことで「倒せる攻撃をなるべく増やしたいと思ってアメリカに行っている。今までよりそれは増えたなって思います」と語る武尊。「今までは僕はパンチでしか倒してなくて、蹴りも蹴れるけど、蹴りで倒したことはなかったんです。今はスパーリングをやっていて、パンチ以外の攻撃も増えたと感じます。(ハイキックでもKOしたい?)1回ぐらいやりたいですね(笑)。試合になったらどれで倒れるか分からないですけど、これで倒せる・効かせられるというバリエーションが増えてきました」と両手両足、どの技でも倒せれる手応えを掴みつつある。

「20代後半になってきて、ここから自分を伸ばしていけるのはテクニックや技術の横幅。最近は(卜部)功也くんにも練習を見てもらうようになって、(テクニックの)幅というか、技術の面でも向上してもっと強くなれると感じている」と年齢・キャリア的にベテランの域に突入しつつある中での新たな境地も発見。

「20代後半になって頭を使えるようになりましたね。昔は何も考えずに打っていて、直感で動くという意味では考えずに打つ攻撃は今でも大事にしてるんですけど、それプラス頭を使えるようなったらもっと効率的に強くなれる。余計な攻撃をもらわずに勝てるんだなと思い始めました。年齢とキャリアを重ねて、どこかで進化が止まっちゃうんじゃないか…って心配しながら現役をやってるんですけど、今年に入ってからは『まだこんなに伸びるんだ!』と感じています。それを今回の試合で試せたらいいですね」と更なる進化の可能性も感じている。

 (C)K-1

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対戦カード発表記者会見で武尊は「K-1が世界一の大会でK-1のチャンピオンは世界一の選手にならないといけないと思うし、それを証明する試合をしていきたい」と語った。今回のダブルタイトルマッチはまさに「世界中のチャンピオンを片っ端から倒す」ためのスタートとなる。この日も武尊はK-1最強を証明するための試合を続けていきたいと語った。

「(今後はK-1のベルトをかけて世界中のチャンピオンと戦っていく?)それは団体同士の意向もありますし、今回は特別にダブルタイトルマッチという形になりましたけど、片っ端から世界チャンピオンを倒していくためにK-1のベルトをかけろと言われるならかけます。とにかく僕は片っ端から世界チャンピオンを倒していきます。

K-1以外のリングで戦うこともいとわない?)僕は場所はどこでもいい、戦えればどこでもいいと思ってます。ただそれをやるためには中心になる団体がないといけない。以前のK-1もみんなの憧れの舞台で、みんながK-1に集まって一番を決めていたと思います。僕が色んなとこにろ行って色んなチャンピオンを倒すのもいいんですけど、その中心になる団体を作るって意味で、K-1をそういう団体にしたい。K-1にみんなが憧れて、世界中の選手がK-1に出たいと思えるような団体にして、そこで一番を決めたいです」

最後に「K-1チャンピオンとして世界中のチャンピオンを倒していきたいということを以前からK-1には伝えていて、今回こうしてK-1の舞台でISKA王者とダブルタイトルマッチを組んでもらいました。K-1王者としてK-1のメインイベントをやって、しっかりKOで締めるつもりです。『K'FESTA.3』というビッグマッチも今年で3回目で、ここでK-1の面白さや魅力を伝えて、もっともっとK-1をデカくしていきたいと思います。必ず最高のKOで勝ちます」と改めて「K'FESTA.3」でのダブルタイトルマッチへの意気込みを語った武尊。K-1史上初となるダブルタイトルマッチをKOで締め、K-1最強を証明できるか?

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記事提供:K-1 JAPAN

イベント情報

『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K'FESTA.3~』

 日時:3月22日(日) 13:00開始
 場所:さいたまスーパーアリーナ(埼玉県)

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