手嶌葵×松任谷由実×松任谷正隆のコラボが実現 映画『みをつくし料理帖』書き下ろし主題歌情報を解禁
左から、手嶌葵(歌)、松任谷由実(作詞・作曲)、松任谷正隆(編曲)
10月16日(金)公開予定の映画『みをつくし料理帖』の主題歌情報が発表された。
『みをつくし料理帖』は、ハルキ文庫(角川春樹事務所)より刊行された、髙田郁氏による小説シリーズを映画化したもの。角川春樹氏の最後の監督作品として製作された作品だ。大洪水で身寄りをなくした少女・澪が、料理人として成長していく姿を描く。主人公の澪を松本穂香が演じるほか、幼なじみ・野江役で奈緒が出演。若村麻由美、浅野温子、窪塚洋介、藤井 隆、中村獅童らがキャストとして名を連ねる。
本作の主題歌は、松任谷由実が書き下ろした「散りてなお」に決定。手嶌葵が歌、松任谷由実が作詞・作曲、松任谷正隆が編曲を担当している。また、松任谷正隆は劇中音楽も同時に手掛けている。
ポスタービジュアル (C)2020映画「みをつくし料理帖」製作委員会
主題歌発表を受けた手嶌葵、松任谷由実、松任谷正隆からのコメントは以下のとおり。
手嶌 葵
この映画で角川春樹監督の描いた世界は、優しい気持ちが自然に湧いてくるとても素敵なものでした。そして、そんな世界観に寄り添うようなユーミンさんが作って下さった主題歌。歌わせて頂けて本当に幸せでした。是非映画をご覧頂いて、優しくて、そして美しいこの歌を皆さんにも口ずさんで頂けると嬉しいなぁと思います。
松任谷由実
この作品の主題歌を作ることが出来て、本当に良かった。
愛すべき、破茶滅茶な角川春樹さん。常人には測り知れない長い苦悩が、人生の最終章で、こんなにも丁寧なやさしさに昇華されていることに、今は感動しています。私も手嶌葵さんの質感豊かな歌唱を得て、心の奥の故郷や希望は決して消えないと、映画と共に伝えられたらうれしいです。
松任谷正隆
僕は映画音楽が下手だ。たぶん音を資料として頭の中にストックしておけない体質だからだと思う。観たときの感情が勝ってしまって、結果暑苦しい音楽になる、というのが自己分析である。「こんな僕でいいのですか?」と聞いたら「お願いします」と角川さんに言われた。この映画が角川映画の集大成、というのならこれは僕の音楽の集大成だ、と言っておこうかな。
『みをつくし料理帖』は10月16日(金)全国公開。