三国志の栄枯盛衰を1年かけて描き出すシリーズ 舞台『Three Kingdoms〜呉国編〜』が開幕
舞台『Three Kingdoms〜呉国編〜』より
2020年7月8日(水)Alexandrite Stage Produce 舞台『Three Kingdoms〜呉国編〜』が東京・新宿村LIVEで開幕した。
舞台「Three Kingdoms 2020」は、俳優の野口大輔が代表を務めるAlexandrite Stageプロデュースによるプロジェクト。本シリーズでは三国志の栄枯盛衰を1年かけて描き出す。シリーズ第1弾では、劉備を主人公にした「蜀国編」を上演したが、今回は“時”に重きを置いた呉を中心に、中国の歴代王朝で受け継がれてきた印章・伝国璽(でんこくじ)を巡る孫一族の繁栄と衰退を紡ぐ。本作では宮原奨伍が孫堅役を、足立英昭が孫堅の息子・孫策役を務めるほか、呉国軍師の周瑜役を愛花ちさきが、絶世の美女・小喬役を片山陽加が演じる。
本シリーズのアドバイザーを務める女優の岩永ゆいが、蜀国編に続き呉国編の舞台美術を手掛ける。今作では和太鼓に合わせた帯を基調とした美術、シンプルながらも洗練された舞台美術に照明が入ることで、さまざまな表情を見せていく。
そこに和太鼓奏者・金刺敬大の生演奏が加わり、物語により厚みと躍動感が増していく。俳優陣・スタッフ陣・アーティストの三位一体となった正に総合芸術。そこには興行的にも厳しい状況下でも上演を続ける、野口の生の舞台への拘りが垣間見える。
本公演では感染予防対策として、舞台面から客席1列目までを約3m離すと共に、総客席数を63%減の83席に設定。客席1席につき前後交互を空けて配置され、劇場入口で検温とアルコール消毒を実施。希望者にはフェイスシールドも配られる。
なお8月5日(水)から10日(祝・月)に東京・CBGKシブゲキ!!にて公演を予定している『Three Kingdoms~魏国編~』は、状況に鑑みて上演形態が検討される。
舞台『Three Kingdoms〜呉国編〜』より
舞台『Three Kingdoms〜呉国編〜』より
舞台『Three Kingdoms〜呉国編〜』より