落語家・立川談志、伝説の高座2席がテレビ初放送決定

2011年11月21日に永眠した稀代の天才落語家・立川談志の伝説の高座2席が、2020年8月にCS 放送局「衛星劇場」でテレビ初放送されることが決定した。

8月5日(水)夜8時からは、2004年4月10日にヨコスカ・ベイサイドポケットで開催された立川談志独演会から「鼠穴」を、8月20日(木)夕方6時15分からは、2005年8月31日に国立劇場で開催された立川談志一門会から「金玉医者」を放送する。

いずれも談志の最円熟期の高座といわれる貴重な映像となるので、この機会にチェックしてみてはいかがだろうか。

立川談志「鼠穴」

遊びが過ぎて、親の遺産もなにもかもを無くした男が、江戸で成功している兄のもとに金の無心に訪れる。商売の元手ということで、お金を借りたのだが、外で確認するとたったの三文しかなく…。
（2004年4月10日 ヨコスカ・ベイサイドポケット 立川談志独演会より）

立川談志「金玉医者」

多くの医者が手の施しようがないとさじを投げた、病に伏せている娘のもとに、とある医者が現れる。いかにも胡散臭いその男は、治療も病人の部屋で説法めいたことを説くだけ。ところが、娘は次第に元気になっていく。この医者はどんな方法で気鬱の病の娘を完治させたのか… 。
（2005年8月31日 国立劇場 立川談志一門会より）