大石晟雄が主宰する劇団晴天が「曇天短編集」vol.2 “晴れたよって言われても”を上演

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舞台
2020.10.28


2223project produce 『劇団晴天の「曇天短編集」vol2』が、2020年11月6日(金)より、花まる学習会王子小劇場にて上演される。

2020年5月、荒木広輔、近藤陽子(劇団AUN)、佐藤沙紀、白石花子、角田悠、松風金太郎の6人が劇団員として加わり、劇団として新体制となってから初めての公演となる本作。一人芝居から四人芝居まで、計4本の新作を発表する。“晴れたよって言われても” のキャッチコピーの通り、全てが順風満帆とはいかないこの時代に、それぞれ折り合いをつけようともがく、一生懸命な人間の姿を描く。

作、演出はすべて主宰の大石晟雄が行い、キャストには劇団員のほかに櫻井竜彦(梅棒)、函波窓(ヒノカサの虜)、つかてつお(東京ジャンクZ)、永田涼香らが出演する。

劇団晴天は、大石晟雄鈴木彩乃の演劇ユニットで、2013 年4月1日に結成。気が付かないふりをしたい現実から目を逸らさず、辟易しない優しさを誠実に描く。無自覚な心の傷に沁みる、明日もがんばろうと思える演劇。シンプルな会話と本当の音がする物語で、センスでもアートでもシュールでもない、次世代のスタンダードを目指す。

大石晟雄(脚本・演出)コメント

まごうことなき向い風の中です。同時に何本も芝居を書いたので、いつもより言葉の多い頭の中で、結局はシンプルなことに行き着きます。「人と会うのは嬉しい」とか、そういうことです。不要不急という言葉はもう過去のことのようになりましたが、演劇はどうでしょう、考えないことはできません。でも、例えばお酒を飲まなければやってられない人がいることも、例えばガーデニングが心の支えになっている人がいることも、それぞれ本当なのだと思います。わたしは、ひとりではどうにもならないときに、考えてもままならない時期に、この小さい物語とそれを演じる俳優が、誰かの心を少しだけ手助けすることができるようにつくります。どなたさまもぜひご来場ください。

公演情報

2223project produce 劇団晴天第11回公演
劇団晴天の「曇天短編集」vol.2”晴れたよって言われても”
 
■公演日程
2020年11月6日(金)-15日(日) 
11月6日(金)19:30
11月7日(土)14:00/19:30
11月8日(日)14:00 
11月9日(月)休演日
11月10日(火)14:00/19:30
11月11日(水)19:30
11月12日(木)19:30
11月13日(金)19:30
11月14日(土)14:00/19:30
11月15日(日)14:00
 
■会場
花まる学習会王子小劇場
〒114-0002 東京都北区王子1-14-4 地下1F
南北線・JR京浜東北線「王子駅」下車徒歩5分
※劇場のガイドラインに沿って客席数を減らし、間隔を空けて上演します。
※公演直前期の各ガイドラインに従い、消毒、検温、マスク着用等のご協力を頂きます。
※検温にて37.5℃以上を検知した場合は、ご観劇いただけませんのでご了承下さい。料金は全額払い戻しさせて頂きます。
 
■料金
一般パスマーケット事前精算 3,500円 (クレジットカード清算のみ)
一般当日精算 4,000円
高校生以下 1,000円 (要学生証・本公演の上演台本をプレゼント!)
劇団応援 7,000円 (本公演の上演台本をプレゼント!)
Z席 1,000円(数量限定・見切れやお席の指定などがございます)
※一般パスマーケット事前清算以外は全て当日清算となります。
※万が一公演中止となった際は、全額返金いたします。 
 
脚本・演出 大石晟雄
■作品
「風船割り放題」
 櫻井竜彦(梅棒)、近藤陽子(劇団AUN/劇団晴天)、荒木広輔(劇団晴天) 
 
「あなたが窓際にいると私には背中がみえる」 永田涼香、佐藤沙紀(劇団晴天) 
  「晴れたよって言われても」  函波窓(ヒノカサの虜)、白石花子、鈴木彩乃、角田悠(以上、劇団晴天)
  
「換気扇の音量なのかよ」
 つかてつお(東京ジャンクZ)
 
■各話あらすじ
 
1.『風船割り放題』
櫻井竜彦(梅棒)、荒木広輔(劇団晴天)、近藤陽子(劇団AUN/劇団晴天)
「秘密を増やすからさみしくなるんだよ」
別れ話の最中もぼよんぼよん揺れる風船を膨らます浮気相手に、
もっともっとって笑ってただろう彼女を想像している。
どちらか片方は残ってほしいらしい。俺は風船が好きだ、彼女も風船が好きだ。でも俺は風船を膨らませたことがない。
 
2.『あなたが窓際にいると私には背中がみえる』
永田涼香、佐藤沙紀(劇団晴天)
「みんな病んでるみたいに見えませんか、私の周りだけですか」
自分が疲れるくらいなら、人を殴ることもできた気がする。
でも、ふたりは向かい合うよりも同じ方向を向いているほうが落ち着くのだ。
 
3.『晴れたよって言われても』
函波窓(ヒノカサの虜)、白石花子、鈴木彩乃、角田悠(以上、劇団晴天)
「お前の悲しみごともらってやるよ」
人が死んだら悲しいなんて、文字ではじゅうじゅうわかってる、
お焚き上げ会で遺書が出てきて、どうにかして燃やしたい。
ラブミーテンダー 夕暮れはトリンドル ジョントラボルタになりたい あの人が死んだ日を何にもない日にしよう。
 
一人芝居『換気扇の音量なのかよ』
つかてつお(東京ジャンクZ)
ノイズがすごいんだ、これが換気扇の音量なのかよ。
 
■お問い合わせ
MAIL:2223project@gmail.com
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