井浦新×成田凌×かなた狼監督、再び 映画『ニワトリ☆フェニックス』製作&クラウドファンディング実施が決定
左から、成田凌、井浦新 映画『ニワトリ☆フェニックス』イメージ (C)ニワトリ☆フェニックス製作委員会
井浦新と成田凌が共演し、かなた狼監督がメガホンをとる映画『ニワトリ☆フェニックス』が製作されることが決定。2022年に公開を予定していることがわかった。
『ニワトリ☆フェニックス』は、2020年5月にかなた監督、井浦、成⽥の発案で制作されたリモート作品『ありがとう』をきっかけに始動した作品。『ありがとう』は、初めての緊急事態宣言のもと、閉塞感や不安感に包まれた自粛生活の中で、エンターテインメントを好きでいてくれる人々に向け、3名が感謝の気持ちを形にして制作し、Instagramで発表された。その後、かなた監督は2018年3月に公開された井浦と成田の共演映画『ニワトリ★スター』のパラレルワールドとして、『ニワトリ☆フェニックス』の構想をスタート。今回の製作決定に至っている。
『ニワトリ★スター』WEB限定予告
『ニワトリ☆フェニックス』は、『ニワトリ★スター』の雨屋草太(井浦新)と、星野楽人(成田凌)が、都市伝説の“火の鳥”を探す旅に出るロードムービーとなるとのこと。また、クラウドファンディングで製作費の一部を募ることも発表されている。なお、クラウドファンディング参加者は、かなた狼監督に集うスタッフチーム・通称「狼組」の、制作者や出演者とともに映画の完成を迎える「仲間」となり、ストーリーの大半を共有した上で制作をすすめることができるという。ロケハンから撮影、編集、宣伝していく過程をリアルタイムで体験できる「追体験型映画制作」を謳い、参加者には限定グッズや完成披露試写会への招待などのリターンプランが用意される。
キャスト、監督のコメントは以下のとおり。
井浦 新
先に逝った仲間へ「ありがとう」のケジメをつけるために、そして、かなた狼監督との約束を果たし、お互いに決着をつけるために挑んだ【ニワトリ★スター】は、大切で特別な作品となって飛んでったけど、やっぱりそれで終わりじゃありませんでした。
まぁどこかで終わらせたくなかったし、結局は始まりでしかなかったんですよねぇ。また草太として楽人と生きるのかぁ、あのむちゃくちゃなみんなと烈しく過ごすのかぁ、かなた狼監督と映画の旅の続きをするのかぁ、あぁ大変だ。想像するだけで武者震いがする。簡単に嬉しいですなんて言えないけれど、狼組でギザギザな日々をまた過ごせることに、歓喜しています。楽しみです。
再びニワトリで、今のこの困難な状況に、この一変してしまった時代に、狼組らしく落書きするならば、今度はあなたへ、あなたへ、あなたへの「ありがとう」を絵描きたい。そして、この作品と共に全国のミニシアターを巡って映画の旅をしながら、あなたに直接「ありがとう」を伝えたいです。
成田 凌
昨年、ぴったりと世界が立ち止まって、改めて気付かされることがありました。
自分は日々輝かせてもらっていたという事、役がないと、何者でもないという事、映画が好きだという事。芝居が好きだということ。そんな私の役者人生の始まりとも言える作品が、『ニワトリ★スター』です。
役者デビューして間もない頃、ただ必死にお芝居をやっていた自分に、芝居の楽しさや苦しみ、恥。
そして映画が出来るまでにどれだけの苦悩があるのかという事を体で、心で感じさせてくれました。
全力で出し切り、自分の中の大切な部分にしまっておきました。
しかしまだ旅の道中だったとは。なんだか終わっていない気はしていましたが、こういうカタチで帰って来るのかと、驚きと喜びと不安が入り混じっています。
同じ役、違う物語。少々無駄に大人になってしまった部分もありますが、自分の中の楽人を引っ張り出して、存分に楽しみたいと思っております。
こんな時代ですが、どんな人でも前向きになれる作品になります。
草太に。楽人に。久々に会えます。楽しみです。 (ファッキンロックンロール)
かなた狼 監督
コロナウイルスによる困難が社会を包むこの時代で、映画作品を生み出そうとする矛盾を私達も当然として感じております。ですが、こういう世界の中でも、私達にしか出来ない事があるとの想いもあります。
人間の心に潤いをもたらせる表現であり、娯楽でもあり、映画という一つの文化のあり方や存在意義。
そういった事を苦悩しながらも、模索し本作の製作に向かう決断を致しました。
私たちで生み出した前作を超え再構築し、終わりから始まり。
不死鳥フェニックスという感覚に願いを込め、それを映画作品として一丸となり形にしたいと思っています。
皆様のご理解とご賛同を心から願っております。
『ニワトリ☆フェニックス』は2022年公開予定。