藤ヶ谷太輔が再び稀代のプレイボーイに ヒロインに真彩希帆を迎え、ミュージカル『ドン・ジュアン』の上演が決定

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2021.6.23
ミュージカル『ドン・ジュアン』

ミュージカル『ドン・ジュアン』


2021年10月7日(木)から17日(日)まで梅田芸術劇場 メインホール、10月21日(木)から11月6日(土)までTBS赤坂ACTシアターにて、ミュージカル『ドン・ジュアン』を上演することが決定した。

藤ヶ谷太輔が初めてミュージカルに挑み、主演を務めたミュージカル『ドン・ジュアン』は、2019年8月~10月にTBS赤坂ACTシアター他にて上演、タイトルロールである稀代のプレイボーイを大胆に、かつ繊細に表現し高評価のうち幕を下ろした。そんな本作が、今秋に待望の再演が決定。名うての色男が帰ってくる。

本作は、モリエールの戯曲であり、モーツァルト作のオペラ『ドン・ジョヴァンニ』などでヨーロッパを中心に広く知られる「ドン・ジュアン伝説」を、フェリックス・グレイの作曲による情熱溢れる名曲でミュージカル化した作品。2004年にカナダで初演され、その後パリや韓国でも上演。フレンチミュージカルとして大好評を博し、2016年に宝塚歌劇で日本初上演された際も大きな話題を呼んだ。

物語の舞台はスペイン、アンダルシア。毎夜、欲望の赴くままに女と酒を求め続けて放蕩の限りを尽くす色男、ドン・ジュアン。そんな稀代の色男がいつしか、「真実の愛」によって変貌していく……。

本作では、貴族の生まれでありながら、快楽を求め続けて悪徳の限りを尽くしていた主人公、ドン・ジュアンが、真実の愛によっていかに変貌していったのか、その変わりゆくさまを軸に描く。前回、類まれな官能的な世界観を見事に体現してみせた藤ヶ谷。今回の再演では、作品の中で人物の変化を、愛に溺れてゆく様をみせていくという、新たな挑戦となる。ヒロインのマリアは、元宝塚歌劇団トップ娘役で、2021年4月に歌劇団を退団後、本作が初の舞台出演となる真彩希帆が務める。凛とした佇まいと抜きん出た歌唱力で華と実力を兼ね備えた真彩。フラメンコをベースにした情熱の楽曲を流麗に歌い上げてくれるだろう。

そして、潤色・演出は引き続き生田大和が務める。前回は、初めての外部作品の演出として、大いなるチャレンジに挑み、好評を博した。ダイナミックな演出と、人物の機微を細やかに描き出すことに定評のある気鋭の演出家、生田。また新たな切り口で彩られる、世界中を魅了してきた情熱の物語に、期待しよう。

【STORY】
スペイン・アンダルシア地方。赤い砂塵の舞う街セビリア。
そこにあらゆる女を魅了して、悪徳と放蕩の限りを尽くす男がいた。
男の名はドン・ジュアン。彼は今宵も欲望の赴くまま、騎士団長の娘を毒牙にかける。
娘を穢されたと知った騎士団長は激怒し、決闘を挑むが、
彼は騎士団長をせせら笑うかのようにその剣をかわし、相手の命を奪う。
それが愛という名の呪いを招くとも知らず……。


ドン・ジュアン:藤ヶ谷太輔 コメント

2年ぶりの再演が決まって、ものすごく嬉しかったです。前回は、演出の生田さんからいただいた「無謀かもしれないけれど、僕と冒険に出てみませんか」という言葉に惹かれて、お答えしたところから始まりました。
僕はこの『ドン・ジュアン』が初めてのミュージカルだったので、最初は楽譜もほとんど読めず、歌稽古では楽譜の読み方から始まりましたし、フラメンコもフェンシングも初めての経験でした。今思うとよくキャスティングしてくださったな、と思うのですが(笑)。ミュージカルで、自分の心がこんなにも動くとは思ってもみませんでした。自然に涙が出てきたり、怒ったり……二十数曲、ライブよりも多いような曲数に苦戦もしましたが、その苦しみがドン・ジュアンの苦しみにも通じるところがあったのかも、とも思います。僕はこの『ドン・ジュアン』で、生田さんはじめ、スタッフの皆さんやカンパニーの皆さんからミュージカルの楽しさや難しさというものを教えていただきました。今またこの作品に再会して、また新たな冒険に出られるのかと思うとワクワクします。
カンパニーみんなで愛をもって良い作品を創って届けたいと思っています。是非楽しみにしていてください。

マリア:真彩希帆 コメント

『ドン・ジュアン』は、観客として拝見していて、まさか演者として関わらせていただけるとは思ってもいなかったので、お話をいただいてびっくりしましたが、とても嬉しく光栄です。マリアは彫刻家という仕事に対して誇りを持ち、猪突猛進なところがあると感じますが、私も芸事に対してそういう部分があるので、お稽古で私とマリアの繋がるところを見つけていくのも楽しみです。マリアとして息づくことができればいいなと思っています。
宝塚を卒業して初めての舞台になりますが、新たな世界に出ても、皆さんと話し合ってひとつの作品を創っていく、というワクワク感が一番の楽しみだということは、これまでと変わりません。藤ヶ谷さんとは初めてご一緒させていただきますが、直接お会いして物事に真摯に向き合われる方だと感じました。役としてどんなお話ができるか、そして男性とのデュエットも初めてなので、それもすごく楽しみにしています。
年齢や性別も関係なしに魂でぶつかり合えるのがミュージカルだと思っています。お客様に楽しんでいただけるよう、一つひとつ丁寧に、創っていきたいと思っています。

潤色・演出:生田大和 コメント

あの男が帰ってくる。
藤ヶ谷太輔の演じるドン・ジュアンともう一度巡り会える。その報せがどれだけの喜びだった事か!
2年の時を経て、再び相見えるドン・ジュアン、そして彼を取り巻くセビリアの人々。新たなキャストたちと共に、更なる進化を求めて稽古に取り組む日を、今からとても心待ちにしております。
何かが、変わり始めている——
スペイン・セビリア。赤い大地の上に立ち、そして生きている人々の、愛と呪いの狭間で繰り広げられる情熱の物語が、皆様の心にいつまでも残る舞台となるようキャストの皆様、そしてスタッフ一同と共に歩んでまいります。
どうぞご期待ください。

公演情報

ミュージカル『ドン・ジュアン』
 
作詞・作曲:フェリックス・グレイ
潤色・演出:生田大和(宝塚歌劇団)
 
出演:
ドン・ジュアン:藤ヶ谷太輔
 
マリア:真彩希帆
 
ラファエル:平間壮一
ドン・カルロ:上口耕平
エルヴィラ:天翔 愛
 
騎士団長/亡霊:吉野圭吾
アンダルシアの美女:上野水香(東京バレエ団)
イザベル:春野寿美礼
 
ドン・ルイ・テノリオ:鶴見辰吾
 
アンサンブルキャスト(五十音順)
一条俊輝、伊藤寛真、風間無限、鹿糠友和、仙名立宗、西岡寛修、西田健二、宮垣祐也、山野 光
弓野梨佳、小石川茉莉愛、島田友愛、鈴木百花、谷須美子、則松亜海、花岡麻里名、平井琴望、松島 蘭

<大阪公演>
日程:2021年10月7日(木)~17日(日)
会場:梅田芸術劇場 メインホール
お問い合わせ:梅田芸術劇場 06-6377-3800 (10:00~18:00)
大阪公演主催:梅田芸術劇場・東京グローブ座
 
<東京公演>
日程:2021年10月21日(木)~11月6日(土)
会場:TBS赤坂ACTシアター
お問い合わせ:梅田芸術劇場 0570-077-039 (10:00~18:00)
東京公演主催:梅田芸術劇場・東京グローブ座・TBS
 
情報:
料金 S席13,500円 A席9,500円(税込・未就学児入場不可・営利目的の転売禁止)
一般発売:9月11日(土)
 
協力:宝塚歌劇団
企画・制作:梅田芸術劇場
 
WEBサイト:www.don-juan2021.jp
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