『魔王城でおやすみ』スペシャルイベント『大安眠パーティ』公式レポート到着　水瀬いのり「いつか続きができるよう皆さんも寝て英気を養ってくださいね」

TVアニメ『魔王城でおやすみ』のスペシャルイベント『「魔王城でおやすみ」大安眠パーティー』が、2021年6月27日（日）に日本教育会館 一ツ橋ホールにて開催された。公式レポートをお届けする。

アーカイブ配信は7月3日まで

本イベントには、水瀬いのり（スヤリス姫 役）、松岡禎丞（魔王タソガレ 役）、石川界人（あくましゅうどうし 役）、小林親弘（レッドシベリアン・改 役）、小山力也（はりとげマジロ 役）、早見沙織（カイミーン女王 役）が登場。本作らしく睡眠をテーマに、快眠知識が満載のアニメシーン紹介、グッズ紹介、チーム対抗ゲームといった、“今夜の安眠をお約束する”3ステップをお届けした。

イベントは登壇者間へのアクリル板設置や規制入退場、検温をはじめとするコロナウイルス感染症感染拡大防止策を講じた上で開催。来場できない方に向けてイベントのライブ配信も行われた（アーカイブ配信：7月3日まで）。

【レポ－ト】『「魔王城でおやすみ」大安眠パーティー』

最初のステップは、“快眠のバイブル”である本作から選ばれた5話を発表する「快眠評議会」。快眠評議会のみなさん（『魔王城でおやすみ』ファンのみなさん）への事前アンケートで選ばれた上位5話を、ダイジェストVTRと合わせて発表した。キャスト陣が各話の思い出と共に、コメディだからこそ役作りで苦労した点、工夫した点など収録時の思い出や放送を見て思わずウルっとしてしまった瞬間など様々な思い出を披露。初めて語られるエピソードに、会場は笑いと驚きに包まれた。

第1位に選ばれたのは最終夜「魔王城の眠り姫」。人間と魔物たちの間にある隔たりが自然となくなっていった様子や、スヤリス姫の成長、キャラクターたちの愛情が感じられる最終話に、キャスト陣たちも“グッとくるものがあった”と当時を振り返った。

続いて、「快眠グッズ紹介」では、本イベントの開催を記念して作られたパンフレットや、大人気の「でびあくま 1/1ぬいぐるみ」などのイベントグッズを紹介。記念パンフレットには、先の事前アンケートで集められたファンのみなさんからのコメントも収録されるなど豪華な内容となっている。また、イベントグッズの一部は6月28日（月）より通信販売されることも語られた。

カイミーン国VS魔王城のバラエティーコーナー

最後のステップは“快眠のための適度な疲労を得よう！”と、頭を使って考えるチーム対抗のアトラクションを実施。「カイミーン国」チーム（水瀬・早見・助っ人 石川）と魔王城チーム（松岡・小林・小山）に分かれ、2つのアトラクションに挑戦した。

まず1つ目は。「寝具＝安眠する道具を作るとしたら、“何”で“どんな”寝具を作るのか」を答える「君も寝具にしてやろうか」。3回戦形式で、1・2回戦目はオンラインで視聴している方を中心にTwitterアンケート形式で、2回戦目は会場のお客様からの拍手で勝敗を審査しました。「ネギのルームフレグランス」や「おでんのベッド」など個性豊かなアイディアの連続に、会場は大盛り上がりとなった。

2つ目のアトラクションは、公的機関が発行した睡眠に関する資料から睡眠に関する正しい知識を得る「睡眠あれこれ穴埋めクイズ」に挑戦。思わぬ難問に全員が頭を悩ませ、白熱した戦いを見せた。1つ目のアトラクション時点で劣勢だった魔王城チームは、“魔王の威厳を見せつける”と意気込んだが、2つのアトラクションを終えた結果は、大差で「カイミーン国」チームの勝利。「カイミーン国」チームには入浴剤セットが贈られ、魔王城チームからは本気でうらやましい！と羨望の声が上がった。

小山の“ホラ”にどよめきも、キャスト陣からのメッセージ

そしてイベントはエンディングへ。「改めてイベントを通して収録時のことなどを思い出しました。魔王城でおやすみは、ギャグを楽しんだり、姫を愛でたりと大切な時間を過ごした、すごく心に残っている作品なので、今後もみなさんに愛していただけると嬉しいです」（石川）、「カイミーン女王は1人で収録することが多かったんですが、今日こうやってみんなでたくさん笑って過ごせて楽しかったので、今日は良く眠れそうです。アニメ同様、“またね”で終わりたいと思います」（早見）と一人ずつ挨拶。

会場の盛り上がりを受け、小山が「2期も決定したことで――」と話し始めると、登壇しているキャスト陣を含め会場からは思わず大きなどよめきが。「（2期決定は）“ホラ”なんですが、僕の“ホラ”は現実化するんです（笑）」と添えると、「対面でみなさんにお会いできて感動したし、もし2期が出来たらと夢を見ながら今日は眠りたいです」（小林）、「魔王城でおやすみという素晴らしい作品に出会えてよかったですし、（2期も）やれるならやりたい！」（松岡）と続編への期待を寄せた。

最後は、主役・スヤリス姫を演じた水瀬が「ギャグとシリアスをダウナーなスヤリス姫で演じることが難しくたくさん悩んだ分、自分の自信につながった作品です。これからも、原作もアニメも応援していただきたいですし、いつか続きができるよう皆さんも寝て英気を養ってくださいね」とコメント。爆笑の連続だったイベントは、出演者、会場、配信視聴者全員で、魔王城でおやすみではおなじみの「すやぁ」で締めくくった。