つかこうへいの傑作映画を完全舞台化 9PROJECT vol.15 『二代目はクリスチャン』上演決定
9PROJECT vol.15 『二代目はクリスチャン』
2021年10月8日（金）～10日（日）シアターX（東京・両国）にて、9PROJECT vol.15『二代目はクリスチャン』の上演が決定した。
本作は1985年に発表された小説で同年映画化され、1999年、つかこうへい演出で舞台化。同年の東海村JCO臨界事故を受けて「緊急特別バージョン」に変更。つかこうへいが、初めて原発問題を直接取り上げた作品に生まれ変わった。
2007年、つかこうへいから作品を託された渡辺が、小説とシナリオ、つかが書きかけていた「北区版」の断片を元に再舞台化。それから十数年の時を経た昨年4月、脚本・演出をブラッシュアップして再挑戦するはずだったが、新型コロナウイルスの影響で公演中止となった。今回は劇場をシアター Xに移し、満を辞しての上演となる。
シアターXは、つかこうへいが『熱海殺人事件』のロングラン公演を行い、『ザ・ロンゲストスプリング』『モンテカルロイリュージョン』などの傑作が生まれた劇場である。
9PROJECT メンバーも北区つかこうへい劇団時代に舞台に立っており、その縁深い劇場での公演はかける思いも一段と深い。新たに生まれる「オーソドックス・バージョン」に期待したい。
公演情報
9PROJECT vol.15 『二代目はクリスチャン』
日時＝2021年 10 月 8 日（金）～ 10 日（日）
金＝19:00 土＝13:00 / 18:00 日＝13:00 / 17:00
会場＝ 劇場 東京両国 シアターX カイ（東京都墨田区両国2-10-14）
料金＝ 一般 3,500円 学生 2,500円
原作＝つかこうへい
脚本・演出＝渡辺和徳
出演／高野愛、吉田智則、相良長仁、新澤明日、小川智之、友部康志、岩崎祐也、仲道和樹、諏訪貴大、藤原儀輝
脚本・演出＝渡辺和徳
出演／高野愛、吉田智則、相良長仁、新澤明日、小川智之、友部康志、岩崎祐也、仲道和樹、諏訪貴大、藤原儀輝
■公式サイト：https://www.9-project.net/
STORY
赤子の頃、教会に預けられて育てられた、シスター今日子。真面目で愛情深い彼女だったが、ある土砂降りの雨の日に一人のやくざ者と出会い、恋に落ちたことから運命が変わり始める…。今日子こそは神戸を取り仕切る極道、神龍組のただ一人の跡取りであり、そしてその父を殺した男こそ、嵐の夜に出会った英二であった。 「どうしてこんなに好きになってしまったんでしょうね。でも私は、父を殺したあなたを愛したことを誇りに思いたいのです。主からも『いい恋をしたね』と祝福してもらいたいのです」 組と自分を守るために死んでいった子分たちのため、今日子はついに刀を抜く…。
赤子の頃、教会に預けられて育てられた、シスター今日子。真面目で愛情深い彼女だったが、ある土砂降りの雨の日に一人のやくざ者と出会い、恋に落ちたことから運命が変わり始める…。今日子こそは神戸を取り仕切る極道、神龍組のただ一人の跡取りであり、そしてその父を殺した男こそ、嵐の夜に出会った英二であった。 「どうしてこんなに好きになってしまったんでしょうね。でも私は、父を殺したあなたを愛したことを誇りに思いたいのです。主からも『いい恋をしたね』と祝福してもらいたいのです」 組と自分を守るために死んでいった子分たちのため、今日子はついに刀を抜く…。