衛星劇場、2022年3月の歌舞伎は『一條大蔵譚』『傾城反魂香』をテレビ初放送

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2022.2.18
(左から)『一條大蔵譚』、『傾城反魂香』 (C)松竹株式会社

(左から)『一條大蔵譚』、『傾城反魂香』 (C)松竹株式会社


CS放送局「衛星劇場」では、毎日平日午後4時から歌舞伎を放送しているが、2022年3月は、令和2年11月に歌舞伎座で上演された『一條大蔵譚』と、同じく歌舞伎座で令和2年12月に上演された『傾城反魂香』がテレビ初放送される。

『一條大蔵譚』は、松本白鸚による大蔵卿の作り阿呆と颯爽とした本性の二面性が魅力的に描き出された、味わい深い義太夫狂言の名作。『傾城反魂香』は中村勘九郎と市川猿之助が共演した、愛情溢れる夫婦の物語となる。

『一條大蔵譚 奥殿』

『一條大蔵譚』奥殿 (C)松竹株式会社

『一條大蔵譚』奥殿 (C)松竹株式会社

放送日:3月1日(火) 後5:00~/18日(金) 後4:00~他
2020年/令和2年11月・歌舞伎座
[出演]松本白鸚、中村芝翫、中村壱太郎、松本錦吾、市川高麗蔵、中村魁春

『傾城反魂香 土佐将監閑居の場』

『傾城反魂香』土佐将監閑居の場 (C)松竹株式会社

『傾城反魂香』土佐将監閑居の場 (C)松竹株式会社

放送日:3月7日(月) 後4:00~/24日(木) 後5:30~
 2020年/令和2年12月・歌舞伎座
[出演]中村勘九郎、市川猿之助、市川團子、中村鶴松、中村梅花、片岡市蔵

放送情報

『一條大蔵譚 奥殿』
 
放送日:3月1日(火) 後5:00~/18日(金) 後4:00~他
2020年/令和2年11月・歌舞伎座
[出演]松本白鸚、中村芝翫、中村壱太郎、松本錦吾、市川高麗蔵、中村魁春
平家全盛の世。かつて源義朝の妻であった常盤御前(魁春)は、敵方の平清盛の寵愛を受けた後、阿呆と噂される公家の一條大蔵卿(白鸚)のもとへ嫁ぎました。源氏方の吉岡鬼次郎(芝翫)と妻お京(壱太郎)は、常盤の真意を探るため大蔵卿の館に潜り込みますが、源氏再興の思いをなくした様子で楊弓遊びに興じる常盤。堪えかねた鬼次郎が意見すると、実はその矢は平家調伏のためであったと本心を明かします。そこへ、常の様子とは異なる威厳あふれる大蔵卿が現れ…。
味わい深い義太夫狂言の名作。密かに源氏に心を寄せる大蔵卿の作り阿呆と颯爽とした本性の二面性が、魅力的に描き出されます。
 
『傾城反魂香 土佐将監閑居の場』
 
放送日:3月7日(月) 後4:00~/24日(木) 後5:30~
 2020年/令和2年12月・歌舞伎座
[出演]中村勘九郎、市川猿之助、市川團子、中村鶴松、中村梅花、片岡市蔵
 
 近松門左衛門作。
絵師の又平(勘九郎)は、師匠の土佐将監(市蔵)のもとを訪れ、土佐の名字を名乗ることを願い出ます。生来言葉の不自由な又平に代わり、女房おとく(猿之助)が切に訴えますが、又平には功績がないため聞き入れられません。悲嘆に暮れた又平は死を決意し、今生の名残りとして手水鉢に自画像を描くと…。
実直な又平と、夫をかいがいしく支えるおとく。夫婦の絆と、命を懸けて起こした奇跡が胸を打つ義太夫狂言の名作です。
 
衛星劇場では、毎月約20本の歌舞伎作品を平日夕方4時から毎日放送!
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