2016年の干支「サル」応援コラムvol.8 日光浴のポーズがユーモラスなサル

コラム
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2016.2.18
 Asako Hiike

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ワオキツネザル (霊長目 キツネザル科)

2016年の干支は「申(サル)」です。動物園には、ニホンザル以外にもサルの仲間がたくさんいます。2016年は、ぜひサルの仲間たちに注目してみましょう!  今回紹介するのは、日光浴をするポーズがユーモラスなサルです。

「輪」の模様がある「尾」から「ワオ」(日本モンキーセンターにて撮影)

「輪」の模様がある「尾」から「ワオ」(日本モンキーセンターにて撮影)

ワオキツネザルは、マダガスカル島に生息するキツネザルの仲間です。好物は、タマリンド(常緑高木)の実。「ワオ」という名前の由来は、白と黒の「輪」が連なったような模様がある「尾」。鼻面が長くキツネのようなので、キツネザルと呼ばれています。ワオキツネザルは体温調整が苦手なので、太陽に向かって両手を広げた独特のポーズで日光浴をする姿がよく見られます。

両手を広げて日光浴(日本モンキーセンターにて撮影)

両手を広げて日光浴(日本モンキーセンターにて撮影)

野生下では数頭~20頭程度の群れで行動し、メスが優位。なわばり争いをするのはメスで、赤ちゃんを抱えたまま激しいバトルを繰り広げます。

オスの手首にある「臭腺」(日本モンキーセンターにて撮影)

オスの手首にある「臭腺」(日本モンキーセンターにて撮影)

オスの手首には、匂いを出す臭腺があります。そこに尾をこすりつけてから尾をふり、自分の匂いをメスに気に入られるようにアピールしたり、手首を枝などにこすりつけてマーキング(匂いづけ行動)をします。メスも逆立ちしてお尻を枝にこすりつけるマーキングをするなど、なわばりの主張や威嚇として、日常生活の中で頻繁にマーキングを行うようです。

マーキング中のワオキツネザル(日本モンキーセンターにて撮影)

マーキング中のワオキツネザル(日本モンキーセンターにて撮影)

国内では、日本モンキーセンター(愛知県犬山市)をはじめ、上野動物園(東京都台東区)、埼玉県こども動物自然公園(埼玉県東松山市)、富士サファリパーク(静岡県裾野市)、神戸どうぶつ王国(兵庫県神戸市)ほか、各地の動物園で飼育されています。
 

日本モンキーセンター
住所:愛知県犬山市大字犬山官林26番地
休園日:毎週火・水曜日(除外日あり)
            ※2016年1月25日(月)~2月19日(金)の平日は休園
営業時間 3月~10月  10:00~17:00
                 11月~2月  10:00~16:00
※季節・曜日により予告なく変更する場合があります。
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