NTLive『ブック・オブ・ダスト ~美しき野生~』プレミア上映決定~村山由佳氏・河合祥一郎氏のトーク付きで

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2022.4.8
NTL 2022 The Book of Dust © Manuel Harlan

NTL 2022 The Book of Dust © Manuel Harlan

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『ダーク・マテリアルズ/黄金の羅針盤』(ライラの冒険)の前日譚がイギリスで舞台になって日本の映画館へ

英国で上演された話題の舞台を世界の映画館で気軽に鑑賞できる上映イベント、ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)。感情の揺らぎをとらえるクローズアップから、趣向を凝らした美術セットを隈なく楽しめる舞台のワイドショットまで、上演時のパフォーマンスをありのままにスクリーンに届ける、その最先端かつこだわりの撮影技術は、我が国の演劇ファンにも極上の観劇体験をもたらしてきた。

そんなNTLiveにおいて、2022年5月13日より日本公開される作品が『ブック・オブ・ダスト ~美しき野生~』だ。かつてナショナル・シアターで舞台『ダーク・マテリアルズ/黄金の羅針盤』を演出したニコラス・ハイトナーが、18年ぶりにフィリップ・プルマンの原作小説を舞台化したもの。

【動画】NTLive『ブック・オブ・ダスト〜美しき野生〜』劇場予告編60秒


フィリップ・プルマンの世界的大ヒットシリーズの最新作は、BBCとHBOが共同制作でドラマ化した『ダーク・マテリアルズ/黄金の羅針盤』(U-NEXTにて見放題で独占配信中)の時代から遡ること12年前を描く物語。大洪水に襲われた世界をマルコムとアリス、そして彼らのダイモンは、まだ赤ちゃんのライラの身を守るために、カヌー”美しき野生”号で彼女を連れて旅に出た。マルコムとアリスは、ライラを狙う組織から逃げながらライラに隠された真実を見つけることができるのか?

NTL 2022 The Book of Dust © Manuel Harlan

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そんな『ブック・オブ・ダスト~美しき野生~』が5月13日(金)から日本でも劇場公開される。その公開に先駆け、4月23日(土)17:30より、トークイベント付きプレミア上映が開催されることとなった。ゲストは、フィリップ・プルマンの大ファンだという作家の村山由佳氏。そして、NTLiveや演劇に詳しい東京大学教授の河合祥一郎氏が進行役として本作の魅力に迫る。

NTL 2022 The Book of Dust © Manuel Harlan

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■トークイベント付きプレミア上映 登壇者プロフィール(敬称略)

村山由佳(むらやま・ゆか)

村山由佳氏

村山由佳氏

作家。1964(昭和39)年、東京都生れ。立教大学卒。1993(平成5)年『天使の卵―エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞受賞。2009年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞を、2021(令和3)年『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞を受賞した。他の小説に『おいしいコーヒーのいれ方』『放蕩記』『天翔る』『ワンダフル・ワールド』『嘘 Love Lies』『ミルク・アンド・ハニー』『燃える波』『雪のなまえ』など。エッセイに『猫がいなけりゃ息もできない』『命とられるわけじゃない』などがある。

河合祥一郎(かわい・しょういちろう)

河合祥一郎氏

河合祥一郎氏

東京大学教授。ケンブリッジ大学と東京大学より博士号取得。著書に『ハムレットは太っていた!』(白水社、サントリー学芸賞受賞)、『あらすじで読むシェイクスピア』(祥伝社)、『謎解き『ハムレット』』(ちくま学芸文庫)、『シェイクスピアの正体』(新潮文庫)ほか。シェイクスピア新訳を角川文庫より刊行中。読売演劇大賞投票委員、放送文化基金放送文化基金賞テレビドラマ審査委員長、彩の国シェイクスピア・シリーズ企画委員会委員長。ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)が日本に上陸以来、NTLiveの日本公開の作品について一般の観客向けに「語る会」を実施し、英国演劇の解釈や知識などをわかりやすく普及している。

NTL 2022 The Book of Dust © Manuel Harlan

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上映情報

NTLive『ブック・オブ・ダスト~美しき野生~』トークイベント付きプレミア上映
 
■開催日:2022年4月23日(土)
■開催時間:17:30 トークショー開始(30分)、休憩後、18:10 本編上映(本編尺 2時間51分予定)
※開場はトークショー開始より10分前頃から
■開催会場:TOHOシネマズ 日本橋
(東京都中央区日本橋室町2丁目3-1 コレド室町2 3F)
:全席指定 一般3000円/学生・障害者2500円
販売:TOHOシネマズ 日本橋のウェブサイトよりインターネット“vit®”にて販売
※上映日の2日前(4/21(木))AM0時から、上映開始時間まで購入可能です。
※シネマイレージ会員は一部作品を除き、鑑賞希望日の3日前21時より購入可能です。
■出演者:村山由佳(作家)、河合祥一郎(東京大学教授、司会進行を兼ねて)※敬称略
■内容:本編上映前に、原作者フィリップ・プルマンが創造する世界の魅力から、舞台化で描かれてる世界、演劇自体の注目ポイントを語る。
■主催:カルチャヴィル合同会社
■プレミア上映についてのお問合せ先:カルチャヴィル合同会社  info@culture-ville.jp


NTLive『ブック・オブ・ダスト ~美しき野生~』
 
■公開日&公開映画館:
◎2022年5月13日(金)公開
東京:TOHOシネマズ 日本橋、シネ・リーブル池袋
神奈川:TOHOシネマズ ららぽーと横浜
名古屋:TOHOシネマズ 赤池
大阪:大阪ステーションシティシネマ
京都:アップリンク京都
福岡:中洲大洋劇場
◎2022年5月20日(金)公開
兵庫:シネ・リーブル神戸

 
■作:フィリップ・プルマン
■脚色:ブライオニー・レイヴリー
■演出:ニコラス・ハイトナー
■デザイナー:ボブ・クロウリー(ローレンス・オリヴィエ賞受賞デザイナー)
■照明:ジョン・クラーク(「リーマン・トリロジー」など)
■音響:ポール・アルディッティ(「夏の夜の夢」「ジュリアス・シーザー」など)
■作曲:グラント・オルディング(トニー賞ノミネート作曲家)
■出演:サミュエル・クリーシー、エラ・デイカーズ、ナオミ・フレデリックほか

 
■ストーリー:11歳のマルコム・ポルステッドと彼のダイモンのアスタは、オックスフォードから3マイル離れた 場所に住んでいる。マルコムは15歳のアリスと彼女のダイモンのベンと共に、両親が経営する宿屋「トラウト」で働いている。トラウトは聖ローザマンド修道院に近く、マルコムは修道女たちの日常のお手伝いもしている。ある日、聖ローザマンド修道院を訪れたマルコムとアリスは、シスターたちが秘密裏に育てている赤ちゃんに遭遇する。実は、その赤ちゃん“ライラ”はアスリエル卿とマリサ・コールターという2 人の賢者の赤ん坊だったのだ。街中を歴史的な洪水が襲い、マルコムとアリスはライラを連れてカヌー “美しき野生”号で脱出を図るが、3人をライラの母親マリサと、過激な巨大組織マジステリアム(教権機関)に所属するジェラール・ボンヌビルが追っていた。 危険を孕むマルコムたちの旅は無事に終わるのか?ライラが追われる理由は何なのか?手に汗握る壮大な冒険物語の結末は?

■公式サイト:https://www.ntlive.jp/bookofdust
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