『『鬼滅の刃』吾峠呼世晴原画展』がいよいよ大阪上陸、約400点の原画や初公開のイラストで「『鬼滅』の世界」にどっぷり
(c)吾峠呼世晴/集英社
7月14日(THU)~9月4日(SUN) 『鬼滅の刃』吾峠呼世晴原画展
7月14日(木)から、グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベントラボにて『『鬼滅の刃』吾峠呼世晴原画展』がスタートした。展覧会の内容とコラボカフェのメニューなどを紹介する。
週刊少年ジャンプで2016年〜2020年にかけて連載され、アニメ化・映画化されたことで世界中に一大旋風を巻き起こした超人気作品『鬼滅の刃』。同作品初の原画展が東京会場を経て、いよいよ大阪に上陸した。この時を楽しみに待っていたというファンも多いだろう。同展では鬼滅の刃の原画約400点と世界観を引き立てる立体造形、会場でしか観ることのできない吾峠呼世晴描き下ろしのイラストや「大正コソコソ噂話〜原画展特別版〜」など、同展初公開のイラストが展示される。また、大阪会場から発売されるグッズ18点が新たにお目見え。期間中はコラボカフェ『鬼滅の刃』展 茶屋 きさつ亭も登場。鬼滅の刃の物語を順に辿りながら、キャラクターの魅力や世界観はもちろん、原画の美しさや生命力を存分に感じられる展覧会となっている。は全日日時指定制。完売次第終了で既に売り切れている日程もあるとのことで、早めにゲットすることをおすすめする。
序章:煌(きらめき)~不滅への旅立ち~
(c)吾峠呼世晴/集英社
同展覧会は、特別章を含む全8章から構成される。まず我々を出迎えてくれるのは、全23巻の単行本の表紙に囲まれた、主人公の竈門炭治郎と、その妹禰豆子(禰はネのしめすへんが正式表記)の第0巻のフィギュア。立体になった炭治郎と禰豆子に気分が高揚し、『鬼滅の刃』の物語の中に誘われてゆく。
壱ノ章:絆(きずな)~兄と妹、そして仲間たち~
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展示は物語のはじまりとなる連載の第一話「残酷」からスタート。壱ノ章では、竈門炭治郎と竈門禰豆子の兄妹と、我妻善逸、嘴平伊之助、栗花落カナヲ、不死川玄弥といった鬼殺隊同期の仲間を中心に、それぞれの名シーンを原画や会場内装飾で振り返る。
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壁に帯状に配置された「百面相」には、各キャラクターの豊かな表情がズラリ。描きこまれた原画の筆致はもちろん、仲間の絆を感じることができる。また、『鬼滅の刃公式ファンブック 鬼殺隊見聞録』の巻末に掲載された「鏡餅ごっこ」のフィギュアも展示されており、あまりの可愛らしさにため息が出てしまいそうだ。
弐ノ章:鬼(おに)~人の果て、悲しみの果て~
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弐ノ章では、炭治郎たちの宿敵であり、古来から人間を食べることで恐れられてきた「鬼」にフォーカス。鬼のトップに君臨する鬼舞辻無惨(辻は一点しんにょうが正式表記)、そして彼の血と細胞に支配された上弦の鬼たちの原画を展示。
(c)吾峠呼世晴/集英社
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上弦の鬼たちをモノリスで配置し、片面に「鬼の姿:残酷・冷血なふるまい」、もう片面に「人の姿:かつて人間だったことの過去」を対比して展示する。鬼と人の狭間を覗き見れる内容になっている。エリアには、無惨の禍々しい血と細胞を表現した「鬼舞辻無惨「血の支配」立体造形」が大迫力で迫ってくる。
特別章:-陰(かげ)- 無限城顕現
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鬼舞辻無惨ら、鬼の根城である「無限城」が展覧会場に現れた。無限城の不可思議さを、身を以て体験できる特別章。鳴女の琵琶の音が大きく響き、神出鬼没に現れる演出はどこかリアルで鮮烈な印象を受ける。
参ノ章:柱(はしら)~絶対なるその呼吸~
(c)吾峠呼世晴/集英社
参ノ章では、鬼殺隊最強の剣士「柱」が登場。
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煉獄杏寿郎(煉は火+東が正式表記)、宇髄天元、伊黒小芭内、甘露寺蜜璃、時透無一郎、不死川実弥、悲鳴嶼行冥、胡蝶しのぶ、冨岡義勇の、強さや誇り高き姿を伝える名シーンを約110枚の原画で展示。
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また、柱が極めた「呼吸」による壮麗な剣技をイメージした立体造形が乱れ飛び、展示に勢いをつけている。ファン垂涎のエリアだろう。
肆ノ章:繋(つなぐ)~全てを懸けて~
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多くの鬼との戦いの中で失われた尊い命と大切な存在。肆ノ章では、それぞれの隊士が背負った過去や宿命、未来に託した希望に想いを巡らせる。善逸と育手の桑島慈悟郎、兄弟子の獪岳、しのぶと姉の胡蝶カナエ、伊之助と母の琴葉など、隊士との繋がりや鬼との戦闘シーンを展示。彼らの想いと宿命に寄り添い、送り出す演出は思わず涙を誘う。中央にそびえる「「命」の大灯篭 立体造形」が、悲しくも情感豊かであたたかな空間を生み出している。
伍ノ章:刻(とき)~千年の夜明け~
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ついに訪れた鬼殺隊と鬼舞辻無惨の最終決戦。伍ノ章では、熾烈を極めた夜明けまでの戦いを多数の原画と大判のグラフィックを用い、大迫力で伝える。
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夜明け前の暗さが徐々に薄れる様子を壁面で表現し、なかなか訪れない夜明けまでの時間や焦燥感を鬼殺隊と共有しながら鑑賞の歩を進める。BGMも相まってドキドキハラハラさせられる演出となっている。
終章:継(つぐ)~幾星霜を越えて~
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激闘の果てに、鬼舞辻無惨を倒した鬼殺隊。鬼と化してしまった炭治郎が人に戻るまでの奮闘と物語の結末を、満開の藤の花のもとで見届ける。
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千年を超える戦いを終えた彼らの未来の行方をあたたかく見守る章となっている。最終パートには吾峠呼世晴描き下ろしのイラストや「善逸伝」、「大正コソコソ噂話〜原画展特別版〜」といった同展初公開のイラストが展示されている。
大阪会場から新たに18商品が追加販売
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ナレッジキャピタル4階 ナレッジシアターに登場する公式ショップでは、東京会場で販売された73アイテムに加え、新たに大阪会場から18アイテムを販売。
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個性豊かなキャラクターといつでも一緒にいられるアイテムが盛りだくさんだ。
『鬼滅展』xCAFE Lab.によるコラボカフェが期間限定で登場
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また、ナレッジキャピタル1階のCAFE Lab.では「『鬼滅の刃』展 茶屋 きさつ亭」が展示期間中に登場。『鬼滅の刃』の世界観をモチーフとしたオリジナルメニュー全9品が味わえる。
(c)吾峠呼世晴/集英社
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ドリンクメニューを注文すると、4種(炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助)からランダムでコースターがプレゼントされる(無くなり次第終了)。
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『鬼滅の刃』の原作を振り返り、世界観とキャラクターの魅力を感じるのはもちろんだが、吾峠呼世晴の原画に残るホワイトや鉛筆の跡、精緻な筆致も併せて楽しんでほしい。『『鬼滅の刃』吾峠呼世晴原画展 』は7月14日(木)~9月4日(日)まで、グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベントラボで開催中。
展覧会情報
会期:2022年7月14日(木)~2022年9月4日(日)※会期中無休
開館時間:10:00~19:30(最終入場18:30まで)
会場:グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベントラボ/ナレッジシアター
入場料(税込):グッズ付き日時指定券3,600円/日時指定券 一般・学生2,000円/中学生・高校生1,500円/小学生1,000円
※全日日時指定制。完売次第終了。
主催:『鬼滅の刃』原画展製作委員会
原作:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』
企画協力:週刊少年ジャンプ編集部
協賛:図書印刷、ローソン
協力:ナレッジキャピタル
公式HP:https://kimetsuten.com