中村勘三郎主演作や宮藤官九郎作・演出作品など、「シネマ歌舞伎」22年後半のラインナップが決定

映画のように気軽に歌舞伎を楽しめる、シネマ歌舞伎。松竹公式動画配信サービス〈歌舞伎オンデマンド〉にて月に1本ずつ、話題の公演や月イチ歌舞伎（映画館上映）と一緒に楽しめる関連作品の配信を行っている。この度、2022年後半のラインナップが決定した。

9月の作品は、中村勘三郎 主演『め組の喧嘩』。2017年、平成中村座初のロングラン公演の最後を飾った舞台を撮影。「江戸の芝居小屋を現代に蘇らせる」という長年の夢を実現させた勘三郎の熱い思いと重なる、熱い男たちの生きざまを描く。

そして今年10・11月の平成中村座公演で宮藤官九郎による新作歌舞伎『唐茄子屋～不思議国之若旦那（とうなすや ふしぎのくにのわかだんな）～』が上演されることにちなんで、10月は 宮藤官九郎が初めて手掛けた歌舞伎『大江戸りびんぐでっど』をラインナップ。宮藤官九郎による歌舞伎の世界を、舞台・配信の両方で楽しめる。

11月は勘三郎、勘九郎、七之助の息の合った獅子の狂いが見どころの『連獅子／らくだ』。獅子物の演出は11月に映画館で上映される『新作歌舞伎 風の谷のナウシカ 後編』でも印象的な場面で取り入れられており、併せて観たい作品。

12月の作品は『野田版 研辰の討たれ』。 作・演出の野田秀樹と勘三郎の名タッグで生み出された野田版歌舞伎第一弾を配信で。 1月は『阿古屋』。現代の女方最高峰 玉三郎による華やかな作品を、同じく玉三郎が出演する映画館上映作『二人藤娘／日本振袖始』と共に見てみてはいかがだろうか。