短歌を詠むダンサーとヴォーカリストのコラボ 吉祥寺ダンスLAB.vol.5『千年とハッ』2022年12月に上演決定
2022年12月、吉祥寺シアター 劇場にて、吉祥寺ダンスLAB. vol.5 『千年とハッ』が上演される。
企画名に「実験室(LAB.)」と題し、2019年より気鋭の若手ダンサーを迎え、異ジャンルとのコラボレーションを軸に上演してきた本企画。第5弾となる今回は、「短歌を詠むダンサー」として精力的な活動を続ける涌田悠(わくた・はるか)と、独自の声と歌を使ったパフォーマンスで話題のヴォーカリスト・田上碧(たがみ・あおい)を迎える。
言葉をルーツ/ツールとして活動を繰り広げる二人のアーティストのコラボレーション作品。短歌やラップなどの短いテキストを基盤として、吉祥寺をリサーチしながら、言葉と身体との関わり合いを模索、舞台上での発語とダンスによるアウトプットを試みる。言葉と声、身体と歌、呼吸と身振り、いくつものレイヤーを掛け合わせて生み出される唯一無二の世界を堪能したい。
アーティストプロフィール
■涌田 悠(短歌を詠むダンサー/振付家)
涌田悠 (C)金子愛帆
短歌を詠むダンサー/振付家。3歳よりモダンダンスを始める。振付家として、からだと世界の触れ合うところに生まれる言葉と踊りの関係性に興味を持ち、2014年より自作短歌と共に踊る作品短歌deダンスシリーズを展開。2017年『涌田悠第一歌集』が台北に招聘。2020年『涌田悠第三歌集』がSTスポット主催【ラボ20#22】にてラボアワード受賞。2022年、STスポットにて初の単独公演『涌田悠第四歌集 川風の星』を行う。ダンサーとして、KENTARO!!、横山彰乃、ジュリー・アン・スタンザック、岩渕貞太、貝ヶ石奈美、杉原邦生の作品に出演。歌人として、【第63回短歌研究新人賞】次席。【第四回笹井宏之賞】にて大森静佳賞受賞。
■田上 碧(ヴォーカリスト)
田上碧
2014年頃より、野外から劇場空間まで幅広い場で体ひとつで歌うことから活動を始める。歌うことの行為や現象としての側面を浮き彫りにするパフォーマンスや、歌と語りを織り交ぜた楽曲の演奏、即興演奏や詩作など、シンプルな実践を通して声と身体による表現の可能性を探っている。2019年、インドネシア滞在を経てヴォイスの即興演奏を始める。歌・語り・ヴォイスなどを織り交ぜた⾧編の歌『触角が無限にのびる虫』(2020)の発表を経て、2022年からは自作曲の弾き語りを中心に活動中。
公演情報
(試演会:12月8 日(木) 20 時)
【会 場】吉祥寺シアター 劇場
(JR中央・総武線/京王井の頭線 吉祥寺駅北口 徒歩5分)
【料金】一般 \3,000 U29 \2,500
アルテ友の会・武蔵野市民 \2,700
(試演会:一律 \2,500)
【作・演出・出演】
田上 碧(ヴォーカリスト)
涌田 悠(短歌を詠むダンサー/振付家)