全世界300部限定制作の名作も　大作曲家の肉筆に迫るファクシミリ版の特別セールが12/28（水）よりスタート

輸入楽譜の専門店アカデミア・ミュージックにて、2022年12月28日（水）よりベーレンライター社ファクシミリの特別セールが実施される。

「ファクシミリ版」とは、作曲家が書き記した自筆の楽譜（自筆譜）の複製。楽譜部分はもちろん、紙やペンの色、ページの切れ端など音符以外の細部まで忠実に再現されたファクシミリ版は、まさに芸術品といえるもの。バッハの美しい筆跡、モーツァルトの軽やかな筆跡、ベートーヴェンの力強い筆跡など、作曲家ごとに異なる筆跡からそれぞれの作曲家のキャラクターや、作曲家が試行錯誤した形跡を窺い知ることができる。

今回は、全世界300部限定で制作されたベートーヴェンの名作、交響曲第9番（通称「第九」）のファクシミリ版を中心にベーレンライター社ファクシミリが対象。特別価格は2022年12月28日（水）より～2023年1月9日（月・祝）までの期間限定だ。詳細は特設サイトにて確認してほしい。

指揮者 佐渡裕のコメント

僕が「第九」のファクシミリを手に入れたのは、1988年、ウィーンの楽譜屋でした。出版されている楽譜を全面的に信じていた僕はとても大きなショックを受け、まるで彼からの手紙を読んでいるかのように、パッションを直接感じとることが出来ました。

このファクシミリを一枚一枚、丁寧にめくって行く楽しさに目覚めると、ベートーヴェンの音楽を心から愛する人ほど想像力を掻き立てられ、この地球を代表するような名曲の、新しい解釈が生まれてくるのではないでしょうか。