岸田國士初期の名作「葉桜」をモチーフにiaku主宰の横山拓也が現代的な視点で母娘を描く『あたしら葉桜』上演決定

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2023.1.13
iaku『あたしら葉桜』

iaku『あたしら葉桜』


2023年4月、東京、大阪にてiaku『あたしら葉桜』の上演が決定した。

岸田國士初期の名作「葉桜」をモチーフに、横山拓也が現代的な視点から母娘を描く「あたしら葉桜」を2本同時上演。口語劇のパイオニアといえる岸田戯曲とiakuの関西弁口語を並べることで、その影響や系譜を確認し、エンターテインメントに昇華する。

演出は、iakuで長く横山とコンビを組んできた上田一軒。キャストには第20回(2017年度)関西現代演劇俳優賞・女優賞の林英世と同・奨励賞の松原由希子の関西の実力派女優の2人が並ぶ。

横山拓也 コメント

現代のテレビドラマなどに見る口語セリフの第一人者とも言われる岸田國士。セリフの書き様に徹底的こだわった岸田國士にシンパシーを持っています。彼の初期作品の数々から、当時に生きる人たち(庶民よりは少し裕福な人たち)の日常のニオイが嗅げる面白味は、戯曲が時代を越えて存在する意義を感じさせてくれます。私もセリフにこだわった作品づくりを行なっているので、いつか時代を経ても楽しんでもらえるものを書ければ、と思っています。『葉桜』(朗読)と『あたしら葉桜』の連続上演は、二つの時代と、二人の作家を並べて見つめる企画です。文豪に肩を並べる気はさらさらありませんが、こうやって勝手に真っ向勝負を挑めるのはなかなか楽しいです。コロナで中止になってから3年。ようやくリベンジの時が来ました。劇場でお会いできますことを、心より楽しみにしています。

【あらすじ】

娘の見合い相手の態度が気に入らない母。娘の気持ちも煮え切らない。母の部屋で、娘の結婚を巡ってとりとめのない会話が繰り広げられる(『葉桜』あらすじ)。

大正時代、岸田國士が妹のお見合いを題材に書いたと言われる戯曲を、現代の恋愛観、結婚観に準えて再構築。 “アイネキュッヘンシャーベ”が逃げ込んだ和室で、海外赴任が決まった恋人のことを相談しているうちに、母と娘は自分たちの歴史や未来について思いを馳せる。

 

公演情報

iaku『あたしら葉桜』
 
【東京公演】
 
2023年4月15日(土)~23日(日)
4月15日(土)・・・14:00★【託】/18:00★【託】
4月16日(日)・・・14:00★
4月17日(月)休演日
4月18日(火)・・・19:30
4月19日(水)・・・14:00
4月20日(木)・・・14:00/19:30
4月21日(金)・・・19:30
4月22日(土)・・・14:00/18:00
4月23日(日)・・・14:00
※開演の1時間前より受付開始、30分前開場
※上演時間は約70分を予定しています
★・・・早期観劇割引公演
【託】・・・託児サービス
 
<会場>三鷹市芸術文化センター 星のホール
 
発売日:財団友の会会員2月16日(木)/一般2月17日(金)
前売:一般3,500円/財団友の会会員3,000円
当日:一般4,000円/財団友の会会員3,500円
U-25(25歳以下):前売2,000円/当日2,500円(当日、年齢が確認できる書類拝見)
高校生以下:前売・当日とも1,000円(当日学生証拝見)
★早期観劇割引
前売:一般3,000円/財団友の会会員2,500円
当日:一般3,500円/財団友の会会員3,000円
U-25(25歳以下):前売1,500円/当日2,000円(当日、年齢が確認できる書類拝見)
高校生以下:前売・当日とも500円(当日学生証拝見)
※全席指定
※「U-25」及び「高校生以下」は、いずれも公演当日の年齢。
※未就学児入場不可
 
【大阪公演】
 
2023年4月28日(金)~30日(日)
4月28日(金)・・・19:00
4月29日(土)・・・14:00/18:00
4月30日(日)・・・14:00
 
※開演の1時間前より受付開始、30分前開場
※上演時間は約70分を予定しています
 
<会場>インディペンデントシアター2nd
 
2023年2月18日(土) 発売開始
前売:3,500円/当日:4,000円
U-25(前売・当日共):前売2,200円
高校生以下(前売・当日共): 1,100円
※全席指定
※「U-25」及び「高校生以下」は当日年齢を確認できるものを提示
※未就学児入場不可
 
【作】横山拓也 
【演出】上田一軒
【出演】林英世、松原由希子(匿名劇壇)
【公式ホームページ】http://www.iaku.jp/
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