植田圭輔×菊池修司「あの経験は間違いなく、僕らを強くした」 舞台「ヴァニタスの手記」-Encore- インタビュー

インタビュー
舞台
アニメ/ゲーム
2023.3.8
左から 菊池修司、植田圭輔

左から 菊池修司、植田圭輔

――初演の稽古開始前、菊池さんに行ったインタビューでは「圭輔さんの隣にふさわしい男になりたい」と仰っていました。

植田:それはたぶん、ちょっといい子ぶってたんじゃない(笑)?

菊池:そうなのかもしれない(笑)。稽古前の頃って、圭輔さんが来るってわかると(姿勢を正して)キュッとしてましたもん。やっぱり、大御所なので。

植田:あっはっは! 大御所って(笑)。

菊池:今はフランクな関係にはなったので。やっぱり、この作品があってこそですね。

――ちなみに、植田さんにとって菊池さんはどんな後輩でしょうか?

植田:他の役者さんに対しても同じなんですが、先輩や後輩っていうことにあんまり重きを置かないんです。15歳下だろうが、えげつない芝居する人はライバルやし。修司は紛れもなくいい役者です。自分なりに信念を持っているところはもちろん、悔しいときに思いきり悔しがったり役割を考えられたり、周りを見ることができているところが素敵なんですよ。

菊池修司

菊池修司

――初演を経て感じたキャラクターの人物像をお聞かせください。

植田:原作やアニメを見ていると、ヴァニタスは「わかりたい」と「わからない」がずっと繰り返していくんです。知りたい、知らない、突き放す……ちょっと弱いところを見せて、寄り添う、また突き放す。冒頭や一幕のラストのあたりは特に顕著ですが、ノエはヴァニタスにとって「そんなこと今まで言われたことがない」ということをどんどん出してくるタイプ。とても純粋に生きるノエがいることで、自分の生き方を決めつけていた硬さがほぐれていく。面白いとも変な奴だと思っているだろうし、ストレートパンチを食らった気分にもなっているはず。そんな二人が最後、背中を預け合う姿はとても美しく見えるはずです。

菊池:ノエはまっすぐで思うがまま生きていくタイプなんですけど、最近改めてアニメを見ていたら、前回以上に感じ取れる部分がたくさんありました。ヴァニタスとノエという凸凹コンビが右往左往しながらの物語が、とても美しい世界観で描かれている。稽古動画を見ていても、この作品にしかない唯一無二さを感じるんです。冒頭のノエのセリフから始まっていくワクワク感は「ヴァニタスの手記」ならではですね。

植田圭輔

植田圭輔

――公演に向けて、意気込みとメッセージをお願いします。

植田:先に圧かけておくけど、俺はもうミザンス(立ち位置)も台本も全部覚えてるからな?

菊池:やばいなー! 前回もこうだったんですよ。やっぱり怖いです、この先輩(笑)。

植田:(笑)。とにかく、幕が上がることを本当に楽しみにしています。舞台で描いた先もまだ原作は続いていますし。僕自身もすっかりいちファンとして「ヴァニタスの手記」を追いかけてるくらい、魅力あふれる作品です。原作者の望月先生は、今でも僕らのことを気にかけてくださってるそうなんですよ。僕のラジオもほぼ毎回聞いてくれているみたい。

菊池:マジっすか! たしかに、先生からの愛は肌で感じますよね。

植田:愛を持って作品を生み出している方だからこそ、物語全体やヴァニタスとノエの関係、誰かを想う気持ちに反映されている。「今のお前はどうしたいんだ?」と問いかける瞬間もあり、非常に舞台向きの作品でもあります。美しい世界観もさることながら、ぜひ登場人物たちの心にも触れてください。

菊池:皆様の前で、僕はまだノエという人物として立ったことがありません。あの時から時が止まってしまっています。観劇予定だったお客さまが観られなくなってしまったこと、学が代役として繋いでくれたこと……この作品を愛してくださっている方々に、僕が演じるノエを通じてたくさんの愛と恩を返したい。もしまだ原作やアニメを見ていなくてもわかりやすいストーリーですし、これから知りたくなる魅力的な作品です。たくさんの方に、劇場に足を運んでいただきたいです。

左から 菊池修司、植田圭輔

左から 菊池修司、植田圭輔

取材・文=潮田茗 撮影=荒川潤

公演情報

舞台『ヴァニタスの手記』-Encore-
 
【日程】2023年3月10日(金)~12日(日)
【会場】サンシャイン劇場
 
【原作】望月淳「ヴァニタスの手記」/「ヴァニタスの手記」製作委員会
【脚本・演出】山崎 彬
【CAST】
ヴァニタス:植田圭輔
ノエ:菊池修司
 
ジャンヌ:七木奏音
ドミニク:澤田美紀
ルカ:前田武蔵
ルイ:矢代卓也
オルロック:中村哲人
Dr.モロー:鈴木理学
 
ルスヴン:鷲尾 昇
 
ローラン:丘山晴己
 
【サブキャスト】
先生、ほか:浅野康之
ノックス、ほか:香月ハル
マーネ、ほか:酒井翔悟
アメリア、ほか:渡辺菜花
ベロニカ、ほか:下村 彩
カトリーヌ、ほか:野島怜衣珠
マリア、ほか:黒須杏樹
ジョルジュ、ほか:海本博章
蜘蛛の仮面の男、ほか:佐松 翔
 
■料金:
プレミア席:19,800円(税込)※前方5列分までのお席確定/特製グッズ(非売品)付
SS席:14,800円(税込) ※前方12列分までのお席確定/特製グッズ(非売品)付
S席:9,800円(税込)
A席:6,800円(税込)
※席種により、座席エリアが異なります。詳細は公式サイトをご確認ください。
 
■プレミア席およびSS席は特製グッズ(非売品)付となります。
プレミア席:望月淳先生描き下ろし複製色紙/カレンダー/クリアファイル/トートバッグ/レターセット
SS席:望月淳先生描き下ろし複製色紙/カレンダー/クリアファイル
※望月淳先生描き下ろし複製色紙、カレンダー、クリアファイルはプレミア席・SS席共通仕様となります。
※特製グッズは劇場にて引き換えとなります。
※特製グッズの内容は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。
 
【一般発売】2023年2月25日(土)12:00~
 
【制作】ナッポスユナイテッド
【主催】アニプレックス/ソニー・ミュージックエンタテインメント/ナッポスユナイテッド
 
■公式サイト vanitas-stage.com
■公式ツイッター @vanitas_stag
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