マカロニえんぴつ『EIGHT BALL FESTIVAL 2023』ライブレポートーー「心から楽しんでるかい?」歌と言葉がもたらす僕らの光

レポート
音楽
2023.4.1
マカロニえんぴつ 撮影=後藤壮太郎

マカロニえんぴつ 撮影=後藤壮太郎

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『EIGHT BALL FESTIVAL 2023』マカロニえんぴつ

マカロニえんぴつ

マカロニえんぴつ

リハの段階から沸きに沸き、「始めることが大事だから。音の調整はやりながらで(笑)」(はっとり、Vo.Gt、以下同)と、高ぶる気持ちを抑え切れないマカロニえんぴつ。真紅の照明に照らされ改めてメンバーが登場すると、1曲目の「PRAY.」からド迫力のギターサウンドでSOLID STAGEを完全包囲。歴戦のライブでスケールアップしたバンドアンサンブルをフルパワーで鳴らし切る。そんな盤石の演奏で「レモンパイ」を奏でたら、会場の隅々までがハンズアップするのも必然か。その光景にはっとりも思わず「岡山いいねー!」と漏らす中、間髪入れずに「洗濯機と君とラヂオ」を投入と、冒頭からめくるめくアンセムの連続! 立つべくしてここに立っていると思い知らされる楽曲、パフォーマンス、演出……もう完璧。

マカロニえんぴつ

マカロニえんぴつ

「元気でしたか? みんなに会えてうれしいです。コロナ禍はいろいろ大変で、ライブも我慢してきた方が多いんじゃないでしょうか。ずっと声が出せないで、我々も悲しい、寂しい思いをしてたんで、こうやって楽しく、時に騒いで、音楽フェスができるのは当たり前じゃないなと。音楽シーンにも本当に春が来たような気がします。そんな今年のフェスの幕開けですね」

TBS系ドラマ『100万回 言えばよかった』の主題歌としても話題となった「リンジュー・ラヴ」は、ドラマ同様、観る者の感動を増幅するのに一役買い、オーディエンスもじっくりと耳を傾ける。続く「恋人ごっこ」や、TVアニメ『サマータイムレンダ』のオープニングテーマ「星が泳ぐ」でも、巨大なSOLID STAGEいっぱいに珠玉のラブソングを響かせる。

マカロニえんぴつ

マカロニえんぴつ

「心から楽しんでるかい? いろんなことをちゃんと忘れられてるかい? 覚えておかなきゃいけないことなんて実はほんのひと握りで、その多くはどうでもいいことなんだ。そんなバカみたいにはかない人生を一生懸命生きてるんだから、瞬間を楽しまなきゃもったいない。今感じてるこの気持ちだけ覚えておいてください。音楽が好きだということ、音楽に好かれているということ、そして、この歌をあの人と聴きたかったなと思ったこと。ありがとうございました、マカロニえんぴつという音楽でした。君といるときの僕が好きだ」

マカロニえんぴつ

マカロニえんぴつ

はっとりの真摯なメッセージと共に最後に届けたのは、名曲「なんでもないよ、」。「ストリーミング累計再生回数が1億回突破」、「バンド最大のヒット曲」etc……この曲の持つエモーションと説得力を前にすれば、そんな宣伝文句など何の必要もない。体の芯まで染みわたるような余韻を残して、ステージを後にしたマカロニえんぴつだった。

マカロニえんぴつ

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取材・文=奥“ボウイ”昌史 撮影=後藤壮太郎

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