指揮者・原田慶太楼、サー・ゲオルク・ショルティ コンダクター賞を受賞

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2023.4.25
原田慶太楼

原田慶太楼


日本とアメリカに拠点を置く指揮者の原田慶太楼が、サー・ゲオルク・ショルティ コンダクター賞を受賞した。

この賞はショルティ財団(US)により、アメリカに居住権を持つ若い指揮者の活動を支援する目的で設立。原田はキャリア支援賞を2014年、2015年、2016年、2020年、2021年、2022年と受賞。このたびトップ賞となるコンダクター賞を日本人として初めて受賞した。

原田慶太楼よりメッセージ

今回、サー・ゲオルク・ショルティコンダクター賞を受賞できたことは、私にとって大変名誉な事です。ショルティ財団からのサポートには心から感謝しており、沢山の幸運にも恵まれ、指揮者としてのキャリアをここまで積むことができ、そして多くの目標を達成することができました。2014年にキャリア支援賞を受賞した時から、ショルティ財団は私のキャリアアップに多大な恩恵をもたらしてくれました。プロジェクトを実現するため資金面を含めたサポートは自身の技術を磨きアーティストとして成長させてくれました。この賞を受賞したことで、音楽の先導者として、音楽の魅力を多くの人に伝えていけるよう自分を磨き続けていければと思います。

詳細情報

<サー・ゲオルク・ショルティ コンダクター賞>
 
アメリカ・ショルティ財団は、活躍が望まれる若いアメリカ人音楽家を援助するために、サー・ゲオルク・ショルティを記念して2000年に創設。

2004年より財団は、プロとして活動を始めたばかりの才能ある若い指揮者を援助するため、受賞者に3万ドルの賞金を贈呈、シカゴ交響楽団とシカゴ・リリック・オペラへの出演機会を与える門戸を開く取り組みを行っている。
「私達は非凡な才能を持つ新人達に援助の手を差し伸べることで、卓越した音楽を求めるショルティの情熱を実現することに専心しています。」(レディ・ヴァレリー・ショルティ)アメリカ・ショルティ財団は、若い指揮者を援助することに専念するアメリカ合衆国随一の組織。
 
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