アリエル・豊原江理佳、セバスチャン・木村昴、エリック・海宝直人ら共演で「アンダー・ザ・シー」生歌唱『リトル・マーメイド』フェス

動画

レポート

アニメ/ゲーム

映画

映画『リトル・マーメイド』公開記念「リトル・マーメイド”フェス」

6月6日（火）、映画『リトル・マーメイド』公開記念「リトル・マーメイド”フェス」が東京・品川インターシティホールにて開催された。イベントには、同作日本語吹替版キャストの豊原江理佳、木村昴、海宝直人、浦嶋りんこ、高乃麗らが登壇した。

1991年に公開されたアニメーション映画『リトル・マーメイド』は、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話『人魚姫』をもとに誕生。主題歌「アンダー・ザ・シー」がアカデミー賞歌曲賞を受賞し、音楽を担当したアラン・メンケンもアカデミー賞作曲賞を受賞している。同作を実写化する『リトル・マーメイド』では、アニメーションに続いてアラン・メンケンと、『モアナと伝説の海』『ミラベルと魔法だらけの家』などのリン＝マニュエル・ミランダが音楽を担当。主人公の人魚姫アリエルをハリー・ベイリーが演じる。メガホンをとったのは、『シカゴ』などのロブ・マーシャル監督。

本作の主人公は、海の王女アリエル。まだ見ぬ人間の世界に憧れていたアリエルは、掟によって禁じられているにも関わらず、ある日人間の世界に近づき、嵐に遭った王子エリックを救う。この運命の出会いによって、人間の世界に飛び出したいという思いを抑えきれなくなったアリエルは、海の魔女アースラと恐ろしい取引を交わす。それは、3 日間だけ人間の姿になれる代わりに、世界で最も美しい声をアースラに差し出すことだった。

（C）2023 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

映画『リトル・マーメイド』公開記念“リトル・マーメイド”フェスは、本作の日本語吹替声優陣が一同に集結し、劇中のミュージカルナンバーを歌唱するイベント。海中のように美しく彩られた会場には、カラフルなペンライトを持った観客たちが詰めかけていた。そんな中、アリエル役のハリー・ベイリーからのサプライズメッセージ映像とともに、イベントは華々しく幕を開ける。

人間の世界に憧れる人魚・アリエルが、切ない想いを込めて歌った楽曲「パート・オブ・ユア・ワールド」をパフォーマンスしたのは、日本語吹替版で主人公・アリエル役を務めた豊原江理佳だ。豊原は、“誰よりも美しい歌声を持つアリエル”を体現するかのような圧倒的な歌声を響き渡らせ、観客たちを一瞬で魅了する。

豊原江理佳

続いて、アリエルが人間の世界へ踏み出すキッカケとなる王子・エリック役の海宝直人が、新曲「まだ見ぬ世界へ」を初披露。エリックがアリエルへの思いを込めて歌う美しいバラードを力強くも繊細な歌声で歌い上げ、会場を感動の渦に包み込んだ。

海宝直人

アリエルを言葉巧みに誘惑する海の魔女・アースラ役の浦嶋りんこは、「哀れな人々」を妖艶に歌い上げる。さらに、海の王トリトンに仕える執事長・セバスチャン役の木村昴と、陽気で騒がしい目立ちたがり屋・スカットル役の高乃麗が、アニメーション版でもお馴染みの「キス・ザ・ガール」を息ピッタリにデュエット。世界中で愛され続けている人気楽曲から、実写版で誕生する新曲まで、生歌でのステージを堪能した観客からは笑顔がこぼれていた。

浦嶋りんこ

木村昴

木村昴＆高乃麗

その後のトークセッションでは、キャスト陣による白熱したトークが展開し、会場は大盛り上がり。観客の前での生歌唱について、豊原は「とっても楽しかったです！（お客さんたちの持っている）ペンライトの光が海の中みたいに綺麗で、私もマイクを振りたくなったくらいノリノリで歌えました！」とコメント。木村も「映画の中でも、観ていて海の中を一緒に泳いでいるような感覚になるようなシーンが多いのですが、今回のステージでも、『リトル・マーメイド』の世界が表現されていて本当にカラフルですよね！本当にテンション上がった！」と、楽しげに話した。

豊原江理佳＆海宝直人

初めてこの場で新曲を披露した海宝は、「エリックはアリエルにひと目惚れならぬ”ひと聴き惚れ”だったので、さっきも（アリエル役の）豊原さんの声を聴きながら力を充電して歌うことが出来ました。この曲以外にも本当にすばらしい新曲が書き下ろされているので楽しみにしていてください！」と熱を込めてアピール。浦嶋は、「”この会場にいる皆が哀れなんだ”と思いながら歌いました」とアースラさながらの怪しい笑みを浮かべながら語り、会場を盛り上げた。

木村と高乃のデュエットは、この夜限りのもの。高乃は「映画の中ではセバスチャン、フランダー、スカットルの3人で楽しくアリエルの物語を盛り上げるのですが、今回も（セバスチャン役の木村）昴くんと”今日はこうやって動こう”とさっき一緒に相談したりもして、ノリノリで楽しめました」、木村は「最高でした！」と、それぞれに振り返った。

そして、豊原は「収録してから公開まで本当に待ち遠しかったですし、早く皆さんにお届けしたいという一心でした！今日皆さんの歌を生で聞くことが出来て、これをまた映画館でもうすぐ聴けるとすごくワクワクしています！『リトル・マーメイド』をご覧いただいて、皆さん少しでも元気をもらってほしいです！」とトークを締めくくった。

最後に、木村の掛け声で、登壇キャストと観客全員で、人気楽曲「アンダー・ザ・シー」を熱唱。イベント最大のクライマックスに、会場中は一体感と幸福感に包まれていた。木村が「サイコー！この曲はみんなで一緒に歌える誰もが知る名曲なので、映画館では心の中で一緒に歌ってほしいなと思います！」、豊原が「一歩踏み出す勇気を与えてくれるような作品になっています！とっても楽しい作品になっていると思いますので公開を楽しみにしていてください！」と話し、“リトル・マーメイド”フェスは幕を閉じた。

なお、YouTubeでは、この日のイベントのダイジェスト映像が公開中だ。