【映画レビュー】『エンド・オブ・ザ・デイズ』カンボジア・ゾンビ襲来!ほのぼのとしたサバイバルと美しい街並みに注目

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2016.1.11
 (C)2013 Westec Media Limited. All Rights Reserved.

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SPICE×ぷれシネ特集 第十五回

SPICEをご覧のみなさま、いかがお過ごしでしょうか?この特集では毎回、日本初の映画試写アプリ「ぷれシネ」配信作品を紹介していきます。

同アプリでは、最新作やDVDの本編を新旧問わず丸々1本を無料で楽しめます。アプリ内の作品一覧から選んで応募すれば、その場で抽選結果も分かり、当選すればそのまま鑑賞可能です。この企画では、SPICE編集部の映画好きライター・フジモトが同アプリを体験し、ネタバレなしの作品レビューで皆さまにその魅力をお伝えしていきます。

○過去の記事はこちらから

第十五回に取り上げるのは、カンボジア初のゾンビ映画『エンド・オブ・ザ・デイズ』です。

■あらすじ

プノンペンの医学部生チュンや友人のオデ、サマオたちは、テスト明けのパーティーを楽しんでいた。同じ日の夜、未知のウイルスに感染し凶暴化した患者が病院へ緊急搬送される。被害の拡大は止まらず、街中にあふれる感染者たちはオデたちのパーティーにもなだれ込む。オデやサマオたちは命からがら脱出し、人々が立てこもるビルに逃げ込むことに。しかし、感染した仲間が凶暴化し、またも移動せざるを得なくなるのだった。一方、チュンはパーティー会場に取り残され、ジャスミンという少女と逃げ惑っていた。やがて、オデたちはレスキュー隊がある街で救助活動を行っているという無線を傍受し、脱出を決意する。

■カンボジア初の感染パニックムービー誕生

日本版パッケージが盛りすぎなのも王道 (C)2013 Westec Media Limited. All Rights Reserved.

日本版パッケージが盛りすぎなのも王道 (C)2013 Westec Media Limited. All Rights Reserved.

あらすじを見てもわかるように、本作は典型的な感染パニック映画。劇中では「ゾンビ」との呼称は登場しませんが、間違いなく一連の王道ゾンビ映画の系譜に連なるものです。元祖ともいえるアメリカ ジョージ・A・ロメロ監督の『ゾンビ』や、イギリス ダニー・ボイル監督の『28日後』、インドの『インド・オブ・ザ・デッド』、キューバの『ゾンビ革命 -ファン・オブ・ザ・デッド-』、ノルウェーの『処刑山 デッド・スノウ』などなど、世界各国でゾンビ映画は作られ続けています。そんななか、本作はカンボジア初のゾンビ映画として誕生しました。

ただ、残念ながら本作の物語やゾンビの描写に新しいものはありません。ひたすら感染者の集団から逃げては戦い、別の建物に移動する。途中、仲間割れのような小競り合いがあり、また感染者の襲撃を受ける…では、本作のみどころは何なのでしょうか?それは舞台がカンボジアであること1点です。
 

■製作費100万円!見どころはカンボジアの美しい風景とほのぼのゾンビ軍団

カンボジアであることが最大の魅力!何を言ってるのかわからないかもしれませんが、様々な場面でカンボジアっぽさが登場するのですよ。

まずは、劇中に登場する美しい風景です。この手のゾンビものは低予算であるため、密室の会話劇ばかりになりがち。ところが、本作の主人公たちはカンボジアの街中を走る走る。同国の美しい街並みや生活ぶりが体感できるほど、様々なロケーションで逃げ惑います。おかしな話ですが、本作を観ればカンボジアに行ってみたくなるはず。また、ゾンビを引き付けるためにゆで卵売りの屋台を利用する、なんだかほっこりするシーンも登場。ゾンビに食われる演出も基本的に血糊だけで済ませているので、グロテスクな映画が苦手な方におススメです。

本作はわずか100万円で作られた作品です。監督は『28日後』にインスパイアされて製作を決意し、劇中には学生のボランティアを多数使っているとか。恐ろしいゾンビものを求めると肩透かしをくらいますが、ほのぼのするカンボジアン・ゾンビは一見の価値ありです。

 
興味を持った方は、下記の方法で試聴に応募してみてください。

①itunesまたはApp storeでアプリをダウンロード

 

②会員登録(メールアドレスと希望するパスワードを入力)

 
 


 

③ログイン

 

③観たい作品を選んで「受付中」の部分をタップ!
 

これだけで応募が完了し、その場で当選の結果もわかります。当選決定から24時間の間は、いつでも同じ作品を観ることができるので、通勤や通学、ちょっとした待ち時間をつぶしながら気軽に鑑賞するのもいいですね。

現在公開されている作品の定員は50~100名。ただし、抽選ではなく先着で当選が確定するものも多いので、人気作は早めに応募したほうが良さそうです。

また、鑑賞後は「シェア」ボタンをタップして、TwitterやFacebookに感想を投稿することもできます。感想を投稿すると、次回からの試写会の当選確率が上がるそうです。

フジモトも投稿してみました。


なお、ぷれシネでの『エンド・オブ・ザ・デイズ』配信は2月3日まで。期間中でも、先着50名に達すると申し込めなくなるのでご注意を。

そのほか、現在配信中の作品と応募期間はこちら。
 

作品情報

エンド・オブ・ザ・デイズ​

(2013年/カンボジア/96分)
監督:タッチ・オードン
脚本:リン・ヴァッタナプロセス
製作:ファニー・ラオ    
出演:リン・ヴォーン・プロセス、サム・オル・オデ、テン・サマオ、ラス・サンナン、リーヴァタナク

 

配信情報

尾曲がり猫と猫的ロボット​

『尾曲がり猫と猫的ロボット』  (C) Three W Film

『尾曲がり猫と猫的ロボット』 (C) Three W Film

(2015年/日/5分)
監督:荻野欣士郎

出演: 小澤綾子、長谷川愛紗、粒良安里

試写期間:1月13日まで
募集定員:先着100名
 


呪ギャル ~芸能怨霊伝説~​
 
 『 呪ギャル ~芸能怨霊伝説~』  (C) 「呪ギャル」製作委員会/(有)十影堂エンターテイメント

『 呪ギャル ~芸能怨霊伝説~』 (C) 「呪ギャル」製作委員会/(有)十影堂エンターテイメント

(2015年/日本/74分)
監督・出演:夏目大一朗
製作総指揮・脚本:黒木公彦
プロデューサー:大江智宏、松浦翔    
出演:前田美里、羽宮千皓、藍田将太、森博嗣、赤澤廉、久田将義、西川千尋

試写期間:1月13日まで
募集定員:先着50名


○レビューはこちら
 

セカンド・カミング

『セカンド・カミング』  (C) 2012 California Solo, LLC. All Rights Reserved.

『セカンド・カミング』 (C) 2012 California Solo, LLC. All Rights Reserved.



(2012年/アメリカ/94分)
監督・脚本:マーシャル・レヴィー
製作総指揮・出演:ロバート・カーライル
出演:アレクシア・ラスムッセン、キャスリーン・ウィルホイト、A・マルティネス、ダニー・マスターソン    

試写期間:1月20日まで
募集定員:先着100名
○レビューはこちら
 

映画少年短編映画祭 Aブロック

『ザ・インデペンデント』


監督:木村理沙


『AWAKENING』
 


監督:美濃輪泰史


『よこがみ やぶり』
 

監督:田村友一
 
 
■『洗濯機は僕らを回す』
 


監督:古新舜
 

『MY GOLD FISH』

監督:米丸香

試写期間:4月7日まで
募集定員:各先着999名
※視聴可能期間は申し込みから14日間


○映画祭紹介はこちら
 


Androidアプリへの対応は現在調整中。SPICEは毎週オススメの作品とともに進捗をお伝えしていくので、お待ちください。

アプリ情報
ぷれシネ​


価格:無料
カテゴリ: 写真/ビデオ
言語: 日本語、英語
販売元: HIROFUMI SOYAMA
 (C) simpleplus / (C) precine

App store: https://appsto.re/jp/d4uL6.i ※iPhoneからアクセス可能
iTunes: https://itunes.apple.com/jp/app/pureshine/id982863363?mt=8

Facebook: https://www.facebook.com/precinema

 
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