中谷美紀×ミハイル・バリシニコフ、舞台『猟銃』NY公演が密着映像とともにWOWOWで独占放送・配信

名優・中谷美紀と伝説のバレエダンサー・ミハイル・バリシニコフの競演にて上演された舞台『猟銃』のニューヨーク公演が、スペシャルドキュメンタリー映像付きで、2024年6月にWOWOWにて放送・配信されることが決定した。

『猟銃』は日本が誇る文豪・井上靖が1949年に発表した名作短編小説が原作。名作小説を、アカデミー賞作曲賞に輝いた『レッド・バイオリン』や国際合作映画『シルク』の監督で、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場などでオペラ、演劇も手掛けるカナダ出身の鬼才フランソワ・ジラールが、2011年にカナダ・モントリオールにて完全舞台化。主演は本作が初舞台となった名優・中谷美紀が務め、カナダと日本の才能が集結した国際プロジェクトとして大きな注目を集めた。多くの観客に愛された本作により、中谷は2011年に舞台『猟銃』で紀伊國屋演劇賞個人賞、読売演劇大賞優秀女優賞を受賞。2016年には日本で再演され数多くの観客を魅了した。

そして2023年、7年ぶりに更なる進化を遂げてアメリカ・ニューヨークにて再演。主演の中谷、演出のフランソワ・ジラールに加え、世界的なバレエダンサーであり、映画やテレビ・ドラマで俳優としても長きにわたり活躍しているミハイル・バリシニコフが出演し、作品に新たな息吹が吹き込まれた。6月の放送では、現地のスペシャルドキュメンタリー映像として、貴重な稽古場の様子や、中谷美紀×ミハイル・バリシニコフ×フランソワ・ジラールのインタビューもあわせて放送する。

さらに書籍の執筆活動にも注力している中谷だが、5月22日（水）には、舞台『猟銃』ニューヨーク公演の軌跡を綴った日記エッセイ『オフ・ブロードウェイ奮闘記』（幻冬舎 刊）の発売が決定した。中谷美紀よりコメントが到着した。

中谷美紀コメント

ニューヨークで、伝説のバレエダンサー、ミハイル・バリシニコフさんとご一緒に舞台に立つという夢のようなお話しをいただきました。ひとりの男が三人の女性から同時に別れの手紙を受け取り孤独に陥るという、「猟銃」の物語は、若くしてお母様を亡くされたバリシニコフさんにとって、ご自身の物語でもあったといいます。バリシニコフさんとパ・ドゥ・ドゥを踊るような気持ちで三人の女性を演じる日々の記録を是非ご覧下さいませ。