ジマーマンがK-JeeをKO宣言! 12/14『K-1 WORLD GP 2024 in TOKYO~FINAL~』無差別級トーナメント準々決勝でバンナの仇討ちへ
世界の8強で争われるK-1 WORLD GP 2024無差別級トーナメント ©︎K-1
『K-1 WORLD GP 2024 in TOKYO~FINAL~』が12月14日(土)、代々木第一体育館(東京都)で開催される。注目は「【宝仙堂の凄十presents】K-1 WORLD GP 2024無差別級トーナメント」で、準々決勝ではエロール・ジマーマン(オランダ)がK-Jee(日本)からKO勝ちを狙う。
山口翔大(左)をKOして本戦進出を決めたエロール・ジマーマン ©︎K-1
ジマーマンはヘビー級レジェンドで、旧K-1時代から活躍してきた。対戦相手の腕などを骨折させ、“ボーンクラッシャー”のニックネームがつくも、日本ではエロール・ジマーマンという名前を短くして“エロジマン”の愛称で親しまれてきた。14年ぶりにK-1へ参戦した6月の『K-1 FIGHTING NETWORK ROMANIA 2024』でマイク・カラマスケタス(ギリシャ)を1RKOし、改めて強さを証明。10月の『K-1 WORLD GP 2024』無差別級アジア予選では、山口翔大(日本)をKOして本戦進出を決めた。
K-Jee ©︎K-1
K-Jeeは19年1月に初代Krushクルーザー級王座獲得した。そして、20年11月には王者シナ・カリミアン(イラン)の持つK-1の同級タイトルに挑み、見事なKO勝利で第2代王座に就いた。しかし、21年3月の初防衛戦でカリミアンのバックブローで逆転KO負けを喫し、王座陥落。その後も1勝4敗と苦難の時代が続いていた。それでも、今年10月の『K-1 WORLD GP 2024』無差別級アジア予選で、レジェンドのジェロム・レ・バンナ(フランス)をハイキックでKOして復活、本戦に駒を進めた。
KO勝ちして舌を出すエロール・ジマーマン ©︎K-1
ジマーマンは、旧K-1時代にブームを演出したジェロム・レ・バンナをリスペクトしている。準々決勝の対戦相手には、そのバンナをKOしたK-Jeeを、『K-1 WORLD GP 2024』一夜明け会見の席で指名した。当日は、リベンジに燃えない訳がない。
「俺がK-Jeeを選んだ理由は、ジェロム・レ・バンナがK-1のレジェンドだからだ。今や俺たちは最年長になるけど、バンナをとても尊敬している。K-Jeeは、そのバンナをKOした。それは許せない。俺は落ち込む彼にロッカールームで『心配しないで。俺が彼を倒してやるから』と約束したんだよ。本当にそう伝えたので、彼に聞いてみてもいいよ」。
ジマーマンは、そう言うと、バンナへの熱い思いを言葉にした。
「バンナは、K-1のレジェンドだ。彼をとても尊敬しているので、彼のために勝ちたいと思った。自分のためではなく、彼のために。そして、このトーナメントは自分自身の強さを証明するために戦う」。
そして、K-Jeeがバンナを倒したハイキックについて、「あれは、たしかに素晴らしいキックで完璧なタイミングだった。それは認める」としつつも、上から目線で「俺には通用しないぜ。バンナを倒した方法で、同じように彼を倒す」と、ハイキックでのKO勝ちを宣言した。
無差別級トーナメント準々決勝のカードは次の通り。いずれも迫力満点のKOシーンが期待される。
■【宝仙堂の凄十 presents】K-1 WORLD GP 2024 無差別級トーナメント・準々決勝(1)
山口翔大(日本) vs クラウディオ・イストラテ(イタリア)
※山口はクォン・ジャンウォン(韓国)の病欠による敗者復活出場
■【宝仙堂の凄十 presents】K-1 WORLD GP 2024 無差別級トーナメント・準々決勝(2)
フェン・ルイ(中国) vs マッティア・ファラオーニ
(イタリア)
■【宝仙堂の凄十 presents】K-1 WORLD GP 2024 無差別級トーナメント・準々決勝(3)
アリエル・マチャド(ブラジル) vs リース・ブルーデネル(英国)
■【宝仙堂の凄十 presents】K-1 WORLD GP 2024 無差別級トーナメント・準々決勝(4)
K-Jee(日本) vs エロール・ジマーマン(オランダ)
■【宝仙堂の凄十 presents】K-1 WORLD GP 2024 無差別級トーナメント・リザーブファイト
谷川聖哉(日本) vs 実方宏介(日本)
その他の注目カードは次の通り。
■スーパーファイト -56kg契約
金子晃大(日本/第3代K-1 WGPスーパー・バンタム級王者、K-1 MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント優勝)
vs
アスランベック・ジクレーブ(ロシア/IFMAアマチュア世界バンタム級王者)
金子晃大 ©︎K-1
■スーパー・バンタム級
璃明武(日本/第7代Krushスーパー・バンタム級王者)
vs
大久保琉唯(日本/初代Krushフライ級王者)
■スーパーファイト スーパー・ウェルター級
ストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア/K-1 MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント優勝)
vs
和島大海(日本/第4代K-1 WGPスーパー・ウェルター級王者)
また、大会ではパリ五輪で活躍した「Shigekix」こと半井重幸によるスペシャルパフォーマンスも行われる。激闘とともに世界最高峰レベルのブレイキンも目に焼き付けたい。