演劇ユニットunratoが『受取人不明 ADDRESS UNKNOWN』を3チームのキャストで7月に上演 

2025.2.28
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unrato#13 『受取人不明 ADDRESS UNKNOWN』

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2025年7月、赤坂RED/THEATERにて、演劇ユニット「unrato(アン・ラト)」による『受取人不明 ADDRESS UNKNOWN』が上演されることが決定した。

本作は1938年、アメリカのストーリー誌に発表された往復書簡による小説『ADDRESS UNKNOWN』の舞台版。原作小説は、『届かなかった手紙』のタイトルで日本でも翻訳出版されている。舞台版は2004年、フランク・ダンロップが脚色し、オフ・ブロードウェイで初演。世界各地で上演されている。

unratoは演出家・大河内直子とプロデューサー・田窪桜子による演劇ユニット。unratoでは2018年に本作を日本初演。2019年にも再演を行い、代表作ともいえるのが本作だ。今回は、コロナ禍を経て、改めてこの物語の原点に立ち返りたく、5年ぶりの上演を決定したとのこと。

2025年版は初演キャストの青柳尊哉×須賀貴匡の顔合わせに加え、大石継太×天宮良、水田航生×鯨井康介の世代の異なる3チームのキャストが出演する。

青柳尊哉

須賀貴匡

大石継太

天宮良

水田航生

鯨井康介

物語は1932年から1934年の間に交わされた20数通の手紙によってつづられる。2人だけの手紙のやりとりという小さな交流から浮き上がる、世界の荒れ狂った大きなうねりとは?

unratoは昨年秋に上演した『Silent Sky』で読売演劇大賞優秀作品賞を受賞し、受賞後の第一弾がこの『受取人不明』となる。本作でも、現代の日本にも、深く刺さる舞台を目指す。

【STORY】
マックスとマルティンはアメリカで画廊を共同経営し、成功をおさめた親友同士。
1932年、ドイツ人であるマルティンはミュンヘンに帰国。ユダヤ人のマックスはサンフランシスコに残ることになり、ドイツとアメリカにいる2人の手紙のやりとりが始まる。
不況にあえぐドイツにはヒットラーが登場。裕福な成功者であるマルティンは徐々にナチズムに心頭していく。
一方、ドイツで女優活動を行う妹の行方を心配するマックスは、マルティンに手紙を送るのだが…。

 

公演情報

unrato#13
『受取人不明 ADDRESS UNKNOWN』
 
【日程・会場】
2025年7月 赤坂RED/THEATER
(公演日程詳細は後日発表)
 
【出演】
大石継太/天宮良
青柳尊哉/須賀貴匡
水田航生/鯨井康介
 
【作】クレスマン・テイラー 【脚色】フランク・ダンロップ 【翻訳】小田島創志 【演出】大河内直子
 
【スタッフ】
[美術]石原敬
[照明]大島祐夫(A・S・G)
[音響]早川毅(ステージ・オフィス)
 [衣裳] 小林巨和
 [音楽] 松田眞樹
 [映像] 松澤延拓
[舞台監督]伊藤春樹(Roots)
[制作]村田紫音 [プロデュース] 田窪桜子  [企画・製作]unrato [主催] アイオーン
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