ダンスカンパニー、ピーピング・トムが三部作を再構築して魅せる特別なステージ『トリプティック』を上演
ピーピング・トム『トリプティック』 (C) Virgina Rota
2025年9月27日(土)~9月30日(火)世田谷パブリックシアターにて、ピーピング・トム『トリプティック』が上演されることが決定した。
驚愕のテクニックと独創的なスタイルで数々の衝撃作を生み出し、世界中に熱狂的なファンを持つベルギーのダンスカンパニー、ピーピング・トム。この度、ピーピング・トムが、カンパニーの集大成にして最高傑作との呼び声も高い『トリプティック』とともに再来日を果たす。
現代社会が抱える闇へと果敢に切り込みながらも、最も過酷な場面でさえ、美しさとユーモア、愛に満ちた演出で描き出す彼らのパフォーマンスは国内外で高く評価され、英・ローレンス・オリヴィエ賞の最優秀ダンス作品賞に二度にわたって輝くなど、数多くの賞を受賞。「見逃してはならないカンパニー」として各国の観客を魅了し続けている。
(C) Virgina Rota
(C)Andrea Avezzù
本作の構成・演出を務めるガブリエラ・カリーソとフランク・シャルティエは、カンパニーの活動のほか、ネザーランド・ダンス・シアター(NDT)やリヨン・オペラ座バレエ団、ヨーテボリ・バレエ、マルセイユ・バレエなどへの作品提供やオペラの演出も手掛けるなど、幅広く活躍している。
舞台は客船。洋上の客室で、ひと癖もふた癖もある男女がおりなす不吉な夜。不安は現実となり、夢は悪夢と化す。過去へと追い詰められる男たちと、狂気に憑りつかれた女たち。絶望の淵で、愛を求めてさまよう魂がたどり着く先は——。
(C) Virgina Rota
『トリプティック』は、オランダを代表するダンスカンパニー、NDTの委嘱作として誕生した三部作『ミッシング・ドア』(13年 カリーソ演出)、『ロスト・ルーム』(15年 シャルティエ演出)、『ヒドゥン・フロア』(17年 シャルティエ演出)を、ピーピング・トムが自身のオリジナルキャストで再構築した、ディレクターズカット版となる特別なステージ。
(C) Virgina Rota
『ミッシング・ドア』では無数に並んだ客室の扉に焦点を当て、続く『ロスト・ルーム』では船内のとあるキャビン、『ヒドゥン・フロア』では忘れ去られた船底のバンケットルームが舞台となってパフォーマンスが繰り広げられる。各パートをつなぐ舞台転換も見どころのひとつ。不穏に閉ざされた世界の中で、卓越した身体能力を持ったダンサーたちによる目を奪われるようなステージは、ダンスや演劇といった枠を超え、かつてないスリリングな感動を呼び覚ます。
公演情報
【会場】世田谷パブリックシアター
【出演】ピーピング・トム
【
一般 S席(1・2階席) 7,500円 / A席(3階席) 5,000円 /
S 席ペア 13,000円(一般 2名・前売のみ)/高校生以下 S・A席 2,000円(当日要証明書提示
※託児サービスあり
※車椅子スペース取扱いあり
※本公演では、大きな音、強い光の明滅、刺激を伴う演出がございます。あらかじめご了承ください。
イープラス ほか
【公式 instagram】世田谷パブリックシアター[ダンス・フィジカル] @setagayapt.dance
【公式 Twitter】
世田谷パブリックシアター @SetagayaTheatre
【『トリプティック』劇場 HP】https://setagaya-pt.jp/stage/25024/
後援:駐日ベルギー王国大使館、世田谷区
協賛:ダンス リフレクションズ by ヴァン クリーフ&アーペル art and program, Inc.
<豊橋公演>2025年10月11日(土)穂の国とよはし芸術劇場 PLAT 主ホール