2/6近大教授・西堂行人が最終トーク&出版イベント

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2016.2.4
西堂行人

西堂行人

演劇評論家として活躍しながら、平成10年(1998年)より近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術専攻の教授を務めてきた西堂行人(にしどうこうじん)さんが、最終トーク&出版記念イベントを2/6(土)に開催する。近畿大学文芸学部芸術学科教授として、今年度で退職するため、最終トークとなる。演劇評論家として読売演劇大賞等の審査員も務めてきた18年におよぶ批評活動や教員活動を振り返るほか、これまでに観てきた数千本の舞台から選んだトップ10について語る。また、師事した卒業生との座談会、現在も学ぶゼミ生とのフリートークを通じて、過去を語りながら学生文化について検証し、その未来を検討するという。なお、退職にあたり、ゼミの学生と共同で書籍『近大はマグロだけじゃない!―Alternative KINDAI』も刊行。その出版記念を兼ねたイベントも開催する(一般参加可)。

【プログラム】
■第1部 西堂行人最終トーク「わたしが観てきた舞台~アングラから世界演劇へ」
※大学3年で演劇と出会ってから約40年。これまでに観た数千本の舞台から選んだトップ10について語る。

■第2部 卒業生を迎えての座談会「私たちが学生だった頃」
※平成14年(2002年)からの4年間に3回開催した「近畿大学芸術フェスティバル」。
※3回それぞれの実行委員長を迎えて、学生文化の輝ける時代について語り合う。

■第3部『近大はマグロだけじゃない! Alternative KINDAI』刊行記念イベント
※書籍を共同で執筆した学生たちとのフリートーク。特別ゲストもあり。

イベント情報
近畿大学文芸学部芸術学科教授 西堂行人(にしどうこうじん)最終トーク&出版記念イベント
■日時:2016年2月6日(土)13:00~16:00(開場12:00)
■場所:近畿大学東大阪キャンパス・ブロッサムカフェ3F多目的ホール
    (大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬」駅から徒歩約15分)
■対象:一般入場可(定員50人・入場無料、要事前申込)
■申込方法:住所、氏名、希望人数を明記のうえ、E-mailにて申し込み
 uketuke_nishido@lac.kindai.ac.jp
■問合せ:近畿大学文芸学部事務部 TEL 06-4307-3061
【書籍紹介】
『近大はマグロだけじゃない!―Alternative KINDAI』
編著:西堂行人×TOPs(近畿大学学生有志)
発行元:論創社
発行日:2016年2月15日
判 型:四六判、256ページ
定 価:1600円(税別)
※イベント参加者には発売に先駆けて特別に1冊ずつ贈呈

 

プロフィール
西堂行人(にしどう・こうじん)1954年東京生まれ。演劇評論家。近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術専攻教授。1978年より批評活動を開始。アングラ・小劇場運動に随伴しつつ、80年代後半より世界演劇に視野を広げ、90年代以降、韓国演劇、ドイツ演劇などを中心に独自の世界演劇論を展開。「共創空間」「PT」「シアターアーツ」など演劇雑誌の編集にも関わり、2000年代は、第二次「シアターアーツ」の編集代表に。国際評論家協会日本センターの会長(2006~2012年)、日韓演劇交流センターの副会長(2003年~現在)を務める。2002年と2003年に、金沢と東京で「ハイナー・ミュラー/ザ・ワールド」、2010年にアジアの劇評家の会議「国際共同制作と批評家の役割」を開催、いずれも実行委員長を務める。2006年より「世界演劇講座」を日本橋・近大会館で開講、現在は伊丹アイホールにて継続中。読売演劇大賞、朝日舞台芸術賞、京都賞などの審査員を務める。著書に『演劇思想の冒険』『見ることの冒険』『小劇場は死滅したか』『ハイナー・ミュラーと世界演劇』『ドラマティストの肖像』『韓国演劇への旅』『劇的クロニクル』『現代演劇の条件』『演劇は可能か』『[証言]日本のアングラ――演劇革命の旗手たち』などがある。近畿大学では1998年から教鞭を執り、2016年3月末日をもって退職の予定。
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