東京サンシャインボーイズの伝説舞台3作品がまさかのDVD化

三谷幸喜が脚本を手掛けるNHK大河ドラマ「真田丸」が好調である。ドラマの中で、内野聖陽の徳川家康や、高嶋政伸の北条氏政らと並び、「抜群に面白い」と巷の評判を呼んでいるのが信濃国人衆・室賀正武を演じている西村雅彦だ。その西村が所属していた、三谷幸喜主宰の伝説的劇団が東京サンシャインボーイズ。その代表作がDVD化され、5月27日から発売されることが、このほど判明した。

DVD化されるのは、『ラヂオの時間』『ショウ・マスト・ゴー・オン 幕を降ろすな』そして『東京サンシャインボーイズの罠』の3作品。

『ラヂオの時間』は、後に映画化もされ話題を呼んだシチュエーション・コメディの傑作。

『ショウ・マスト・ゴー・オン 幕を降ろすな』は、「一度開いた幕は何があっても途中で降ろしてはいけない」舞台人の鉄則が流れるノンストップ・コメディの傑作であり、三谷の最高傑作との呼び声も高い。DVD化されるのは再演の時のものだ。

そして、『東京サンシャインボーイズの罠』は劇団が30年間に及ぶ充電期間に入る直前の最後の作品である（なお2009年3月、新宿THEATER/TOPS閉館に合わせ、東京サンシャインボーイズが、新作『returns』で一時的に復活したことはあった）。

いずれも、1995年3月にNHK教育テレビで放映されて以来、世に出ることのなかった貴重極まりない舞台映像だ。日本のコメディ演劇史上のバイブルといっても過言ではない。20年以上も前の、若き出演者たちの熱演を見られるのは、ファンには感無量であろう。東京サンシャインボーイズをリアルタイムで観た世代のみならず、その時代に追いつけなかった若い「真田丸」ファンにも是非見て欲しい、まさに“奇跡”の3作同時リリースである。販売元はNHKエンタープライズ。

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