チェロ奏者・新倉瞳とマリンバ奏者・塚越慎子が共演 ルノワール作品から受けたインスピレーションもとに演奏

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2016.6.9
左:塚越慎子/右:新倉瞳 (塚越慎子撮影=原地達浩 新倉瞳撮影=平田貴章)

左:塚越慎子/右:新倉瞳 (塚越慎子撮影=原地達浩 新倉瞳撮影=平田貴章)

チェロ奏者 新倉瞳と、マリンバ奏者 塚越慎子による特別コンサートが、6 月 3 日(金)と 6 月 17 日(金)の2 回にわたり、国立新美術館1階ロビーにて行われる。

このコンサートは、国立新美術館で開催中の『オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展』の関連イベントとして開催されるもの。スイスを拠点に国際的に活躍する新倉瞳と、打楽器奏者として初めて出光音楽賞を受賞し、世界でも高い評価を得ている塚越慎子が共演する。

ルノワールは、少年時代、聖歌隊に入っており、音楽家や音楽評論家とも多く交流していた。本展では、彼の作品の一つ《ピアノを弾く少女たち》など、音楽を奏でるシーンを描いた作品も展示されている。このように音楽を愛したルノワールにちなんで、自身も印象派の作品を好んでいるという新倉のコンサート出演が決定した。

今回のコンサートでは、新倉がルノワールの生きた時代の音楽を参考に本展を見て感じたことを曲に込めて演奏する。マリンバ奏者 塚越とのコラボレーションは今回が初めて。この日にしか聴くことのできないアンサンブルを聴ける貴重な機会となるだろう。演奏曲は、ドビュッシーの『亜麻色の髪の乙女』や、ラヴェルが美術館で王女の肖像画を見てインスピレーションを得て作曲したとされる『亡き王女のためのパヴァーヌ』など。さらに、チェロでは珍しい弾き語りの披露もあり、透き通るような新倉の歌声にも注目が集まる。

 

イベント情報
コンサート『新倉瞳(チェロ)~ルノワールの美術と音楽~』

日時:
6 月 17 日(金) 18:30-19:30 (受付開始 17:30)
会場:
国立新美術館 1 階ロビー
※一般客の入場が 18:00 ですので、お早目のご入場にご協力くださいませ。
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