BAROQUE 自ら封印していた扉を開かせたKen(L'Arc~en~Ciel)との出会い、バンドの現在
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BAROQUE
10月26日(水)に発売したニューシングル『G I R L』は、配信当日から3日間連続でiTunes Storeのオルタナティブチャート1位を独走。12月25日(日)に東京・SHIBUYA WWW Xで開催するXmasワンマンライブ『PERFECT WORLD』の を売り出せば即完。それを受けて、急遽2017年1月28日(土)に東京・EX THEATER ROPPONGIで追加公演『PERFECT WORLD 2』開催も決定したBAROQUE。この現在の彼らの絶好調ぶりを語る上で欠かすことができないのが『G I R L』のプロデューサー、L’ Arc〜en〜CielのKenの存在だ。Kenとの出会い、プロデュースで、これまで自ら封印していた扉すべてを劇的に開くことができというBAROQUEの現在について、メンバーの怜(Vo)と圭(Gt)が語る。
母親にしてもファンにしても、俺らみたいなダメ男をこれまで散々支えてきてくれた女性たちに返せるもの、そういう曲を作ろうと思った。(圭)
――現在のBAROQUE、間違いなくこれはキテると思うんですが。お二人はそういう実感、ありますか?
怜:「『PARTY ZOO~Ken Entwines Naughty Stars~』(L’Arc~en~CielのKenが主催するライブイベント)で初めて観ました」という人たちが過去のアルバムを買ってくれたりして、少しづつだけど広がっていってるのかなというのは実感してます。
圭:そうだね。旧作がびっくりするぐらい売れてるんですよ。なかでも『PLANETARY SECRET』(2015年5月発売)がずっと売れ続けてて。
怜:そうやって僕らの作品を手にしてくれる人が増えたというのは、単純に嬉しいですね。
――『PARTY ZOO』に出るたびに、BAROQUEが作るライブの空気感も開放的で明るい雰囲気にどんどん変わっていった気がするんですけど。
圭:そこは多分ね、この人(怜)が変わったからじゃない?(笑)
怜:それはKenさんとの出会いが大きいと思っていて。『PARTY ZOO』やあのときやったセッションも含め、元々自分が持っていたものをすごい開放できたんですよ。
圭:怜に関して俺が別の視点から思うのは、怜ってこれまで他の人とセッションしたりしてなかったのね? でも『PARTY ZOO』でそれをやったことで、いい意味で自信がついたんじゃないかな。
怜:セッションやったのはこれまでKENZOのバースデーライブで歌ったことぐらいだからね。『PARTY ZOO』ではそれをたくさんのお客さんの前で、すごいメンバーたちとやれたから、いい経験になったと思う。
圭:あと、バンド自体も8月12日に(『GIRL //SO// SWEET GIRL //SO// BRAVE』ツアーのファイナル公演を)やったときからそういう兆候を感じ始めてたんですよ。
――そうなんですか?
圭:あの日は15周年の記念ライブということもあって“BAROQUEらしさ”というのをなんか掴めたんですよ。“過去もいまもその全部をひっくるめて自分たちらしさなんだ”というのをやっと認識できた気がして。じつは、『PARTY ZOO』をやる前に僕らは『M.A.D』(MUCC×AKiのダブルヘッドラインツアー)を観に行ってて、そこでKenさんに「『PARTY ZOO』に出ない?」と誘ってもらったんです。でも、『M.A.D』でMUCCやAKiのパフォーマンスを観たときに思ったんです。彼らはそれぞれのアイデンティティーを確立している。特にMUCCはイベントでも絶対的な強さを発揮してた。果たしてあの中に俺らが入ったとき、俺たちはMUCCみたいな激しさは持ってない。どちらかというとその真逆にある音楽性で、いったい何をやったら俺たちはお客さんの心を掴めるのかというのをすごく考えたんですよ。
怜:考えたね。
圭:そうすると、自ずと自分たちの“武器”というのを考えざるを得なくなって。それがより浮き彫りになったのがあの『PARTY ZOO』のライブなんです。俺らは8月12日のワンマンで自分たちの一番のセールスポイントはどこか、それをやっと掴んできたかなというのがあった後の『PARTY ZOO』だったから、タイミングもよかったんですよね。
――では、そこでBAROQUEが掴んだバンドの一番のセールスポイントはどんなところだったんですか?
圭:俺たちはデビューした当時、若かったからある意味アイドル視されてて、メンバーのキャラクターが好きっていうお客さんたちもたくさんいて。いま考えたらすごく有難いし、そういう人たちがいたお陰でやらせてもらってたんだけど。でも、その後はそういう自分たちに対してコンプレックスを抱くようになって。俺たちはちゃんと音楽やってるんだからそっちを聴いて欲しいんだってつっぱって、そこからそう見られるような部分は自分たちで封印してたんですよ。音楽以外で人気を集めてるって周りに見られたくないというコンプレックスで。でも、いまはやっと解消されて、培ってきた独自の音楽性と自分たちの本来持ってるキャラクターを自然と両方出せるようになったんですよ。
――そうなれたきっかけは?
圭:それはKenさんとの出会いも大きいですね。
圭:去年の12月31日に代々木第二体育館で行なわれた『Tokyo Chaos』というイベントに僕らは出てたんですけど。それをKenさんが観に来てくれたんです。Kenさんは『PLANETRY SCRET』を事前に聴いて、それで僕らに興味を持ってライブを観たいってことで来てくれたんですよ。それで、ライブ終了後に話したのが始まりですね。
――そこから『G I R L』のプロデュースをオファーするに至った経緯は?
圭:まず出会った次の日。元旦にいきなり電話がかかってきたんですよ。Kenさんから。
――「明けましておめでとう」と新年の挨拶?
圭:いやいや、「圭君いま大丈夫? 昨日のライブを観て思ったんだけど」っていきなり。
怜:うははっ(笑)。
圭:それから2時間ぐらいライブの感想を話してくれたんですよ。そのときにいわれたことで印象に残っているのが「これからBAROQUEはどっちに行こうと思ってるの?」ということ。
――どっち、というのは?
圭:Kenさんに「『Tokyo Chaos』のライブはすごくクールで、一つの静寂な世界を作り上げるという完成したスタイルができててカッコいいんだけど、これを音楽好きなコアな人だけに届けたいのか。それとも楽曲にはポップな要素もあるからその可能性を含めてより多くの人に届けたいのか。どっちなの?」って聞かれたんですよ。
――それでどう答えたんですか?
圭:僕らとしては、より多くの人に僕らの音楽を届けたいというところから始まってるので、後者ですよと伝えたんですね。そうしたら、KenさんはL’Arc〜en〜Cielでいろいろ経験してきた人だから「それならこういう風にして、BAROQUEが持ってるこういう武器も使ったらこうなれるんじゃない?」ってアドバイスを次々としてくれるようになって。そういうのが何カ月か続いていくなかで、話してるとKenさんがあまりにもBAROQUEについて詳しく知ってるから、なんでだろうと思って聞いたら、すっごいBAROQUEを研究してくれてたんですよ! Kenさん。
――Kenさんがいつの間にかバロッカー(BAROQUEファンの呼称)になっていたと(笑)。
圭:そういう意味ではない気がしますが(笑)。
怜:本当にすごい観てくれていて。
圭:過去の俺らの動画を観たり、音源もkannivalismも含めたすべての時代のものをすっごい研究してて。その合間にちょこちょこ電話をかけてきてくれて、思ったことを話してくれるんですね。ここまで僕らのことを熱心に分析して話してくれる人はこれまで周りにいなかったし、僕もそこまで素直に人のアドバイスに耳を傾けたりできなかった。でも、僕は元々あの人の作る曲とかギターを、尊敬してたので、僕のほうから「ここまで一緒にやってくれるんならKenさん、一緒に仕事とかできないですか?」っていったんです。
――ああ〜。なるほど。それが『G I R L』のプロデュースにつながった訳ですね。でもその前に、KenさんはなぜそこまでBAROQUEにのめり込んでくれたんだと思いますか?
圭:そこはKenさんに聞いてみないとわからないですけど、音楽を通して何か感じてくれたんじゃないですかね。
自分でも気づかないうちに封印してるところってあるから、Kenさんはそういうところをどんどん開けてくれた。(怜)
――なるほど。では楽曲「GIRL」について聞かせて下さい。昨年Xmasライブで初披露した時点から、この曲の完成度が非常に高かったじゃないですか? だから、音源を聴いてもそんなに変わったなという印象はないんですが。Kenさんプロデュースで、この曲はどんなところが変化したんでしょうか?
怜:Kenさんとやり出してからいろいろ試したんですよ。まず最初からあった英詞と、英語に日本語が半分ぐらい混ざったもの、どっちが心にすっと入って伝わりやすいのか両方やってみようかっていわれて、歌詞も新たに日本語が混ざったものを書いて歌ってたんです。
――その時点で「GIRL」の別バージョンが生まれてたってことですか?
怜:そうだね。それで、レコーディングギリギリまでどっちでいくか悩んだんだけど、この曲は元々どんな人にも届けたいということから始まったから英詞にしたので、最終的には最初のものになりました。歌詞の書き方も含めて、より(歌が)すっと届くようにするためにはどうしたらいいかってことで、英語の発音、そこにどんなニュアンスをつけたらいいのか。その感情の込め方をKenさんと英語のアドバイザーの人が一緒になってやっていってくれたんだよね。より深く伝えるためにはどこをどう追求したらいいのか。そういうのがすごく勉強なったから、一緒にやってよかったなと思いました。
――『PLANETARY SCRET』はオートチューンを多用した歌に挑戦してましたけど、今作は?
怜:今回はね、C/Wの「PLAY」は元々エフェクト系で歌う曲だったんだけど、最後の段階で意図的に減らしたかな。
圭:『PLANETRY SECRET』のレコーディングが終わった時点から次はオートチューンがメインじゃなくていいよねって話はしてたんです。
怜:うん。そうだね。
――サウンドに関してはどうですか?
圭:アレンジも別のアプローチをしたものがあったんですよ。でも、歌詞と同じように結果的にはほぼ元からある形に落ち着きました。今回に関してはそうなりましたけど。ただ、Kenさんがいてくれたお陰で、この曲をどうやって伝えたらいいかというところはかなりブラッシュアップされたと思います。
――この曲のテーマというのはライブの曲紹介のときに怜さんがおっしゃっている“聴いた人を少女に戻して、女の子を元気にする”ということ?
圭:そうです。そもそもこの曲を作ろうと思ったきっかけから話すと、『PLANETARY SCRET』は自分たち、BAROQUEの根源にある音楽や生命の誕生をめぐる人生観を描いて、1人で夜空を眺めながら想いを馳せる、ちょっと哲学的なアルバムだったんです。それで、次のアルバムはどんなものにしたいかと考えたとき、眺めていた夜が明けた世界を描きたいと思ったんです。夜が明けると人間は一人ではなく、世の中や家族という人との関わりがあっての自分自身になっていく。そういうものを作りたいなと思ってたとき、たまたまスタッフがフィギュアとかが好きだという話をしてて。フィギュアについて熱く語るスタッフを見てたら、女性も男性もいつまでも“童心”を持ってるんだなと思って。そこから“次のアルバムは人間の童心を描こう”と思って。聴いた人を、男性だったら少年に、女性だったら少女に戻すようなアルバムを作ろうと思って、その骨格となる女性を童心に戻す曲としてできたのが「GIRL」。僕は男性だけど、たとえばウチのおばあちゃんや母親を思い出してもそうだけど、花が好きだったり、そこは3歳の女の子と変わらない。そういう部分に女性の本質がある気がして。それを思い出させて元気になれる曲を作りたいと思ったんです。あと、俺は男だけど女の人に何ができるかと考えてたら、感謝の気持ちが出てきたんですね。俺の母親にしてもウチらのファンにしても、俺らみたいなダメ男をね、これまで散々支えてきてくれたわけじゃないですか?
怜:うん、それは間違いない(笑)。
圭:散々迷惑をかけてきたから、そんな女性たちに返せるものは何かなと思ったのもある。これは綺麗事じゃなくて、本当にそういう曲を作ろうと思ったの。それで“聴いた瞬間に女の子がときめいて、少女に戻れるもの”というのをベースに「GIRL」の歌詞、サウンド、映像、写真すべてそれを徹底して作っていったんです。
怜:だから、元になったテーマが曲、写真、MVとどんどん形になっていく感じだった。
――その時点で、今作のテーマカラーとなる淡いピンク色は思いついてたんですか?
圭:ありましたね。曲を作るときからパステルピンクを見ながら書いてましたから。
――では、ライブで「GIRL」をパフォーマンスするとき、フラワーブーケを投げるようになった理由は?
怜:あれはね、ライブで俺たちらしいもの、俺たちにしかない武器って何だろうって考えたんですよ。
圭:昔だったら俺たちは「あなくろフィルム」っていう曲で、怜がおたまと鍋を持ってて。BAROQUEといえば鍋とおたまというのが定着してた時期があったんですよ。それに代わる、いまの俺たちらしい何かが欲しかったんです。
怜:そう考えてたときに“じゃあ俺、「GIRL」のときにこの曲のテーマに合ったとびきり可愛い花束を投げたいんだけどどう思う?”って相談して、やることになったの。
――ライブで投げた花束をたまたま男性がとってしまった場合はどうしたらいいですか?
怜:男子だったらそれを持って帰って、女の子にプレゼントして欲しいね。
――それ、素敵ですね(微笑)。そして、この曲のMVのなかの2人がまた素敵で。これまでのモノトーンでクールなBAROQUEからは想像できない2人の笑顔が眩しくて。
圭:今回は現場の女性スタッフに助けられたんですよ。俺らの表情や仕草も「そんなんじゃ女の子はときめかないよ。恥ずかしがってちゃダメだよ」って女性目線でアドバイスしてくれて。
――MVのなかで怜さんと圭さんがじゃれあってるシーンとか?
怜:そうそうそう(微笑)。
――怜さんは女の子が喜びそうなパジャマ姿も公開しました。
怜:着ましたね(微笑)。ああいうのも女性のスタイリストさんがアイデアをくれたりしたんですよ。
圭:MVは俺たちがカッコつけるんじゃなくて、カッコ悪こともやって、それを見てる女の子が笑ったり笑顔になるものにしたかったんですよ。「GIRL」だからって映像に女の子が出てくんじゃなくて、主人公は見てる女の子。その子を笑わせるビデオにしようというのだけ決まってて。じゃあ俺らは何をやったらいいと思う?というのを現場にいた女の子に聞いたりして作っていったら、ああなっちゃった(笑)。
怜:いろんなアイテムを使いながら、本当に目の前に女の子がいるような気持ちでやった。結果、仕上がりを見たらあれをやって正解だと思った。自分で見ても、いまだかつてないぐらい心が開けてて。そういうものがこの曲には似合ってるんだなというのが分かって嬉しかった。
――恥ずかしくなかったですか?
圭:全然恥ずかしくなかったよ。
怜:そうだね。
圭:いまは自分たちの音楽に自信があるから、MVはどれだけ観てる人を楽しませられるかに集中できるんです。
――では、この「GIRL」というタイトルにかけて、お二人それぞれが好きな女性のタイプ、どんなGIRLに惹かれるかを教えてもらえますか?
怜:俺は女の子を笑わせるのが好きだから、笑わせたら“ぎゃー”って笑ってくれて、俺にちょこちょこちょこちょこってついてきてくれる女性。怖くない人がいいかな。
圭:自分の少女性を分かってる人がいいですね。自分の中の“変わらない自分”を自分で知ってる人が素敵だなと思います。そこを見失っちゃうと、人生おかしな方向に向かっちゃって自分を大事にできなくなるのかなと思うので。本来の自分をちゃんと大事にしている人がいい。ああ、いま気づいたんですけど、自分にそういう気持ちがあったから「GIRL」が生まれたんでしょうね。
――ではC/Wについても教えて下さい。「exit」(2004年9月発売アルバム『sug life』収録)が透明度の高い深海にどんどん沈んでいくような曲だとしたら、この「PLAY」は揺れながらキラキラした水面に浮かんでいるような曲なんですよね。
怜&圭:ほぉ〜(笑顔)。
――プラス、「CELEBRATE」(『PLANETARY SECRET』収録)の世界観をかっちり作り上げないバージョンというような側面から派生した曲でもあるのかな、と。
圭:なるほど。これはスタジオで俺がコードをピアノで弾いてるところに、怜がメロディーをのせて、それを家に持ち帰って世界観を作っていったんです。『PLANETRY SCRET』の「CELEBRATE」や「SKYWALKER」のようなトリッキーな曲の明るいバージョン。夜が明けたバージョンというのがテーマでした。南国の海をイメージして、ずっと海の写真を見ながら作りましたね。
怜:同じく!
――「PLAY」は新しいBAROQUEの進化系サウンドですよね。
圭:サウンド的にはかなり攻めてると思います。
――さらにBAROQUEの人気曲「ila.」(2004年4月発売)。こちらのリミックス「ILA. REMIX by TAKEYUKI HATANO」も通常盤には収録されています。
圭:これはKenさんのアイデアです。BAROQUEを研究し尽くしているKenさんに(微笑)、“『PLANETARY SCRET』出して以降と過去が断絶して見えて寂しいんだけど”っていわれたんですよ。それで、僕らがいま「ila.」をやらない理由を説明した上で“じゃあこの曲のリミックスを入れてBAROQUEの過去といまを繋げたらいいんじゃないか”というので入れました。
怜:結果、入れても違和感なく聴けるから、俺は入れてよかったなと思った。
――Kenさんは一緒に作業してみて、どんな人でしたか?
圭:本能と理論が常に同居してるような人ですね。でも、俺たちにとってはすごく良き理解者で父のような(笑)。
怜:それがなかったら、あそこまで上手に一つ一つ俺らの引き出しを開けたりできないよ。
圭:封印してた扉を開けてくれたよね?
怜:そう。俺だったら「怜はこういう人なんじゃないの?」っていう言い方で、自分でも気づかないうちに封印してるところってあるからさ。そういうところをどんどん開けてくれて。
――Kenさんとの出会いがなければ、こういうMVもOKしなかった?
圭:かもしれないね。
怜:いまは“こういうことをやろう”ってなると全力でできる。
圭:Kenさんにね、俺らは“どの時代も何かしら我慢して制限つけてる”って気付かされた。『sug life』を出したときはルックスを制限してるとか、復活したときは音楽を我慢してるとか、どこかでいつも制限つけて。
怜:自分たちの持ってる武器を全部出してないっていわれたんですよ。
圭:“こういう部分はいいのに、なんでいまはやらないの?”って。その制限をやめたときに開くよって。そうやって開いてくれたんです。BAROQUEの扉を一つ一つ。
――なるほど。だって、よく考えたら昔は笑顔でステージに立ってましたものね、BAROQUE。
圭:そうなんですよ。さっき話してたけど、前までは自分たちにコンプレックスがあって。
怜:そう。
圭:だから、ルックスとかを活かした見せ方を封印して、音楽を聴いてもらおうとしてたんだと思う。でも、メンバーが2人になってからは音楽の面でも絶対的な自信が持てるようになったから、これからはキャラクターの面でも本来持っていたものとして出していっても、作った音楽はブレないと分かったので、自然に出していきますよ。
――あっ! 12月25日と来年1月28日に開催するワンマンライブのタイトルになっている『PERFECT WORLD』というのは、自分たちが持つすべての武器の扉を開けた“パーフェクトBAROQUEの世界”というところにつながる訳ですね?
圭:どうかな?(笑) ただ自分たちの武器もちゃんと分かったから、本当の意味でBAROQUEのよさを完璧な形で見せたい。俺らの魅力すべてを120%全部出したいということです。メンバーがかっこいいというので女の子が喜んでくれたらこっちも嬉しいし、音楽に没頭したい人は120%音に浸れる音と空間演出をしてノックアウトさせるし。全てにおいて、自分たちができることは120%出していきたい。
怜:『PARTY ZOO』を含め、今年はいろんな出会いがあって。そこで興味を持ってくれた人たちも来てくれるんだろうし。俺らはいま持てるものすべてを出すので、純粋に楽しみに来てくれたらいいな。
圭:ここまで俺たちを信じてついて来てくれた子たちは本当に感謝してもしきれないから。そういうバロッカーたちと一緒に、俺らは新しいお客さんをもてなすつもりだから。新しい人も俺らを信じて来てほしい。
取材・文=東條祥恵
BAROQUE「G I R L」
【初回限定盤】 (CD+DVD)
PGSK-007/008 ¥1,800+税 ※紙ジャケット仕様
【通常盤】(CD)
PGSK-009 ¥1,200+税
≪初回限定盤≫
[DISC 1:CD]
1: GIRL
2: PLAY
[DISC 2 : DVD]
GIRL - MUSIC CLIP-
≪通常盤≫
1: GIRL
2: PLAY
3: ILA. REMIX by TAKEYUKI HATANO
Produced by Ken (L’Arc~en~Ciel)、圭 (BAROQUE)
Manufactured by sun-krad Co., Ltd. Distributed by FWD Inc.
11/12(土) タワーレコード大高店
11/13(日) タワーレコード難波店
11/27(日) 新星堂サンシャインシティアルタ店
11/27(日) タワーレコード横浜ビブレ店
2017年1月28日(土) EX THEATER ROPPONGI
OPEN 17:15 / START 18:00
【LIVE MEMBERS】
BAROQUE Vocal 怜 / Guitar 圭
Support Members to be announced...
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スタンディング ¥5,400(ドリンク別)
【先行販売】
イープラスプレオーダー抽選受付(PC/携帯)
http://eplus.jp/perfect-world2/
受付期間:11/3(thu) 12:00~11/13(sun) 23:59
入金期間:11/15(tue) 13:00~11/18(fri) 21:00
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info. NEXTROAD 03-5114-7444(平日14:00~18:00)
BAROQUE ONEMAN LIVE「PERFECT WORLD」<SOLD OUT>
2016年12月25日(日) SHIBUYA WWW X
OPEN 17:15 / START 18:00
【LIVE MEMBERS】
BAROQUE Vocal 怜 / Guitar 圭
Support Members Bass 中西 智子 / Drums KENZO
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スタンディング ¥5,400(ドリンク別)
info. NEXTROAD 03-5114- 7444(平日14:00~18:00)
BAROQUE サイン入り G I R L ポスター front / back