草間彌生が文化勲章を受章、「今後も闘ってまいります」
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草間彌生が、文化勲章を受章することが発表された。
1929年に長野・松本で生まれた草間は、1957年に渡米。87歳を迎えた現在も、絵画、彫刻、インスタレーション、映像、小説、詩など幅広い分野で表現活動を続けており、2017年2月からは東京・六本木の国立新美術館で個展『草間彌生 わが永遠の魂』も開催される。現在は北欧で巡回回顧展が開催されており、2017年には北米でも回顧展が巡回する。
文化勲章の親授式は文化の日にあたる11月3日に実施。今年の受章者には草間、『ノーベル医学生理学賞』を受賞した大隅良典や小説家の平岩弓枝ら6人が選ばれた。また11月4日に顕彰式が行なわれる文化功労者には、岩井克人、小松和彦、辻惟雄、岡井隆、杉良太郎、津村節子ら15人が選出されている。
なお草間の文化勲章受章を記念して、草間の創作活動と日常を追った2008年公開のドキュメンタリー映画『≒草間彌生 わたし大好き』が、11月5日から東京・渋谷のアップリンクで上映される。
草間彌生のコメント
このたびは文化勲章をいただくことになり、大変嬉しく思っております。
今後もなお一層、自分の芸術を高めるために努力を惜しむことなく闘ってまいります。