【あなたの人生のスパイスは？】＜第1回＞三浦大知

ミュージシャン、俳優、クリエイターなど、様々な分野で活躍する表現者たちの“人生に不可欠なスパイス”を教えてもらうこの連載。記念すべき第1回目は、最新アルバム『HIT』がヒット中、驚異的なダンスパフォーマンスと歌唱力、そしてその人柄でも魅了する三浦大知さんです。

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人生のスパイスか……。僕は何からでも影響を受けるので、どれもスパイスっていったらスパイスなんですよね。人との出会いは自分の人生を彩るスパイスだし、ゲームもすごく好きなので、そのゲームがいいストーリーだったりするとそれで曲を作りたいなと思うし。 “これです”っていうのが難しいですね。

そういう中でも自分にとってのいちばん重要なスパイスは、やっぱり“人”だと思います。一人の時間もすっごく大切だと思うんですけど、新しい視点をくれるのは、いつも“人”だと思っていて。そこから何を感じるのかは自分次第ですけど。そういう言葉を持ってる人がポイントポイントに立っている気がするので。

たとえば、いま自分がこのスタイルをやり始めたのは、アッシャーとの出会いが大きいんですけど、アッシャーを教えてくれたのは、その当時、レコード会社もぜんぜん違うスタッフさんだったんです。僕は一人っ子で兄弟がいないんですけど、ちょっとお兄ちゃんみたいな存在で。自分が休養している間もライブに誘ってくれたり、「洋服あげるからうちに来なよ」って呼んでくれたり、ごはんに誘ってくれたりする人で。その人がフとしたときに「大知、コレ聴かなきゃだめだよ」ってアッシャーのアルバムを渡してくれて。それがきっかけで、自分はこれをするべきなんだって思ったので。人にすごく恵まれているんですよね。

あとは、行き詰まったときは“悩む”んじゃなくて“考える”ようにしています。悩んでいるときは何も見つからないけど、考えることで何かに気付けたり、視点が変わることで答えが見つかるようになるので。そういう考え方をするようになったのも、人との出会いからなんですよね。

自分が知らない自分の魅力を引き出してくれることも多いし。“人”が自分の隠れていた味を引き出してくれるスパイスですね。

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