福祉車両の開発を描く詩森ろばの新作は、動く美術+音楽劇! 風琴工房『4センチメートル』

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2016.12.13
風琴工房『4センチメートル』

風琴工房『4センチメートル』


風琴工房が2016年12月21日(水)より、新作『4センチメートル』(作・演出:詩森ろば)を下北沢ザ・スズナリで上演する(12月29日まで)。

社会的テーマを積極的に扱い、緻密な取材をもとにエッジの立った作品に仕上げることを得意とする詩森が今回扱う題材は、福祉だ。しかもそれを車両開発という側面から描いた「音楽劇」として上演する。

彼女が当初希望した自動車工場のイメージは「ピタゴラスイッチ」だったそうだ。そこから発展して、ロシアアヴァンギャルドの舞台装置から想を得た動く美術をスズナリに組み、ワイヤレスシステムを導入した本格的な楽曲、さらにはプロジェクションマッピングの第一人者による映像も挿入し、小劇場という範囲を逸脱するプロダクションとなった。もはや「音楽劇」というより本格的な「ミュージカル」として鑑賞しても違和感はない……という噂もある。それでいて、小劇場ならではの俳優の息遣いまで感じられる画期的な舞台作品を堪能することができるとのこと。

【あらすじ】

多くの肢体不自由者とその介護者にとって生きるための必須アイテム。
「車」。
本作品は実際にあった福祉車両の開発とその困難を描く詩森ろばの新作です。

「4センチメートル」は、
車椅子を車椅子ごと載せるために、
普通車両を改定するための車高の差。
4センチメートルが分ける健常と障害の距離。
その距離のなかにある、問題と希望を音楽劇のかたちで描きます。

◆インタビュー動画
 
公演情報
風琴工房 『4センチメートル』
 
■会場:下北沢ザ・スズナリ 東京都世田谷区北沢1-45-15
■日程:
2016年12月21日(水)~12月29日(木)
21日(水) 19時30分
22日(木) 19時30分
23日(金・祝) 14時/19時
24日(土) 14時★(ゲストと演出家によるトークあり)
25日(日) 14時
26日(月) 19時30分
27日(火) 19時30分
28日(水) 14時/19時30分
29日(木) 19時
(全11ステージ)
※開場:開演30分前
※受付・当日券販売開始:開演1時間前
※開演5分前を過ぎると、劇場の構造上、券面に記載されたお席にご案内できない場合あり。
※開演時間を過ぎるとご入場できない場合あり。
■料金:
前売 3800円 当日4000円 学生当日2000円 障害 2000円 平日はじめて割3800円(一日5組限定)

 
■作・演出:詩森ろば
■出演:
杉木隆幸 (ECHOES)
酒巻誉洋
佐野功
根津茂尚(あひるなんちゃら)
寺井義貴(ブルドッキングヘッドロック)
三原一太(はらぺこペンギン!)
岩原正典
李千鶴
小玉久仁子(ホチキス)
田中千佳子(チタキヨ)
ししどともこ(カムヰヤッセン)
■問合せ先:070-3602-4357
■公式サイト:http://www.windyharp.org/yon/
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