海外ミュージカルスターがこの公演の為に来日! 『ニューイヤー・ミュージカル・コンサート2017』公開リハーサル&会見
(上列)アダム・カプラン、ロベール・マリアン、ハワード・マクギリン、マット・ローラン(下列)ジーナ・クレア・メイソン、ティール・ウィックス
1月7日(土)より東京・東急シアターオーブにて『ニューイヤー・ミュージカル・コンサート2017』が上演される。1月5日(木)東急シアターオーブリハーサル室にて、公開リハーサルと囲み取材が行われ、ティール・ウィックス、ジーナ・クレア・メイソン、ロベール・マリアン、マット・ローラン、アダム・カプラン、ハワード・マクギリンが登壇した。
本作は2016年に初演が行われ、好評を博し今年で2度目の公演となる。クラシック界では新年の恒例イベントであるニューイヤー・コンサート。この作品ではミュージカル楽曲だけを届けるニューイヤー・コンサートとなっており、出演者はこのコンサートの為だけに日本に来日した。
公開リハーサルでは、『レント』から「Seasons of Love シーズン・オブ・ラブ」と、『クレイジー・フォー・ユー』から「I GOT RHYTHM アイ・ガット・リズム」の2曲を披露。
今回の公演について出演者は語った。
ロベール・マリアン
『レ・ミゼラブル』のジャン・バルジャン役を始め、数々のブロードウェイ作品に出演を果たしているロベール・マリアンは「音楽を持ってくることによって見ている人の感情を高ぶらせ、単なるストレートプレイを見るものより引き込まれる力があると思います」と話された。
ティール・ウィックス
『ウィキッド』エルファバ役や『ファインディング・ネバーランド』マリー役など、ブロードウェイ出演の経験を持ち、今回が初来日となるティール・ウィックスは「広い範囲を網羅していると思います。いろいろな物語だったり、違うジャンルや時代だったりとか、1つのコンサートの中でみなさんに披露できる。多くの歌が子どもの頃から知っている曲で、いつか歌いたいなって思っていたものです。今回オーケストラをバックに歌う機会を得て、そういった意味でもすごく嬉しく思っています」と語る。
マット・ローラン
1999年に『ノートルダム・ド・パリ』の主演に抜擢され、フランス語圏のミュージカルに多数出演するマット・ローランは「私だけがブロードウェイに出演したことがないんですけど、私にとってこのコンサートは本当に特別な機会だと思います。ブロードウェイが逆に来てくれた、それも東京でといった感覚です。すごく楽しい体験をしています」と話す。
ミュージカルとコンサートの違いについてもコメントを寄せてくれた。
ジーナ・クレア
現在もブロードウェイ作品に出演中(『ウィキッド』グリンダ役!)であり、今回の公演の為に休暇を取って初来日したジーナ・クレア・メイソンは「作品によっては特定の場所や時代を背景にしているのもあるので、国の訛りを出さなければいけない。でもコンサートではもっと自分らしさを出すことができます。ですが、時としてそれがより難しかったりもするので、歌との結びつきを自分の中で探さなきゃいけないというのはあります」とのこと。
最後に日本についても発言してくれた。
ハワード・マクギリン
『オペラ座の怪人』のファントム役として最多出演記録数を持っており、2度のトニー賞ノミネートの経歴を持つハワード・マクギリンは「日本に招待していただき、舞台で歌えて音楽の喜びをみんなでシェアできるというのがすごく幸運なことだと思います」と話す。
アダム・カプラン
2013年にブロードウェイデビューを果たし、今回が2度目の来日となるアダム・カプランは「数ヶ月前に日本に来て感じたことなんですけど、言葉の壁があったとしても音楽というのは普遍的なものなんだなと思いました。どこにいても音楽を通して気持ちや感情は伝わるんだっていうことがわかりました」とコメント。
『ニューイヤー・ミュージカル・コンサート2017』は1月7日(土)~1月9日(月)まで東京・東急シアターオーブ、1月11日(水)に大阪・フェスティバルホールにて上演される。
(取材・文・撮影/鈴木 唯)
東急シアターオーブ (東京都)
2017/1/7(土)~1/9(月・祝)
フェスティバルホール (大阪府)
2017/1/11(水)
■出演:ティール・ウィックス、ジーナ・クレア・メイソン、ロベール・マリアン、マット・ローラン、アダム・カプラン、ハワード・マクギリン