中村勘九郎×中村七之助×蓬莱竜太の赤坂大歌舞伎『夢幻恋双紙 赤目の転生』に新たな出演者が決定
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中村勘九郎×中村七之助×蓬莱竜太の活躍が期待される今年(2017年)の「赤坂大歌舞伎」。このほど、勘九郎・七之助に加え、片岡亀蔵、中村亀鶴、市川猿弥、中村鶴松の出演が決定した。七之助曰く「主要キャスト全員が主役だ」。
2008年9月、十八代目中村勘三郎の“芸能の街・赤坂で歌舞伎を!”という一言から始まった「赤坂大歌舞伎」。世話物の傑作『狐狸狐狸ばなし』/松羽目物『棒しばり』は、これまで歌舞伎を観たことがなかった方々の関心をも喚起し、成功を収めた。
そして2010年、中村勘三郎が再び赤坂に登場、山田洋次監督に補綴をして頂いた『文七元結』/舞踊『鷺娘』は、伝統芸能としての歌舞伎を継承しつつ、笑って泣いて、ほろりと心にしみいる公演として観客を魅了した。
2013年には、中村勘三郎の遺志を継ぎ、中村勘九郎、中村七之助兄弟を中心に、「赤坂大歌舞伎」の新たな歴史の1ページが、勘三郎の当り狂言であった『怪談乳房榎』によって開かれ、現代、そして世界に通じる舞台を繰り広げた。
2015年9月、4回目となる「赤坂大歌舞伎」は、糸操りの人形が三番叟を踊る、ユーモア溢れる舞踊『操り三番叟』と、七役の早替りが見所の『於染久松色読販 お染の七役』。『操り三番叟』では、中村勘九郎が軽やかさと力強さを備えた品格ある舞いを繰り広げ、また、『お染の七役』では、中村七之助が2012年の平成中村座公演での初挑戦以来、二度目の七役に挑んだ。
そして、5回目となる今回2017年は、赤坂大歌舞伎初となる新作歌舞伎『夢幻恋双紙 赤目の転生』を上演する。
新作の作・演出を勤めるのは、中村勘九郎・中村七之助と同世代で、演劇界で注目を集め続ける劇作家 蓬莱竜太。『母と惑星について、および自転する女たちの記録』で第20回鶴屋南北戯曲賞を受賞したことも記憶に新しく、今後ますますの活躍が期待される蓬莱が、この「赤坂大歌舞伎」で初の歌舞伎に挑戦する。今回は、愛する女を幸せにするために何度も転生する男の話。プロットを読んだ勘九郎に「天才だ!」と言わしめたほどの“とんでもない話”を、人々を惹きつけるドラマ性の高さで定評のある蓬莱が描きだす。新たに出演が決まった出演者たちがどんな役どころで登場するのかも含め、期待は高まる。
■日程:2017/4/6(木)~2017/4/25(火)
■作・演出:蓬莱竜太
■出演:中村勘九郎、中村七之助、市川猿弥、中村鶴松、中村亀鶴、片岡亀蔵、ほか
■主催:TBS/松竹/TBSラジオ/BS-TBS
■企画協力:ファーンウッド/ファーンウッド21
■製作:松竹
■問合せ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(10:00-18:00)
■公式サイト:http://www.tbs.co.jp/act/event/ookabuki/