江戸城の1.5倍！ 120年ぶりに発掘された駿府城の天守台・西側を特別見学

2016年8月より発掘調査が進む駿府城・天守台の西側の一辺が、120年ぶりに掘り出された。姿を現した石垣の長さは南北約68m、高さは約5.6mに及び、長さだけでも江戸城天守台（南北約45m）の1.5倍という規模になる。

そんな迫力の石垣を間近で見上げることができる特別な現場見学会が、2月25日(土)に開催される。

静岡市では、駿府城跡天守台発掘調査“見える化事業”として、発掘調査現場を毎日、一般公開している（年末年始を除く）。通常は指定の見学ゾーンからの見学になるが、2月25日(土)は発掘調査員の解説つきで、特別に堀底に降りて石垣を間近に見たり、石垣の裏側を覗いたりと、普段は立ち入ることのできないゾーンに入ることができる。

2016年10月22日(土)に続き2回目の開催となる今回の現場見学会の注目ポイントは、調査で掘り出された巨大な石の数々。取り壊された石垣部分に使われていたもので、中には一辺が2mを超えるものもあるという。

徐々に姿を現す巨大な天守台の本物の迫力を感じることができる特別現場見学会は、誰でも申し込み不要で参加可能。