阿部サダヲが阪急電鉄、宝塚歌劇の生みの親を演じる!
「経世済民の男 小林一三」
ドラマ「経世済民の男 小林一三」9月5,12日放送
現代の日本を創った三人の経済人にスポットを当てたNHK放送90年ドラマ「経世済民の男」。さる8月22、29日(土)には高橋是清の生涯をオダギリジョーが演じ、好評を博したばかりだが、9月5、12日(土)には、阪急電鉄、映画・演劇の東宝、そして宝塚歌劇団の創始者である小林一三の一代記を描いたドラマが放送される。主人公小林一三を演じるのは、舞台・映画そしてミュージシャンとしても活躍する大人計画の阿部サダヲだ。
明治27(1894)年。甲州の裕福な家の生まれである小林一三は、三井銀行・大阪支店で趣味の小説を書きながらのんびり働いていた。ところが、新しい支配人として岩下清周が着任してから生活が一変。独断で融資を決めるなど破天荒な岩下に振り回され仕事漬けの日々に陥るも、同時に銀行の仕事の面白さを知る。ところがその矢先、独断専行が目立つ岩下は辞任に追い込まれ、一三も転勤に…。その後北浜銀行を設立した岩下に「新会社の社長にならないか」と誘われ三井銀行を辞め大阪に飛び戻るが、翌日から株式市場が暴落。一三は岩下から北浜銀行が関わっていた行楽電車「箕有電車」事業の清算業務を任されることに。景気のあおりを受けた箕有電車を哀れに思った一三は、妻・コウのひとことで画期的なアイディアを思いつき、弱小電鉄の再生に向け動き出す…。
弱小電鉄を大阪~神戸間を結ぶ大動脈として発展させ、さらには世界初のターミナルデパート「阪急百貨店」を開業。そして少女のみの「宝塚少女歌劇」や演劇・映画の「東宝」の設立など、大衆のニーズをいち早くつかみ、次々と事業を成功させ近代日本の実業界に大きな影響を与えていく小林。夢とそろばんを両立させようと奮闘する小林と、彼を支える周囲の人々の人間味あふれる熱いドラマが2週に分けて放送される。
出演は阿部サダヲ、そして小林一三の長男・冨佐雄役として、そして物語の「語り」としてミュージカル「エリザベート」ほか、多くの舞台で主演を務める井上芳雄が出演する。このほか、奥田瑛二、瀧本美織、矢島健一、草刈正雄、麿赤兒、星田英利らが出演する。また宝塚歌劇の場面では現役のタカラジェンヌも登場するそうだ。
放送90年ドラマ「経世済民の男 小林一三」
放送日:2015年9月5、12日(土)夜9時から
放送局:NHK 総合テレビ
出演:阿部サダヲ、井上芳雄、奥田瑛二、瀧本美織、矢島健一、草刈正雄、麿赤兒、星田英利 ほか
公式ホームページ:http://www.nhk.or.jp/dsp/keisei/index.html