夜も神セトリ! 「この声優が、この曲を!?」の連続になった「カラオケMAX」第3弾<夜の部>レポート
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撮影=iwam@
声優・小山剛志が主催を務め、バラエティ豊かな声優たちがカラオケをするイベント「カラオケMAX」が、2月18日(土)に開催された。声優たちが好きな曲を自由に歌っていくという、ありそうでなかったイベントで、昨年にスタートして今回が3回目。<昼の部><夜の部>の二部制で、それぞれ8人のゲストが出演した。ここでは<夜の部>の様子をレポートする。
声優たちによる“盛大なカラオケ”
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小山による「2億4千万の瞳」(郷ひろみ)から、華やかに幕を開けた『カラオケMAX』<夜の部>。まずはゲスト8人が1曲ずつを歌いながら、次々にステージに登場した。トップバッター・Machicoの「千本桜」(黒うさP)、続く八代拓の「行け!タイガーマスク」(新田洋)というように、出演者それぞれが歌いたいものを歌っていく。そして舞台上では、カラオケルームが再現されたセットが組まれている。大型イベントではあるものの、あくまで「カラオケ」の空気が流れており、それがイベントを魅力的なものにしていた。
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清楚な純白ワンピース姿で登場した山崎エリイは、ピンクのペンライトが揺れるなか「バレンタイン・キッス」(国生さゆり)を披露。上目遣いで照れくさそうな「OH ダーリン I LOVE YOU」や、歌い終わりの投げキッスには会場の男性陣から大歓声があがり、これには小山も「クソかわいいなオイ」とコメントしていた。
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中島ヨシキの「きよしのズンドコ節」(氷川きよし)、山崎はるかの「生まれてはじめて」(神田沙也加、松たか子)と続き、サプライズで魅せたのは「Absolute NIne」(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS!!)を披露した村瀬歩。
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徳井青空の「プリキュア5、スマイル go go!」(工藤真由)を経て、1巡目のラストは山本和臣の「PERFECT HUMAN」(RADIO FISH)。サビの歌詞を「ko,ya,ma koyama!」とアレンジして煽ると、小山は「I'm a perfect human.」と返し、全力のダンスで応えていた。踊り疲れてソファでぐったりしたのも束の間、2番でも繰り返して、最後はなぜか出演者全員で踊る展開になっていた。
徳井青空が全編ソロで歌う「スノハレ」
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ゲスト8人が1曲ずつを終えると、ここからは“冬の曲/冬の寒さを吹き飛ばす曲”という縛りを設けて歌っていくことに。山崎エリイの「ETERNAL WIND ~ほほえみは光る風の中~」(森口博子)、中島の「粉雪」(レミオロメン)というバラード2曲でしっかりと聴かせた後は、山崎はるかが「ロマンスの神様」(広瀬香美)で再び観客を巻き込んでいった。ステージの出演者たちも一緒になって「ボーイミーツガール!」「フォーリンラブ!」の大合唱だ。
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村瀬が「冬にカラオケでよく歌う」という「深愛」(水樹奈々)で再びしっとりさせると、続くMachicoは「津軽海峡・冬景色」(石川さゆり)をチョイス。「心を込めて歌わせていただきます。聴いてください。Machicoで、津軽海峡・冬景色です……」という演歌らしい前口上から、コブシの効いた歌を披露していた。歌い終わりに空(くう)を見つめる表情まで作りこみ、客席からは「紅白行ける!」という声も聞こえた。
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山本が扇風機とマフラーを駆使して「WHITE BREATH」(T.M.Revolution)の世界観を再現すると、八代は「One Night Carnival」(氣志團)をセリフ込みで再現。続く徳井は、小山たってのリクエストに応えて、μ'sの「Snow halation」をひとりで歌い上げた。イントロでのポーズから歓声が沸き、大サビではアニメやμ'sのライブと同じく、会場のペンライトが白からオレンジに一斉に変化。これには徳井も「感動しました!」と話していた。
モノマネから、いとうかなこ本人が登場
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“冬の曲縛り”の次は、『カラオケMAX』恒例の“モノマネ歌唱縛り”に突入。山崎エリイは「崖の上のポニョ」(大橋のぞみ)を「ポニョ、そうすけ、すき!」から再現し、Machicoは「恋をいたしましょう」(電ボ)を自前のイラスト付きで披露した。そして中島は、サングラスをかけて「少年時代」(井上陽水)を熱演。イントロの「みなさんどうも。井上陽水です」というセリフの口調から、独特のしゃべり方まで再現してしていた。2番からは、前回の『カラオケMAX』で井上陽水のモノマネをしたMachicoも呼び込み、ダブル陽水によるデュエットも実現した。
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山崎はるかの「銀の龍の背に乗って」(中島みゆき)、村瀬の「宙船」(中島みゆき)という中島みゆき2連続と、山本「Rusty Nail」(X JAPAN)に唸らされたあと、会場を沸かせたのは八代。同じ事務所の先輩・森久保祥太郎の真似で「One more time, One more chance」(山崎まさよし)を歌うという荒業をみせた。
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モノマネ縛りのトリは、徳井による「Hacking to the Gate」(いとうかなこ)。いとうの歌い方の特徴を強調して笑いを誘ったが、途中でなんと、いとうかなこ本人が登場するというサプライズが発生。徳井は驚きのあまり膝をついて唖然としていただが、最後は一緒に歌い切った。いとうは1月に発表した新曲「Uncontrollable」も披露し、会場の熱気を最高潮にまで押し上げた。
奇跡のデュエットが多数実現
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最後の縛りは“チーム歌唱”。Machicoと山崎エリイが無機質な表情まで再現した「淋しい熱帯魚」(Wink)で先陣を切ると、中島&八代ペアは「if...」(DA PUMP)をチョイス。中島の完璧な歌と、八代の「どじょうすくいのようなダンス」(小山)のギャップで爆笑を誘っていた。徳井&山崎はるかペアは、ふたりでカラオケに行って練習したという「ライオン」(May'n/中島愛)を披露。向かい合って歌う落ちサビも再現しつつ、迫力のある歌を聴かせていた。そしてトリの村瀬&山本ペアは、まさかの「UFO」(ピンク・レディー)という選曲。ふたりのハイトーンボイスの魅力が余すところなく出ていたほか、ダンスも可愛くセクシーな動きのオンパレードで、女性客からの歓声がやまなかった。
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アンコールは、小山とゲスト8人全員で歌う「世界に一つだけの花」(SMAP)。ラストのサビは小山がしっかりと聴かせ、改めて会場に一体感が生まれたところでイベントは幕を閉じた。小山によると、反響しだいで第4弾の開催も検討するそうだ。声優たちの本気と遊びが入り交じる『カラオケMAX』、いまは公式Twitterアカウント(@karaoke_maxmax)からの続報を待とう。
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取材・文=小林真之輔
1. 小山剛志「2億4千万の瞳」(郷ひろみ)
2. Machico「千本桜」(初音ミク)
3. 八代拓「行け!タイガーマスク」(新田洋)
4. 山崎エリイ「バレンタイン・キッス」(国生さゆり)
5. 中島ヨシキ「きよしのズンドコ節」(氷川きよし)
6. 山崎はるか「生まれてはじめて」(神田沙也加、松たか子)
7. 村瀬歩「Absolute NIne」(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS!!)
8. 徳井青空「プリキュア5、スマイル go go!」(工藤真由)
9. 山本和臣「PERFECT HUMAN」(RADIO FISH)
10. 山崎エリイ「ETERNAL WIND ~ほほえみは光る風の中~」(森口博子)
11. 中島ヨシキ「粉雪」(レミオロメン)
12. 山崎はるか「ロマンスの神様」(広瀬香美)
13. 村瀬歩「深愛」(水樹奈々)
14. Machico「津軽海峡・冬景色」(石川さゆり)
15. 山本和臣「WHITE BREATH」(T.M.Revolution)
16. 八代拓「One Night Carnival」(氣志團)
17. 徳井青空「Snow halation」(μ's)
18. 山崎エリイ「崖の上のポニョ」(大橋のぞみ)
19. Machico「恋をいたしましょう」(電ボ)
20. 中島ヨシキ「少年時代」(井上陽水)
21. 山崎はるか「銀の龍の背に乗って」(中島みゆき)
22. 村瀬歩「宙船」(中島みゆき)
23. 山本和臣「Rusty Nail」(X JAPAN)
24. 八代拓「One more time, One more chance」(山崎まさよし)
25. 徳井青空「Hacking to the Gate」(いとうかなこ)
26. いとうかなこ「Uncontrollable」(いとうかなこ)
27. Machico&山崎エリイ「淋しい熱帯魚」(Wink)
28. 中島ヨシキ&八代拓「if...」(DA PUMP)
29. 徳井青空&山崎はるか「ライオン」(May'n/中島愛)
30. 村瀬歩&山本和臣「UFO」(ピンク・レディー)
31. 全員「世界に一つだけの花」(SMAP)