【今日の編集部】ビター・スウィート・シンフォニー
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1日目・朝の様子
「ラブシャ」こと『SWEET LOVE SHOWER』
先週の金曜・土曜に、ラブシャの1日目と2日目に行ってまいりました。
レポート目的で行ってはいたものの、やはり音楽に満ちた空間、それも富士山麓の大自然の中というのは格別なもので、しっかり楽しませていただきました。参加された方、特に喫煙者の方はどこかですれ違っているかもしれませんね。
さて。今回強く感じたのは、フェスの良いところとして、「発見」という要素があるということ。例えば、ストレイテナーのライブ中に後ろのカップルがこんなことをやり取りをしてました。3曲目くらいのイントロ演奏中の歓声を聞いて「有名な曲なのかな?」「そうみたいだね」。また、5曲目くらいになったときには「かっこいいバンドだね」「うん」。
おじさん、ほっこりしました。
きっと彼らはストレイテナーをよく知らなかったのでしょう。でも参加したフェスに出ていたから聴いてみたら格好良かった。そうやって音楽は広がっていくと思うけど、仮にワンマンだったら彼らは観に行かなかったでしょう。
もうひとつ、indigo la Endのライブ後。おそらくしばらく別行動していた連れと合流した様子の男性。「俺、indigo観てたんだけどさ、すごい格好良かったよ」しばらく会話した後、「……いやぁ、indigo良かったなぁ(しみじみ)」。
会話相手が「そんなに?(笑)」と聞くほど魂を撃ち抜かれてしまった男性。その後も2回くらい「indigoが良かった」主旨の発言を繰り返していました。この方は音源は聴いていたけど、ライブで観る彼らが予想以上に格好良かったというパターンのようでした。
こんな新たな発見に満ちているフェス。丸2日間歩いているかライブを観ているか原稿を書いているかで、正直疲れましたが、それは決して苦しくはなく、むしろ甘いひとときなのでした。
とりあえずトップの画像と下の画像を見比べてみてください。
2日目・夜の様子
まず、初心者・シマザキ(上写真・中央、下写真・右)の表情が雲泥の差です。
かくいう僕も、ちゃっかりセンターに写ってしまうくらいにはテンションが上がっていた模様。よく見ていただくとTシャツもマリリン・マンソンからラブシャTシャツに変わっております。「マリリン・マンソン」から「スウィート・ラブ・シャワー」って、それは地獄と天国くらいの差があるわけで。
やっぱりフェスには特別な力があって、中でもラブシャは文字通り、普段の生活で積もっているたくさんのビターをスウィートに変えてしまう不思議な魅力を持っていて、音楽やアーティストに対する愛=ラブに満ちた空気をシャワーのように身に浴びる……2日目・3日目には霧雨のシャワーをみんなで浴びる(今年は)、そんな空間でした。
……この写真に今まで顔出ししていなかった、アート担当の山岡さんがフツーに写っていることには気づかないふりをして、今日は寝ようと思います。
[風間]