吹奏楽に取り組む教師と生徒たちの笑いと感動の物語 博多座『熱血!ブラバン少女。』初日開幕
-
ポスト -
シェア - 送る
博多座の3月公演『熱血!ブラバン少女。』が本日、3月4日、開幕した。
この作品は、全国トップレベルの実力を誇る福岡の精華女子高等学校吹奏楽部の大ヒットCDをモチーフに、博多座オリジナルの脚本で舞台化したもの。博多華丸演じる熱血コーチのもとで、全国大会を目指す女子高校吹奏楽部の姿が活き活きと描かれる。精華女子高等学校吹奏楽部の現役“ブラバン少女”たちが毎日ゲスト出演し、生演奏を披露する事でも話題だ。
【あらすじ】
12年前、武勝為成(博多華丸)が顧問を勤めていた西北学園吹奏楽部は、コンクールの全国大会に出場するほどの名門校だった。しかし、とある理由で武勝は学園を去ってしまう。以来、吹奏楽部も鳴かず飛ばずの状態に。
吹奏楽部のOGで、今は学園の臨時職員を勤める生島聡美(星野真里)は武勝に吹奏楽部のコーチとして戻ってきてほしいと懇願する。武勝は学園を去ってからというもの、音楽からは遠のいていた。だが、思いがけない出会いが重なり、武勝は再び学園へ戻ってくることを決意する。武勝の独特な熱血指導により、まとまり始めた吹奏楽部はみるみる力をつけ、世間の注目を集めていく。そこへ、密着していた新聞記者が武勝の秘密を嗅ぎ付けてしまう。その秘密とは……。
その初日を前に舞台稽古が公開され、博多華丸らメインキャストによる囲み取材が行われた。
劇中で、女子高生たちを率いて実際の指揮に挑戦する華丸は「僕の方がリードしてリズムをとらなければいけないんですが、女子高生たちの純粋な目で見られると追い詰められてしまいます。カラオケにいった時もリズムをとる練習を重ねているのでカラオケのレベルはあがったと思います(笑)」「女子高生にモテるために5キロ痩せました」と冗談交じりに語ったが、実は吹奏楽部の生徒たちと初めて合同で演奏練習が出来たのはわずか1週間前。これまで指揮の練習を重ねてきた華丸も、生の演奏を前に苦戦。芝居の稽古の合間を利用し、指揮の反復練習に励む様子が伺えた。
華丸は、先週2月25日にフジテレビにて放送された「ENGEIグランドスラム」でも今公演に関するネタを博多大吉とともに披露。「僕が頼んだわけではないのですが(笑)、あのネタは大吉さんが作ってくれました」今回の舞台出演にあたり、大吉は華丸へオリジナルの“楽屋のれん”を贈るなどコンビ愛は健在だ。
また、博多弁のセリフがほとんどの物語の中で存在感を放つのが鳳蘭。お芝居の舞台となる女子高の校長役で、ネィティブな関西弁を流暢に披露し、華丸との漫才さながらの掛け合いも見どころ。そんな鳳蘭は「この舞台は音楽・大道具・演出…素晴らしい要素が本当にたくさん。冒頭に生演奏のシーンがあるが私も涙と鳥肌が止まらなかった。福岡だけではもったいないので、東京は帝国劇場、大阪は梅田芸術劇場でやってほしい、と書いておいてください(笑)」と取材陣へ“校長命令”を発動した。
最後は華丸が「私にも娘が2人いますが、どちらかに吹奏楽をやらせておけばよかったと思うくらい(吹奏楽は)素晴らしい世界。精華女子高校吹奏楽部の皆さんとのコラボは、負けたら終わりの高校野球と同じくらいのプレッシャーですが、1回1回、毎日が初日の気持ちで臨みます」と気合いたっぷりに締めた。
〈公演情報〉
『熱血!ブラバン少女。』
作・演出◇G2
出演◇博多華丸、星野真里、金子 昇、田中美里、宇梶剛士、森田順平、鳳 蘭
宮﨑香蓮、入来茉里、神田朝香、上野 遥/武内由紀子、斉藤 優、是近敦之、松永玲子
ゲスト出演◇精華女子高等学校吹奏楽部
●2017/3/4~26◎博多座
〈料金〉A席12,000円 特B席9,000円 B席7,000円 C席4,000円(全席指定・税込)
インターネット販売:http://www.hakataza.co.jp/