実写版『攻殻機動隊』の全ぼうが垣間見える……映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』日本オリジナル予告編が公開に
映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』 (C)MMXVI Paramount Pictures and Storyteller Distribution Co. All rights Reserved.
4月7日公開の映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』から日本オリジナルの予告編が公開された。
『ゴースト・イン・ザ・シェル』は、士郎正宗氏のコミック『攻殻機動隊』を実写化した映画。脳以外が全身義体の“少佐”が、エリート捜査組織・公安9課を率い、サイバーテロ組織と戦いを繰り広げる姿を描く。原作の草薙素子にあたる主人公・少佐をスカーレット・ヨハンソンが演じるほか、荒巻をビートたけし、クゼをマイケル・ピット、バトーをピルー・アスベック、映画オリジナルキャラクターであるオウレイ博士をジュリエット・ビノシュが演じている。メガホンをとったのは、『スノーホワイト』のルパート・サンダース監督。
公開された予告編は、日本発のコンテンツであるという理由から本国パラマウント・ピクチャーズが日本のためだけにつくったオリジナル版。ヨハンソン演じる少佐や、上司の荒巻、バトーら公安9課の面々が登場する。また、少佐が弾丸をかわして目にもとまらぬ動きで敵を倒していく姿だけでなく、自身の記憶が操作されていたことに気づいていくようすも収められている。実写版『攻殻機動隊』の全ぼうが垣間見える、さまざまな要素が次々と登場する予告編だ。
映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』 (C)MMXVI Paramount Pictures and Storyteller Distribution Co. All rights Reserved.
映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』 (C)MMXVI Paramount Pictures and Storyteller Distribution Co. All rights Reserved.
サンダース監督は同作のストーリーについて「この作品を観るときっと感情的になるよ。もちろんアクションもたくさんあるし、クレイジーで極端な近未来を描いているけど、人間の脳が組み込まれたアンドロイドである主人公が、自分が誰であるのかを探そうとする旅なんだ。サイバーパンクの世界観はキープしつつ、主人公の内面を描いたよ」と解説。また、「実写化にあたって、色彩もこだわったんだ。マンガ、アニメを実写化するのはトリッキーで難しい部分があるものなんだけど、非常に原作に強さがあるし、キャスティング、ロケーション、デザインを一から作り上げて、違和感のない世界観に仕上げたつもりだよ」と作品への自信を覗かせている。
なお、3月16日に新宿で開催される同作のワールドプレミアには、ヨハンソン、アスベック、ビノシュ、サンダース監督が登壇する予定だ。
映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』は4月7日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国ロードショー。
監督:ルパート・サンダース
原作: 士郎正宗「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」
出演:スカーレット・ヨハンソン、ビートたけし、マイケル・ピット、ピルー・アスベック、チン・ハン、ジュリエット・ビノシュほか
配給:東和ピクチャーズ
【ストーリー】
近未来、脳以外は全身義体の世界最強の少佐(スカーレット・ヨハンソン)は唯一無二の存在。悲惨な事故から命を助けられ、世界を脅かすサイバーテロリストを阻止するために完璧な戦士として生まれ変わった。テロ犯罪は脳をハッキングし操作するという驚異的レベルに到達し、少佐率いるエリート捜査組織・公安9課がサイバーテロ組織と対峙する。捜査を進めるうちに、少佐は自分の記憶が操作されていたことに気づく。自分の命は救われたのではなく、奪われたのだと。
公式サイト:http://ghostshell.jp/
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