生田斗真、ゴスペラーズの生歌に「歌、うまっ!」と感動

2017.3.8
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映画『彼らが本気で編むときは、』(公開中)の大ヒット御礼舞台挨拶が3月7日に丸の内ピカデリーで開催され、生田斗真、桐谷健太、荻上直子監督、ゴスペラーズが登壇。ゴスペラーズの生歌を聞いた生田が「歌、うま!」と素直な感想をもらした。

本作は、トランスジェンダーのリンコと恋人のマキオ、そして彼らの前に現れた孤独な少女が、絆を紡ぎながらそれぞれの幸せを見つけるまでの心温まる日々を描く物語。ゴスペラーズがカバーするシンディ・ローパーの名曲「TRUE COLORS」が、本作のイメージソングに抜擢された。

「TRUE COLORS」を生披露することとなったこの日。ゴスペラーズは美しくパワフルなハーモニーを響かせ、会場を魅了した。横で歌に聞き入っていた生田は「歌、うまっ!」と素直な一言。「素敵な歌を本当にありがとうございます」と感激しきりだった。

ゴスペラーズの村上てつやは「今までいろいろな方をいろいろな形で支えてきた曲」と「TRUE COLORS」の印象を吐露。「歌詞を改めて読み直した時、苦しみのなかにいる人が、前を向いて立ち上がる時には“聞き手”がいるんだなと思った。そういうことがこの映画で描かれている人間関係ともぴったり」と本作との相性の良さについて語っていた。

本作で、トランスジェンダーという難役に挑んだ生田。ステージには映画を観た人々からの感想・質問が寄せられたが、「リンコさんの女子力に完敗」「憧れの女性」「とにかくキレイ」といった生田の美しさに関する感想も多かった。生田は「僕のなかで『こうあってほしい』という理想の形をリンコさんに持っていった」と役作りの秘訣を明かしていた。

また、劇中には母子の姿を描く場面もあり、生田が「撮影をしながら自分の母親のことを思った」と告白する一幕も。「母親はいつも僕ら息子たちに唐揚げを作ってくれていた。でも最近になって、母親が鶏肉が苦手だったと知って。一生懸命作ってくれていたんだなと、母の無償の愛を感じた」としみじみと話していた。【取材・文/成田おり枝】