芸術監督・野村萬斎による世田谷パブリックシアター開場20周年記念公演が4月に開催!

2017.3.18
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舞台


世田谷パブリックシアターは2017年4月で、開場20周年を迎える。それを記念して芸術監督・野村萬斎が送る、日本の舞台芸術の「古典ー近代ー現代」を繋ぐ魅力あふれるプログラムが上演される。

萬斎は芸術監督就任以来、狂言師 という自らのアイデンティを活かし 、数々の舞台生み出してきた。

古典の知恵と洗練を現代に還元し、現在の私たちの舞台創造に活かしていきたいという考えから立ち上げた「現代能楽集」シリーズ を企画・監修。シェイクスピア作品を翻案・ 演出した 『まちがいの狂言』 (原作『間違いの喜劇』01 、02 、05 、10 年 )、『国盗人』( 原作 『リ チャード三世』07、 09 年 )、『マクベス』 ( 10、13 、14 、16 年) では 、西洋の古典戯曲を日本芸能ならでは手法や発想で現代に甦らせ、好評を博した。また「狂言劇場」シリーズでは、通常は演劇やダンスが上演される世田谷パブリックシアターに能舞台を立ち上げ、数々の狂言を上演している。

今回、開場20周年記念公演に選んだのは、ユーモアあふれる狂言『唐人相撲』と、萬斎による独舞『MANSAIボレロ』。

狂言『唐人相撲』は、現在上演されている狂言の中で、最も多くの演者を要する賑やかな作品。唐に滞在していた相撲取りが皇帝に帰国を願い出ると、名残にもう一度相撲を見せてほしいと所望される。臣下たちが次々と敗れるのを見た皇帝は、ついに自ら相撲取りに勝負を挑むが…。色とりどりの装束やアクロバティックな相撲の技、また唐音(とういん)という架空の中国語の会話など、ユーモアにあふれる狂言。

『MANSAIボレロ』は、萬斎が長年の構想を経て2011年に世田谷パブリックシアターで初演し、以降、各所で好評を博しているプログラム。ラヴェルの傑作舞踊音楽「ボレロ」と、『三番叟』を軸とする狂言の発想と技法とが結晶し、生まれた珠玉の独舞だ。

撮影:政川慎治

劇場開場記念日の4月5日には、世田谷パブリックシアター友の会会員および世田谷区民を対象とした招待公演「トーク&パフォーマンス『MANSAIボレロ』」を開催。

4月7日(金)~9日(日)は「狂言『唐人相撲』/『MANSAIボレロ』」の2本立て。この作品ではスペシャル企画として、『唐人相撲』の出演者を一般公募する。(詳細はHPにて。)


〈公演情報〉 
 
世田谷パブリックシアターー開場20周年記念公演
「狂言『唐人相撲』/『MANSAIボレロ』」
●4/5(水)「トーク&パフォーマンス『MANSAIボレロ』」
出演◇野村萬斎 ほか ※ゲストは後日発表
●4/7(金)~4/9(日)「狂言『唐人相撲』/『MANSAIボレロ』」
出演◇ 野村万作 野村萬斎 石田幸雄 深田博治 高野和憲 月崎晴夫 ほか「万作の会」、『唐人相撲』唐人公募出演者
〈料金〉一般/S席6500円 A席4000円 高校生以下・U24/ S席3250円 A席2000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉世田谷パブリックシアターセンター 03-5432-1515(10:00~19:00)
発売開始 3月12日(日)

【写真提供/世田谷パブリックシアター 撮影/政川慎治】

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